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解説

数あるスパイダーマン系作品の中の、70年代に東映が製作した通称『東映版』に登場した巨大ロボット。

主人公・山城拓也が扮するスパイダーマンが搭乗。スフィンクスに似た形状の巨大メカ「マーベラー」から変形する。


その最大の特徴は圧倒的な強さ。

最終ボスを含めたありとあらゆる敵を必殺技・ソードビッカーの一撃で文字通り秒殺している。

最速記録は驚くなかれ、第18話の食虫植物戦で見せた9.5秒。さらに作品外に目を向けるとこれより早い秒殺も多数ある。

この無敵っぷりからついた渾名は「特撮史上最強秒殺ロボ」。しかも出所はファンではなく公式である。


舞台裏

この強さには製作現場のやむを得ない事情があった。


レオパルドンの着ぐるみは高下駄を履いているため、対戦相手の怪人との身長差が出てしまい不釣合いになってしまう。なので、番組初期こそ同画面上の戦闘シーンはあっても、途中からソードビッカーで瞬殺される方式で固まってしまった。


また、高下駄を履いていたせいで激しい動きができなかったという理由もある。

それ以外にも、使用している素材の問題に加えて、補修部品の破損や紛失盗難説もある)といったトラブルのため怪人との格闘シーン自体が新撮できなくなったとも言われている。

放映回によってはロボット形態に変形するまでもなく、マーベラー形態のまま怪人が葬り去られることもあった。


このような事情の中でも玩具の宣伝のために作中でレオパルドンを活躍させないといけなかったので、格好良く登場したと思ったその直後にバンクシーンに突入し瞬殺、などという演出にするしかなかったのである。誤魔化さずに言えば、レオパルドンの最強伝説の実態は現場の混乱が生んだ悲劇に過ぎない

そしてラスボスであるモンスター教授ですら、ソードビッカーで瞬殺されてしまった。


後年、最強伝説の反省点はスーパー戦隊シリーズの巨大ロボ戦において活かされることとなる。


武装

  • ソードビッカー……もはや説明不要。
  • アークターン……角が分離し、ブーメランとなる。敵への攻撃シーンのほとんどはソードビッカーと同じシーンの流用。
  • レオパルドンストリングス……胸から発射する糸で敵の動きを封じる。実際に敵を捕らえたのは第4話のみで、残りは敵が勝手にすっころんでいるようにしか見えない。第2話では「スパイダーストリングス」と呼んでいる。
  • アームロケット……いわゆるロケットパンチ。第3話と第8話で攻撃に用いた他、第31話でキノコンガーを倒した後で麻薬工場の爆破に使用した。
  • 透視光線……目から発射。第4話で殺人ガスに身を隠した半魚人を探索するときのみ使用。
  • レオパルドンパンチ……劇場版で海魔王が発射した魚雷を爆破した。
  • スパイダープロテクター……足の黄色い模様が分離して盾になる。スチ-ル写真のみで、本編では使われていない。玩具(立体物)では付属されるのが恒例。

外部出演

スパイダーバース

2014年から2015年にかけて行われた、本家アメコミスパイダーマンのクロスオーバー企画(並行世界のスパイダーマンが集まる話)にてパイロットと共に登場。

残念ながらソードビッカーを繰り出す前に破壊されてしまう。これには後述の理由があった)。

名誉の極みの初黒星(※1)

しかし、他のスパイダーマン達を逃がす時間稼ぎには成功し、搭乗していた拓也も無事。

これだけでも当時の知名度に比べたら大したものだが、なんとこの時戦った相手は「全宇宙の守護者」たるスパイダーマンを撃破し、そのコズミックパワー(現実改変なども可能な神の領域の力)を総て吸収した大ボスのひとり

敗北はその人物が「パワーを総て費やしても惜しくない」と、ソードビッカーを発射される前に全力で破壊を試みた結果であった。

さらに破壊されたレオパルドンは他平行世界のスパイダーマンたちによって回収、修復・強化されていたため最終決戦にて復帰。若干不利であった所に加勢して、スパイダー軍団は大勝利を収めた

※1

だが注意しなければいけないのは

吸収されて宿主が変わったせいで底なしである筈のコズミックパワーが変質し、力に限界ができており(実際、無尽蔵である筈のコズミックパワーを「使い果たした」と表現している。)、ソラスが使ったコズミックパワーは前任者のピーターより弱体化した物であった。つまりコズミックスパイダーマン本来の力ならばレオパルドンは修復可能なダメージを受けるだけでは済まなかった可能性大である。

