概要?なんだこれは!
タローマンの危機と共に、ナレーションによって本作の主人公であるタローマンの行動や心理を説明した後に、岡本太郎の思想や哲学を解説し、「そう、岡本太郎も言っていた。」で締め括られる。
ちなみにこの言い回しは、ナレーションだけではなく登場人物も使用することがある(両方の場合もある)。
また、「タローマンは◯◯を許さない」という言い回しも構文として使われることがあり、こちらは「展覧会 岡本太郎展」の物販で公式にも使用されている。「タローマンは、転売を許さない」。
構文の一例はうまくあるな!
- 生き急ぐ現代人に合わせた唐突な勝利と君は思うだろうか。しかし、深く考えこむより衝動こそが大切だ。そう、岡本太郎も言っていた。(第1話)
- タローマンは、気軽な趣味のようなお遊びを許さない。遊びとは、真剣に命のすべてをぶつける行為なのである。片手間に、自分を危険に晒さないで楽しむ。そんなことで本当に充実して生きられるのだろうか。そう、岡本太郎も言っていた。(第5話)
余談
本作と公開が同時期であった『シン・ウルトラマン』では、山本耕史演じるメフィラス星人が口にする「私の好きな言葉です。」が有名になり、一年の中に特撮界隈で様々な構文が頻出する事態になった。
ネット上では、自分の思想や性癖等をこのタローマン構文に繋げる大喜利のようなものが行われており、その結果、岡本太郎は自分が本来言っていなかったことまで勝手に言ったことにされてしまうという一種の風評被害のようなものが生じている。
~使用例~
- 己の主義主張を他人の知名度を借りて語るような行為を、タローマンは許さない。自分が傷付くことを恐れて他人を盾にし、自己満足のために他者を巻き込む。そんな無責任な人間の言葉が誰に届くのだろうか?自分の考えを誰かに伝えたいのなら、自己責任において己の口で言葉を発しなければならない。そう、岡本太郎も言っていた。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』東映公式サイトのドン25話のあらすじ文中にタローマン構文をリスペクトしたと思われる文が登場した。あまりに素早い現役スーパー戦隊からのアプローチに監督も困惑した様子を見せた。
ちなみに、タローマン構文を使用した際(特に文末が「そう岡本太郎も言っていた」の場合)、タローマンがそれに関連することをしなければならないので悪しからず。