前後のストーリー
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フィナーレいさみあし | 今回 | ひみつのヒミツ |
ソノイ「ドンモモタロウ…ついに来た…この時が。私はこの時のために生きてきた……そんな気がする。」
タロウ「ソノイ…お前が『脳人』でなければ…俺たちはきっと……」
ソノイ「今日で決着が付く。私か…ドンモモタロウか。なぜ…こうなったかといえば……」
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン27話。2022年9月4日放送。
前話までは夏季ゆえに、カオスな展開は平常運転ながらも実は物語を大きく動かしてはいなかったのだが、製作陣曰く「リミッターを解除」して物語が動き出すスタートとなる。
あらすじ
桃井タロウはソノイから1対1の決闘を申し込まれる。勝負は3日後。対決に向け、ソノイはソノニとソノザを相手に特訓。一方、タロウは普段通りに仕事をし、特に何も準備をしていなかった。決闘当日、鬼頭はるか達、ソノニ達はそれぞれの勝利を祈りながら待つが、タロウもソノイもいつまでたっても戻って来ず…。
主なドンブラ中毒
- 9月に入ったというのに、夏真っ盛りのプール回。海パン一丁でもネジネジ装備の真一や、脳人レイヤーをどこでもドア代わりにするタロウなどは、最早些末なことである。
- プールに飛び込んだタロウの眼前に現われ、いつものスーツを着たまま水中から話しかけてくるソノイ。お互いにゴボゴボ言いながら喋るというシュールな絵面が展開されるが、あとがき曰く前回のソーダぶくぶくが伏線だったという……わかるわけない。
- タロウが水から顔を出すと同時に、カット割りでプールサイドに出るという不気味だけど粋な去り方をするソノイ。でも服はびっしょびしょ。
- 決闘を前に、脳人組は幾度となく真剣勝負の模擬戦を展開。これ自体はギャグではないのだが、丁度前日に配信されたエグゼイドの有名な回と同じロケ地だったため、話題になった。
- その合間に、ソノイは”あるイメージ”を掴むべくビリヤードに没頭する。最初はすれ違ってばかりだった2番の青球と3番の赤球が、やがてぶつかり合うようになっていく。そして青球と赤球は、それぞれポケットに落下していった。
- 模擬戦では、ソノニやソノザの刃が自分に突きつけられると同時に、ソノイのバロンソードも相手の致命の位置に届くようになった。ソノイの覚悟を悟り、「お前、まさか…」「いいのか、それで?」と案じる2人に、「これは私の戦いだ。戦い方は私が決める」と言い残し、ソノイは去って行った。ソノザ「帰ってこいよ!ソノイ」
- 一方のタロウは、心配するお供たちをよそに、黙々と配送員の業務に従事。その真意は…。
- そして迎えた決闘の時…だと言うのに、ソノイが1時間25分待ち続けてもタロウは現れない。おまけに待ち続ける間転がり続けるタンブルウィード。喫茶どんぶらで気を揉むお供たちの前に、「お届け物だ。サインかハンコを」と、平常業務中のタロウ登場。全くいつも通りに、マスターが手配した荷物の配送をしていた。
- 会社に戻って、タロウが黙々と車に荷物を積んでいると、「貴様、何をしている?」と遂に痺れを切らせたソノイがやってきた。しかしタロウは何ら動じる事無く、「同僚が病欠でな、急な仕事が入ってしまった。あんたとの対決は個人的な事。仕事を優先せざるを得ない。多くの人々が荷物を待っているからな」と、社会人としては非常に立派な、しかしヒーローとしては首を傾げるような正論でお返事。
- 見かねたソノイはタロウの仕事を手伝うことに。優しい。
- まるで成長していない迷惑クレーマーこと房子再来。滅茶苦茶過ぎる難癖をつけタロウに絡むが、ソノイが手の甲にキスした事であっさり機嫌が直る。前回に続きイケメンには弱い。
- こうしてようやく一対一の決闘が始まった。先手必勝と斬りかかるも、直前でソノイの異様な気配に気づいて飛び下がるドンモモタロウ。ソノイは端から相打ち狙いであり、自分が命を落とそうと必ずドンモモタロウも倒す覚悟でいたのだった。どう攻めても相打ちになるビジョンしか思い浮かばず、「命を捨てた相手に勝てるのか?」とドンモモタロウはたじろぐ。さあ、盛り上がってまいりましたと思いきや……
- 「ちょっと待ったー!お前がドンモモタロウと戦うなんて10年早いです!」と、また空気を読まなかったジロウが乱入したのを皮切りに、ドンムラサメ、魔法鬼、獣人が次々登場。ドンブラザーズも召喚された上に、ソノニとソノザも加わり、収拾のつかない大乱戦に。
- 「ここは任せて二人で心置きなく戦え」と仲間達に送り出され、戦場から離脱して、まずはお互いの負傷を手当てし合うタロウとソノイ。肩を並べて一時休戦し、友達になれたかもしれない宿敵に対し、言葉を交わす。
ソノイ「どちらが勝っても、相手に思いを残さぬようにしよう。食べ終わった果物の種を捨てるように……」
タロウ「ああ……いや、だが待て。種を捨てればやがて芽が出て再び果物が実る」
ソノイ「では……履き潰した靴を捨てるように……」
タロウ「……わかった」
ソノイ(前の例えの方がよかった……!)
台無しです。
- 遂に対決、そして流れる「月ノミゾ知ル。」。刹那の見斬りのように一瞬で勝負は決まった……がここに来るまでぐだぐだし過ぎて尺の都合感が否めない。相変わらず、前週の予告の根幹を雑に扱うのがお得意。
- そして唐突に現れたドンムラサメが、斃れたソノイを担いで去っていく…ソウレツゲッ(流石に流れませんでした)
- 次回予告の煽り文「女怪盗参上!?またしても巻き込まれた翼!!」
余談
- 脳人たちの模擬戦の最中に、ソノイは右の頬骨の辺りに切り傷を負うのだが、折しも30分前に放送開始した仮面ライダーの新シリーズで、同じような箇所に切り傷を負った重要人物がいた。
関連タグ
月ノミゾ知ル。:挿入歌
ソノニ「お前はソノイ!?
えっ……ソノイなのか???」