概要
新世紀エヴァンゲリオンの碇ゲンドウがよくやっているポーズ。
彼は基本的に作戦司令室に座り指揮を執っている時、執務室で他人と話したり、直後に何かを考えている時などにこのポーズを取っている。
机に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に持ってくるのが特徴。このポーズを取ると相手からは口元が見えないので、表情を隠すことが出来る他、相手に威圧感を印象づける事にもなる(腕を組むという行為は心理学的に拒絶を意味するらしい)。現実でも圧迫面接でやる試験監督もいたりする。
TV版では一話からこのポーズの下でニヤリと悪い笑みを浮かべていた。
余談
このポーズ以外にも、ゲンドウは普段から徹底的に他人との関わりにおいて威圧感を与えるような態度を取っている。
- 日頃から視線が見えにくいサングラス(新劇場版Qでは完全に目が見えないバイザーに)
- 執務室は照明が暗い上に、天井にはセフィロスの樹という一般的でない内装。更に机の背大窓があり、ジオフロントの光による逆光で顔が見えにくい作り。
(ポーズそのものはゲンドウが起源というわけではないが)劇中のゲンドウの行動もあって裏で何かを企んだりや高圧的な態度をする組織のトップというイメージを視聴者に印象付けた影響は大きく、たまに他の漫画やアニメでも似た構図の演出または完全にパロディとしてこのポーズが使われている。
ストリートファイターの「ベガ立ち」と並んで現実世界でも使ってしまいやすいポーズだが、周りからはあまり良い印象を持たれないだけでなく、長く続けていると姿勢が崩れる原因になるため注意が必要。
また実写映画においては(製作者側がゲンドウポーズを知っているか不明だが)、ゲンドウポーズやそれに近いポーズを登場人物がとる場面としては以下のようなものがある。
- 韓国映画「22年目の記憶」
- 金日成を演じる事になった売れない俳優が「メソッド演技」と呼ばれる「内面まで役になりきる」演技方法の練習をしている内に本当に自分を金日成だと思い込むようになったという内容の映画。
- 主人公である売れない役者は、自宅がそんなにいい家じゃないのに、何故かやたらと高級そうな机を購入し、その机でゲンドウポーズを取る。要は、このゲンドウポーズで主人公が金日成という「役」から抜けられなくなりつつある事を示した訳である。
pixivでは
ゲンドウといったらこのポーズなので彼がの画像も多いが、別の作品キャラがやっているケースも多い。
ポーズを取ると とても悪そうに見える 。あまり実生活で使用するのはおすすめしない。
※余談だがこちらの長官は「指令座り」と呼んでいた。