「ソコ!クッツクナァ〜!!」
CV:栫良太
データ
身長/196cm
体重/239kg
スキン/バトルダンサー
むかしむかし/真之助は考えていることがたまきにはお見通しだったそうな…。
概要
たまきの彼氏・真之助の「たまきちゃんに元に戻ってほしい」という欲望を叶えるために誕生した、世界モデルのヒトツ鬼。
ベニツ鬼が、忍風鬼に酷似した紅白のカラーリングが目を引くスキン・“バトルダンサー”を身にまとった姿。
頭部は真っ赤に燃える炎に包まれ、胸部は台風を模した白い布に覆われており、運動会の万国旗を模した青、オレンジ、アルファベットのJが描かれた黒、ピンク、赤のエンブレムを身につけている。また、ベニツ鬼の体色と合わせて全体的に見てみると日本国旗にも、台座部分の朽ち掛けた国際オリンピック大会の聖火台にも見える。
変貌時には「繝輔ぅ繝シ繝舌??ェ」(フィーバーJ)の文字化けとバトルフィーバーJのクレストが浮かび上がる。
愛する彼女が恐ろしい怪物になったショックを受けながらも彼女を助けたい一心でどんどん後を追い、目に入ったカップルや邪魔者に躍りかかって放つ黄金の光と共に体内に吸収してしまう。
ただそれ以外の能力は持ち合わせていない上、宿主が戦闘経験はおろか戦っている自覚が全く無いため、撃破自体はさほど難しくない。
それ故にソノシ・ソノゴ・ソノロクら脳人監視隊よりドンブラザーズと脳人三人衆を全滅させる為の道具として、電撃鬼諸共意図的に凶暴化や拘束される等の雑で散々な扱いを受ける羽目へもなった。
活躍
ドン47話
ドンブラザーズと脳人三人衆がこれからの方針を決める会議の真っ最中、たまきに遅れて喫茶どんぶらに訪れた真之助だったが、ふとはるかとソノニを見て彼女達に見惚れてしまう。
しかし、すぐに彼の悪癖に勘づいたたまきに水をぶっかけられて怒らせてしまい、勢いのまま飛び出した彼女を追いかけるも、その先の公園にて彼女が電撃鬼にヒトツ鬼化したの目撃。
愛する彼女が恐ろしい化け物になったショックで欲望が一気に膨れ上がり、自身も世界鬼へと変貌。
「そんな…たまきちゃん…!?そんな……ウッ、ウワアァァ〜!!タマキチャァ〜ン!!」
人を超えた修羅場の鬼と化して、イチャつくカップルを吸収し始めるも、怒る電撃鬼の繰り出した往復ビンタで吹っ飛ばされ、おまけにみほがいなくなって「恋愛」に対して気が立っているつよし/キジブラザーのキックを続け様に喰らって踏んだり蹴ったり。
更には単身で2体を倒そうとタロウ/ドンモモタロウが突っ込んでくる。
すると、「アッ!?タマキチャンニ何ヲスルンダァ〜!!」と電撃鬼を攻撃したドンモモに怒り出し、そのまま口から彼を吸収・消滅させてしまった。
ドン48話
まさかのアクシデントに動揺するドンブラザーズと脳人三人衆。
すっかり興醒めしてしまったソノシの命令を受けたソノロクが放つ、サンゼンコンの光弾の無差別を浴びつつ命辛々逃走するも、たまき/電撃鬼と散り散りなった。
翌日、元の姿に戻れずヘトヘトになりながら捜索を続けていると、目線の先に同じく自身を探す電撃鬼と遭遇。感動の再会を果たし、触れ合って元に戻ろうとする……。
ソノシ「あぁ!マズイわ…」
ソノゴ「あの2人、あのまま触れ合ったら…」
ソノロク「あぁ?元の人間に戻るって事か!?」
すると、ヒトツ鬼ごと吸収したドンブラザーズを消去しようと目論むソノシの吹矢を受けてさらに狂暴にフィーバー。刺激された狂暴性に振り回されて電撃鬼と乱闘を始めてしまう。
