前後のストーリー
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むすこ、ににんばおり | 今回 | フィナーレいさみあし |
(僕は変身する……!新しい僕に!!)
つよし「へんんんんんしんッ!」
何故こうなったかというと……
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン25話。2022年8月21日放送。
あらすじ
雉野つよしが担当していた店の業績が悪化。つよしは、上司の山田からクビを言い渡されてしまう。みほには言い出せないつよしは、ガテン系の仕事で働くことに。そんな中、大鬼が出現。慣れない仕事で疲れ切ったつよしは戦うことができず、大鬼を逃がしてしまう。そんなつよしから「ふところの具合が悪い」「首が回らない」と聞いた桃井タロウは、勘違いし……
主なドンブラ中毒
- 「お前が担当していたレストランの業績が急落した。完全な戦略ミスだ」との理由で、山田から散々詰られてクビを宣告されるつよし。ギャグ描写なので現実の法律を持ち出してあれこれ言うのも野暮だが、ともあれあまりのブラック企業ぶり。
- 無収入になって切羽詰まり、「ドンブラザーズとしての給料が欲しい」とマスターに直談判しに行くも、あえなく却下。桃井陣にも訴えに行くが「面会は終わった」と、あっさり逃げられる。見返りを求めたら、それは正義とは言わねえぞ 。
- つよしが工事現場で働き始めた頃、彼をリストラしたために弾避けがいなくなり、責任転嫁する先もないまま社長から叱責された山田は、「次は俺だ、俺がクビになる」「部下が欲しい。有能な部下が……」と大鬼に変貌してしまう。
- 慣れない肉体労働でフラフラのつよしは、心配してくれるタロウにありのままを説明するのだが、タロウは「ふところの具合が悪い」を「おふくろの具合が悪い」と落語みたいな聞き間違いをし、「(金銭的に)このままじゃ将来がないというか、首が回らない」という嘆きも、「母親が首の病気で高額な治療費が必要」と勘違い。少しでも力になってやろうとシロクマ宅配便以外にも出前やゴミ掃除の仕事を始める。
- 真一は学習塾の講師を志望して面接に臨むが、いつもの作務衣姿にネクタイ替わりのネジネジ、履歴書には「中卒で職歴なし」、面接官にタメ口では受かるわけなし。
- ちなみに、履歴書を細かく見てみると、生年月日は2001年3月6日、電話番号は2091-260-3636、住所は東京都王苦市花名(ばなな)2丁目3-6、卒業中学は都内王苦市立木落中と、もはやサルブラザーになるために生まれてきたような出自。おまけに顔写真はわざわざ顎に右手を添えるナルシ感ゼンカイの写り様。そして郵便番号150-0360は当然実在こそしないが、頭の150は渋谷区の一部に該当するため、どうやら王苦市はその辺りにあるようだ。
- やむなく『路上俳人』を始める真一。道行く少女に一句詠んで10円玉を受け取るが、金を受け付けない体質のせいで火傷してしまう。「お金に触れると火傷する」発言は例えではなくフィジカル的なものだった。
- 山田に無茶苦茶な損害賠償を要求されたつよしは、更なる仕事を求めてラーメン屋台を始めるが、つよしと同じく過労で目の下に隈が出来たタロウとはるかがやってくる。咄嗟にメンマとナルトと海苔で杜撰な変装をして誤魔化すつよし。
- それがつよしと気がつかず、タロウは「知り合いのお母さんの病状が悪化していて、もっと費用が必要」と、はるかに説明する。それが自分のこととはつゆ知らぬつよしは、自分の金欠はまだ軽い方だと勘違い。「よーし、僕ももっともっと働いて協力しよう!」と、さらに自分の身を酷使する悪循環に。
- 2人「ごちそうさまでした」
- タロウ「おやじ、うまかった」
- はるか「何点?」
- タロウ「32点だ」
- 2人「ごちそうさまでした」
