概要
「いともたやすく行われるえげつない行為」とは『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するスタンド。
作中の正式表記は「Dirty deeds done dirt cheap」であり、それを荒木節全開で直訳した結果が「いともたやすく行われるえげつない行為」となる。
作中では『D4C』と略されることが多く、スタンドの詳細も「D4C」の記事に記載されている。
以下ネタバレ注意
スタンドの能力は単純に言えば隣り合う並行世界に行き来出来るというもの。
「えげつない」と言える要素としては並行世界から持ち込んだ物はその世界の同一の物と出会うと重なり合って消滅するという特性がある。
スタンドの本体であるファニー・ヴァレンタインのみは例外でこの消滅が発生しない。それどころか、並行世界の自分自身にスタンドを託すことすら可能なのだが実はこの点がある意味ではもっとも「えげつない」点でもある。
このため、ヴァレンタインは並行世界から無数に自分を呼び出し戦うことが出来る上、どれだけ致命傷を負っても並行世界の自分にスタンドを引き継がせることさえ出来れば自分の意思を引き継がせることが出来るとほぼ不死身に近い性質を持つ。
もちろん、これはヴァレンタインが必要ならば自分自身の命すら捨て駒に出来るという並々ならぬ覚悟を持っているが故に成り立つえげつなさだが・・・。
余談
「Dirty deeds done dirt cheap」の一般的な日本語訳は「低賃金で請け負われた汚れ仕事」などである。しかし、ジョジョの影響なのか定かではないが、Google翻訳で「Dirty deeds done dirt cheap」と入力すると「いともたやすく行われるえげつない行為」や「いとも簡単に行われるえげつない行為」と訳される。
Google翻訳「Dirty deeds done dirt cheap」
さらに余談だが、このGoogle翻訳で「Dirty deeds done dirt cheap」と入力する際に、入力候補として「The dirty deed has been done, so cheap love train」と出てくることがある。この文章の日本語訳は、「汚い行為が行われた、とても安いラブトレイン」である。
派生的な使われ方
本来は「いともたやすく行われるえげつない行為」とは前述のスタンドの名称を指すものなのだが、タグとしての使いやすさからジョジョとは無関係の作品に安易に使われる風潮が生まれた結果、pixivでも文字通り「えげつない行為」が「いともたやすく」行われているイラストに対してこのタグが付けられる。というかそっちの用法が多すぎてスタンド名のタグとしてはほとんど機能していない。
注意
このタグの性質上、特定のキャラが酷い目に遭うイラストが非常に多い。大半はギャグだが、稀にガチで悪趣味なものや、思わぬ地雷を踏む可能性もあるので検索する場合は要注意。投稿者側はキャプション等に記載したり、閲覧者側はあらかじめマイナス検索を活用するなどして、互いに不快な思いをしないよう対策を講じることをおすすめする。