その後、タロウとつよしを奪還しようと駆けつけたドンブラザーズと脳人三人衆と交戦し、ソノシの妨害を受けてトドメを刺すのに失敗した翼/イヌブラザーを吸収。はるか/オニシスターも電撃鬼に取り込まれたドンブラザーズ達を撤退に追い込んだ。
しかし、今度は自分達が叩き付けた決闘を有利に進めるための人質としてとある倉庫外に拉致されてしまうが、怪力で鎖を引きちぎり拘束を解くことに成功。
だが、つまずいて転落した所をソノシの放つ吹き矢で再度狂暴化し、自身を倒そうとしたソノニとソノザをも吸収。自分達が知らないままソノシゴロクの邪魔になる存在を消し、ソノイ1人に追い込む事に成功。
元の気質に戻り、漸く再会できた事を喜びながら電撃鬼とハグしていると、勝利を確信してソノシゴロクが油断するチャンスを見逃さず、ザングラソードを手にしたソノイの一太刀を受けて電撃鬼共々敗北・爆散。
これで自分達が取り込んできたドンブラザーズや脳人を含んだ人間達は元の世界へと生還を果たせた。
しかし、すぐさま欲望が暴走して世界鬼ングに変貌。
ドンブラザーズも負けじとゴールドンオニタイジンと虎龍攻神を繰り出して対抗する。
真之助
たまきの惚れていた、いかにも軽薄そうな見た目の男。
詳細はたまき(ドンブラザーズ)を参照。
余談
- モデルとなった戦隊はバトルフィーバーJ。名前の由来はバトルフィーバーJが世界のダンスをモチーフとしているからと思われる。
- 「世界各国から集められた精鋭達が得意のダンスを駆使し、仲間を失う程の凄惨な戦いの中で華麗に舞った」バトルフィーバーに対し、世界鬼が「平和に解決する話し合いの側で、くだらない事で喧嘩して恋人を失いそうになり、自らの欲望に踊らされて鬼になった」と皮肉ったもの。
- 「世界、国家の力が寄り集まっている」バトルフィーバーJをモデルとしたヒトツ鬼が「くっつくなー!」と叫んでいるあたり「寄り添うことを否定する」のが何とも洒落になっていない。
- スーツは忍風鬼の改造&リペイント。左肩の炎の意匠や背中の布は外され、忍風鬼の身体にあった映画のフィルムのディティールを「並んだ国旗」のように見立ててアレンジされている。もっと言うなら、カラーリングと頭の大まかなシルエットがバトルジャパンと同じである。
- 世界鬼と電撃鬼の登場で全昭和戦隊モデルの、そして魔進戦隊キラメイジャーまでの全てのスーパー戦隊のヒトツ鬼が揃った。
- 本編では最後のベニツ鬼ベースのヒトツ鬼となった。
- pixivでは登場以前にオリジナル怪人としてバトルフィーバーJモチーフのヒトツ鬼が投稿されていた。
関連タグ
秘密鬼、恐竜鬼、百獣鬼、魔法鬼、轟轟鬼、機界鬼:ゼンカイジャーモチーフの戦隊モチーフのヒトツ鬼。
海賊鬼、超力鬼、侍鬼、未来鬼:ツーカイザーモチーフの戦隊モチーフのヒトツ鬼。
ステイシーザー、アキバレッド:いずれもバトルフィーバーJモチーフの戦士(後者は非公認だが)。
ボンワルド、ショウガツワルド:前作における2体同時に登場した戦隊怪人。
オニヒゲ怪人:元ネタにおける本編最後の怪人であり、こちらも「鬼」モチーフ。
仮面ライダードライブ:同じく変身者の名前が『しんのすけ』繋がりの特撮キャラ。ただし、こちらは逆にヒーローである。
アナザー響鬼:様々な世界(日本限定)が怪人化した存在でこちらも『○○鬼』と言う鬼のコードネームを持つ。