- その屋台でのやり取りを遠目で見ていて、「何やってるんだろう?タロウさん達」と訝しんだジロウは、事情を知るべく偵察のためにアルターチェンジ……するのだが変身せずとも使える虎的盾鑼。そして
- ジロウ「アルターチェンジッ」(小声)
- 虎的盾鑼「ドーラ!ドラドラドラドラドr」
- とジロウが忍んでても盾鑼のシステムボイスがクセつよでボリューム大である。
- ジロウ「アルターチェンジッ」(小声)
- 「交通安全、交通安全」と言いながら交通誘導員として働くつよし、「ちょっとその言葉はまずい気がします…… 」とツッコむジロウ。
- 火傷防止用のミトンを装着してまで何とか俳句を売ろうとするも、通行人は誰も振り向かず、遂には「ねじねじ売ります」と、首のねじねじを売り出す真一。それでもザルには10円しか入っていない。しかし道端で座って売ってるだけで、なぜ隈ができる程やつれているのか。
- 偵察の結果、「どうやらタロウさん達は互いに仲間の力になるために働いているらしい」と知り、一同の働きぶり(過労ぶり)に感激して自分も加わろうとするジロウに対して 「よせ……奴らに取り込まれるな」 とまさかのツッコミ役となって諌める闇ジロウ。
- スタートもゴール地点もないまま身を削り続け、どんどんやつれていく一同。バイト先を探し回る内に、たまたま4人揃ってつよしがコンサルしていたレストランでバッタリ出会い、たまたまバイトしていた指名手配犯である犬塚翼と遭遇。
- その翼との会話中、疲労困憊で立ったまま寝ているはるか・真一・つよし。
- ここでようやく「つよしの母親の病気」の件が勘違いとわかり、バツが悪そうな顔になりながらも、「これも何かの縁だ。力を合わせてこの店を再建しよう」と、妖怪縁結びの本領を発揮するタロウ。そして「いいだろう、料理の腕には覚えがある」と言って、爽やかに、かつ無意味に白い歯が光る翼。
- キジブラザーがビラを撒き、サルブラザーが子供の相手をし、オニシスターがエプロン姿で料理を運ぶという、「シアターG◯ッソでなんちゃら」とばかりに変身して接客するドンブラザーズ。誰が呼んだかドンブラレストラン。
- タイムサービスに給仕姿の天女を引き連れ、若い衆に神輿を担がせて歌いながら登場するドンモモタロウ。この人達には働いた見返りがあるのだろうか?
- その頃、再度出現した大鬼に、「タロウさん達は今忙しい。今日は僕が一人で相手をする!」と発言をするジロウ。初期は他者の地雷を踏み抜いていたり振り回していた彼が、精神的に成長してきた証拠。
- 脳人が撤退し、大鬼は倒されて大鬼ングになるが、ここで闇ジロウ=ドントラボルトが分裂。「ヒトツ鬼は俺が倒すべきもの!」と自己主張を始め、ゴクウがボルトをなだめる。ドンモモタロウは「はいはいわかった、お前たちやってみろ」と、珍しく戦闘中のバーサーカー気味を抑え、先輩ポジとして(ロボ)ゴクウ達の戦闘を見守る。相変わらずの合体バンク使い回しといい、ボルト、もはやゴクウ(ジロウ)主人の手のかかるペット扱い。
- 虎龍攻神に倒され大鬼から解放された山田は、レストランの業績回復を見て、つよしのクビを取り消して「お前は最高に優秀な部下だな!」と超高速手のひら返し。「これからもよろしく頼む」と言われたつよしは山田と抱き合って喜び、めでたしめでたし……
- ではなく、ナレーションのはるかから「この2人はヒトツ鬼になったことがある。実は気が合う……のかもしれない」と、思い出したくなかった黒歴史=激走鬼のことを蒸し返される。
- つよし「ちょっと、やめてくださいよ!皆、忘れてるんですから!」
- はるか「いや……忘れていないと思う!」
余談
訴えたら勝てると視聴者の間で話題になった即日解雇&個人への損害賠償請求だが、特撮番組で犯罪行為が訴えられなかったケースは存在する。具体的には仮面ライダーゼロワンのお仕事五番勝負における不動産と演説。これらはZAIA側の犯罪が原因で飛電インテリジェンスが敗北しているが何故か飛電側は明確な証拠があるのに裁判を起こさなかった。