前後のストーリー
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン24話。2022年8月14日放送。
あらすじ
桃井タロウは、配達先の女性・東智子に自分の息子だと勘違いされてしまう。人違いだと言っても納得してもらえず、珍しく困り果てるタロウ。彼女は猿原真一にも相談しに来た事があり、それによればひとり息子の耕一郎が家出して帰って来ないため、すっかり元気をなくしているらしい。真一はタロウに「息子のふりをして智子を元気づけてやればいい」と提案するが、あいにくタロウは嘘がつけない。そこで真一はある作戦を考える。
主なドンブラ中毒
- タロウに招集され、用件を聞く真一に「決まってるじゃない。桃谷ジロウのこと……あっ……それから最近見ていないけど、あの謎の戦士」と答えるはるか。加入して約3か月、いまだ問題児扱いで持て余されているジロウはともかく、ドンムラサメは夏休みで話を進められないため休憩中です。
- ちなみに、ストーリーの展開上無理に捩じ込む必要もないのだが、2週連続で脳人もお休み。一応、敵対勢力筆頭のハズなのに……
- 嘘がつけないタロウが息子のふりをできるよう、真一がマイクを通じて声を担当し、タロウはそれに合わせて口パクするという形で耕一郎のフリをするという作戦を実行するが……
- ノートパソコンのモニターを通じてどう見てもゲ〇ドウなポーズで様子をうかがう真一。BGMまでそれっぽい。
- あとがきにて真一の中の人に合わせた音響係の悪ノリと判明。
- いつのまにか協力を取り付けてある耕一郎の友人達。
- タロウは智子の料理やチョイスした服に対し、いつもどおり馬鹿正直に「25点だ!」と採点しようとするため、「にじゅう」と言いかけたところ真一が「二重丸だ!」とフォローを入れる羽目に。…… 親が作ってくれた料理に上から目線で評価をつけるという点でアレな気がするのはツッコんではいけない 。
- 忍者鬼に襲われた子供を、颯爽と駆けつけて助ける犬塚翼。珍しくヒーローっぽい。前回ラストで人の姿に戻れたものの内面は犬のままなのか心配されていたが、特に後遺症などもなかった模様。一部視聴者からは「あ、ポチ(前回犬化してつけられた名前)」とネタ込みの反応が飛んだ。
- 演技を継続しながらだんだん私情に走っていくお供たち。視聴者いわく「CVの素/自我が漏れてる」。
- 散歩中、いつもの自分のペースでつい一句詠んだ真一だが、智子に「俳句なんて趣味が悪い」「年寄りじゃないんだから」とけなされて頭に血が上り反射的に「わびさびとは人々に平和をもたらす偉大なる思想であり美学!」と反論。しかし、 「怠け者の思想じゃないの?」 と偶然にも的確な指摘をされてしまいブチ切れ、「私は降りる!」とボイコット。何やってんの言い出しっぺが。
- フォローすると現代では俳人は高齢者に限った話ではない。このやりとりに視聴者は「こんな毒親っぷりだから家出されたんじゃ……」
- やむなく、今度はつよしがアテレコに挑戦するが、「こんな僕でも結婚したんだ」と勝手に話を膨らませたところ、「親にも紹介できない女だなんて、まあ嫌だ!」と返され、「違うよ!みほちゃんは最高なんだ!」「ママは子どもの頃から僕のやることになんでも反対して」と演技も忘れた素のトークになった挙句、 「騙されてるのよ、あなたは!」 と非難されるに至り、みほちゃん地雷のスイッチが入り、「もういいよ!みほちゃんを悪く言うなら話すことなんて何もないよ!」と席を蹴って退場。何やってんの2号。
- 台詞を聞く限り、つよしの母親も相当の毒親だったことが窺える。つよしの異常なまでの自己肯定感の低さは子どもの頃の家庭環境によるものだろうか?
- ちなみにこの時、智子から指摘された「騙されてる」という言葉があながち間違いではない事を、この時のつよしは知る由もなかった……
- 話の整合性を合わせるために、嫁役としてはるかが現場に出動(この時点で演技以上に楽しそう)が智子からは「あなたが?」と怪訝な表情を見せられる(まあ幼な妻を歓迎する母親は少ないが)。それでも調子に乗ったせいか「私達ラブラブだもんね~」という台詞の返事をタロウ自身が言わなくてはならなくなり、「お……俺達、ラブ……」まで言ったところで、嘘がつけずタロウが死亡。「しまった……」とはるかは頭を抱える。何やってんの3号。
- 散歩中、いつもの自分のペースでつい一句詠んだ真一だが、智子に「俳句なんて趣味が悪い」「年寄りじゃないんだから」とけなされて頭に血が上り反射的に「わびさびとは人々に平和をもたらす偉大なる思想であり美学!」と反論。しかし、 「怠け者の思想じゃないの?」 と偶然にも的確な指摘をされてしまいブチ切れ、「私は降りる!」とボイコット。何やってんの言い出しっぺが。
- 前回分離して和解したはずなのに、またもや闇に乗っ取られてドンブラザーズを蹴散らしながら忍者鬼との戦いに乱入するジロウ/ドントラボルト。
- しかし遂に自分の意思で主導権を奪い返すことに成功し、即座にドンドラゴクウにチェンジ……からの、地面に額を擦り付けての謝罪。つよし/キジブラザー「やり慣れた土下座!」
- そこまではよかったものの、智子との件でイライラしていた真一/サルブラザーは、わざわざサルブラザーロボタロウにチェンジしてから、「今日の私は機嫌が悪い!」と腹パンを食らわせて投げ飛ばす。ひでえ。
- バンクの使い回しとはいえ合体分離するたびに逃げ出そうとして「ハウス!」されるシュールな絵面を生み出すドンロボボルト。
- 母の愛の偉大さを知ったタロウは「あんたに頼みがあってな。肩を揉ませてくれないか」と願い出て、親孝行の真似をする。そして本物の耕一郎が家に戻り、タロウは母子のことを思いながら、「どうか幸せに……」と祈りつつ、智子に聞かせるはずだった「ノクターン」を一人静かに弾くのだった。ドンブラらしからぬ美しいエンディング。
- このシーンについて、公式は「そこに言葉はいらないのだ。自分は消えても、音色は残る、想いは残る。それでいいじゃないか。そう、桃井タロウも言っていた」と「タロウ」のつく他社の特撮の構文を使って解説している。
- その反動が来たが如く、次回予告で早くもカオス回の予感。
余談
東映公式サイトの前回ドン23話のあとがきによれば、サブタイトルの案に『リモートにせむすこ』というのがあったが、「オレオレ詐欺」を彷彿とさせるのでコンプライアンス違反だというツッコミがあり、あえなく却下されたとのこと。もっとも、シロクマ宅配便の営業所まで押しかけてきて、タロウを耕一郎と呼ぶ智子を見たら、同僚たちはタロウがオレオレ詐欺をしていると疑ってしまうようにも見える。
喫茶どんぶらにて真一が使っているノートパソコンは豪田デジタルホールディングス製のものである。