概要
通勤時間などに発生しやすい。
かつて師匠のしごきを乗り越えた光の戦士ですら、「それにしても…今朝の満員電車という乗り物はすさまじかった…精神の修行にはもってこいだな!」と言ってしまうほどの負荷が精神的にも肉体的にもかかる。
構図としては、明らかな定員オーバーが発生している場合が多い(本来の定員100%はここまで酷くはない)。※1
ただし鉄道の場合は定員は計算式等で求められた目安の数字であって、航空機や自動車のようにそれ以上乗せてはいけないという規定数ではなく、同一形式であっても、所属会社が違うだけで定員算定式を変えたことで一切の装備変更なく定員が変化した車両がある(JR東海に所属した113系など。国鉄時代の定員128人(中間車)は150人へ変更)。
50年位前に当時の国鉄が陸自の協力を得て通勤電車(定員144人前後)にどれだけ乗れるか試したことがある。最終的に420~430人ほど乗ったというが、1人60kgとして人だけで25.2tの荷重となり、乗車率が計算上300%程度になる。
また、満員電車の(悪い意味での)定番である痴漢や※2、おしくらまんじゅう状態ゆえの窓ガラスへの乳当て(構図的には「ガラス越し」)が描かれる事もある。
転じて、純粋な「ぎゅうぎゅう詰め」の構図や、それによる集合絵にもタグが付くことがある。
地方では人口減で減りつつある・・・と思いたいが、鉄道会社もそれに合わせて便数や車両数を減らしてるのでやっぱり地方でもラッシュは混む。
東京はまだ増えるので諦めよう。なお満員電車の非効率性や一極集中を批判しても非国民と言われるだけなのでさらに諦めよう。ようするにマゾな国民が悪いのである。
2020年には世界的に新型コロナウイルスが大流行したこともあり、東京では過密による空気感染を避けるため時差出勤の要請などの対策が取られたが、乗車する人数が減ったわけではないので実際には元々の通勤ラッシュの時間帯以外も満員電車になる結果となった。
2021年9月には新規コロナ感染者が減ったことにより東京の緊急事態宣言が終了したが、その翌週からコロナ以前と変わらない超過密状態の満員電車が復活している。ちなみに減ったとはいえ未だ毎日数十人の新規感染者と重症者が出ている状態である。
※1:地域によって「混んでいる」という感覚自体が異なり、東京都心では定員乗車程度では「混んでいる」とは誰も思わないであろうが、地方であればボックス席の半分が埋まっているだけで「混んでいる」と感じるケースもある。
※2:300%近い乗車率だと、誰も身動きすら不可能なため、そもそも痴漢やスリのような事自体が不可能になる。
関連イラスト
嬉しい例
嬉しくない例
やりすぎ