さらに本家(正史世界)の全盛期の力であるジ・アザーの力を継承した本家スパイダーマンのクローンはコズミックが敗北したソラスに他のインヘリターズが驚く程に早く勝利しており、単純な力では

本家ピーター全盛期(アザーの能力あり)>ソラス>コズミックスパイダーマン>レオパルドンである

また、マスターウェーバーの紡いだ糸によって物語前半にスパイダーマン達が映し出される中で、東映版もはっきりと姿を現しており、敵は早い段階で東映版の存在を認知していたが、警戒していたのはアザー(本家全盛期の力)、花嫁、嫡子、更に加えてもグレートウェブ(現在の本家)であり、東映版のレオパルドンには無関心であった事からも、ソードビッカーはさておきレオパルドン自身は最強ではない事に注意。


スパイダーゲドン

ソードビッカー発動にはチャージタイムが必要という弱点が判明。しかし同時に、なんとチャージするのはコズミックパワーという恐るべき事実も明らかに(詳細はリンク先)。

諸々の情けない大人の事情から生まれた瞬殺ロボはマーベルユニバースのヒエラルキーを少なからず駆け上がることとなった(あくまでソードビッカーの威力だけの話であるが)。

※チャージ元が本体=レオパルドンの動力であるという疑惑があるが、これはソラスがエネルギー吸収をレオパルドンから行えなかった時点でほぼ可能性ゼロである。

そもそもロボ等も含め、ギャラクタスやヘラルド以外のコズミックパワーは基本別の宇宙(コズミック)では使えなくなるのにスパイダーバース初登場に別宇宙で動けてる時点で動力はコズミックパワーではない。

仮にギャラクタス系統のコズミックパワーとするならば、レオパルドンはスパイダーバース後半で他のスパイダーマンに改良・強化されたのだが、コズミックパワーに強化を施せる技術力がスパイダーマン達にあるにもかかわらずコズミックスパイダーマンのアースを最後のセーフゾーンとしていた時点で矛盾が生じる。

というか動力源がコズミックパワーならば単純に壊されてただけで自己修復ができないなんてあり得ない話である。

レオパルドンがコズミックパワーの元という疑惑はただの疑惑であるといえる。

今回は巨大ロボと言う特徴を生かしてスパイダーマン達を乗せて移動したりする等、基地的な活躍も見せている。

その影響でコックピットが原作と比べてかなり広くなっている等、原作との違いがある。

また、原作では見せなかったレオパルドンからマーベラーへの変形シーンが描かれている。


ゲームウォーズレディ・プレイヤー1

VRゲーム内での大冒険を題材にしたSF小説。かのレディ・プレイヤー1の原作と言ったほうがわかりやすいだろう。

貧乏故に無課金ながらもプレイしていたある少年が、ネットワークを牛耳ろうとする悪の巨大企業との最終決戦に挑むにあたり、ゲームクリアの賞品として提示された巨大ロボのデータの中から迷わずレオパルドンを選んで戦いに身を投じている。

しかしRP1ではアメリカでは知名度が低いとして登場出来ず、アイアン・ジャイアントにその役割を譲った。


余談

  • マーベラーのままで倒された怪人は、魔女猿・爆弾オオカミ・アンコウパト・タイガーポンプ・空爆エイの計5体である。

  • 玩具(超合金)は本家の故郷アメリカでも販売されたが、スパイダーマンとの関連は伏せられた。

  • スパイダーマン関連のメカでは他に「Sp//dr」がある。こちらは曲線の目立つデザインで激しい動きができる小型ロボットであるなど、レオパルドンとは正反対。

関連イラスト

Penny Parkerツイッター楽描き’20(一般編)


関連タグ

スパイダーマン スパイダーバース

東映版スパイダーマン スパイダーマッ

巨大ロボット 変形 マーベラー スフィンクス

ソードビッカー ナイフ / ダガー 投擲

一撃 相手は死ぬ もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな 公式チート


ゴッドマーズ……デザイナーが同じロボット繋がり。こちらもデザインの都合で激しい動きができない巨大ロボットである。


レオパルドン(キン肉マン)……名前繋がり。スパイダーマンの方が瞬殺する方なのに対し、こちらは瞬殺される側。


タランチュラナイト……スーパー戦隊第47作品目のタイトルの王様戦隊キングオージャーの登場人物の1人ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノスが操作するロボット。こちらは完全な蜘蛛の形態から変形する。

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東映版スパイダーマン とうえいばんすぱいだーまん

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