概要
「格闘技世界チャンピオン」とは、東映版スパイダーマン第39話「格闘技世界一大会」で登場したスパイダーマンの口上。
悪の組織「鉄十字団」が、あらゆる格闘技のチャンピオンに挑戦し、強い者は拉致、弱い者は抹殺するという事件を発生させる。
そしてスパイダーマンを抹殺する為に「格闘技世界選手権大会」を開催、スパイダーマンを勝手に参加者にしたビラをばらまいていた。
あからさまな敵の誘いに乗るつもりはなかったが、第31話「明日なき子連れ刑事」で知り合った立花刑事(演:宮内洋)が、拉致された後輩の島本刑事を救出するために乗り込もうとしていることを知ったスパイダーマンは立花刑事を気絶させ、一人で開催地である奇岩島に向かった。
奇岩島に潜入して島本刑事を救出したスパイダーマンだったが、島本刑事は催眠コントロール装置によって操られており、逆にスパイダーマンが鉄十字団に拘束されてしまう。
そのまま格闘技世界選手権大会を無理矢理観戦させられるスパイダーマン。
目の前で怪人マシーンベム「大力士ファイター」とブラジルの格闘家「ブラックアイアン」の試合が行われ、敗北したブラックアイアンは容赦なく首をへし折られた。
「まるでデスマッチだ!」と非難するスパイダーマンを他所に次の試合が宣言される。
対戦者は剣道5段として参加させられた島本刑事と、釵を操る怪人マシーンベム「大鳥人ファイター」であった。
洗脳されたまま迷いなく日本刀を構える島本刑事の代わりに自分が闘うことを宣言したスパイダーマンだったが「本日のメインイベント」として2大ファイターとの戦いを強制されてしまう。
追い詰められたスパイダーマンはスパイダーマシンGP-7を呼びつけたが、電磁バリアによって救援信号が遮断されていた。
2大ファイターによって捕らえられ、洗脳された島本刑事によってトドメを刺されそうになるスパイダーマン。
その時、奇岩島にギターの音が鳴り響く。
「鉄十字団に恨みを持つ、麻薬刑事さ!」
という台詞と共に颯爽と現れた立花刑事は、ギターに仕込んだマシンガンをぶっ放して電磁バリア装置を破壊、続いてスパイダーマン他3人の場所に掃射、その隙をついてスパイダーマンはスパイダーストリングスで催眠コントロール装置を奪取した。
体制を立て直したスパイダーマンは改めて名乗り上げる。
「格闘技世界チャンピオン、スパイダーマン!」
差し向けられた雑魚戦闘員を蹴散らしたスパイダーマンは、改めてスパイダーマシンGP-7を呼びつける。
2大ファイターはスパイダーマンに立ち向かおうとしたが、立花刑事によるギターマシンガンの掃射に怯んだところをGP-7に轢かれた。
大力士ファイターはこの後出てこないのでこの時死亡したらしい。
大鳥人ファイターは巨大化するが、レオパルドンのソードビッカーで爆散した。
洗脳が解けた島本刑事の前で、スパイダーマンと立花刑事は固い握手を交わすのだった。
関連タグ
スパイダーマン(本家):能力を得た当初はプロレスラーとして活動していた(能力を試すために、『プロレスラーのリングに規定時間内居られたら、賞金を得る』というイベントに挑戦している)
チャンプ/オウシブラック(宇宙戦隊キュウレンジャー):彼は格闘技宇宙チャンピオン