その後、変身が解けぬまま愛を欲して彷徨っているとドン・キラーを抑える為に出撃したドン・キラー・キラーとの激しい戦いを見届けるドンモモとはるか/オニシスター、そしてマスター/ゼンカイザーブラックと遭遇。更にジロウ/ドンドラゴクウや、ドン・キラーに負わされた怪我を根性とチェンジで完治させたつよし/キジブラザー、真一/サルブラザー、翼/イヌも駆けつけ再度戦闘に発展。今度は巨大なトランプを生成してブーメランのように飛ばして反撃する。

するとドンモモはリュウソウジャーギアとゴールドンモモタロウの合わせ技で金のマントをまとったリュウソウレッドに、ドラゴクウはリュウソウゴールドへとアバターチェンジ。

トランプを細切れにされて攻撃手段を失い、呆然となっていた隙に桃型バリアで拘束され、最期は「抱腹絶桃・フェスティバル縁弩」と「ライトニングドラゴンフラッシュ」の同時必殺技を受けて「幸セ〜♡」と心が浄化、極楽気分に浸りながら爆散・敗北した。

しかし、すぐさま欲望が暴走したことで邪鬼ングへと変貌を遂げ、ドンブラザーズはそれぞれゴールドンオニタイジンと虎龍攻神となって迎え撃つ。

余談

モデルとして使われた戦隊はジャッカー電撃隊であるが、(本編に限定すると)ベニツ鬼とシソツ鬼を除けば初の名前に戦隊名を含まないヒトツ鬼である。恐らく電撃鬼と被らないために、無理矢理それっぽい漢字を当てた結果と思われる。
- 変貌時の文字化けも電撃隊の「髮ｻ謦?嚏」ではなくジャッカーの文字化けである「繧ｸ繝｣繝?き繝ｼ」が表示されている。
- また、大鬼同様名前だけなら一般名詞の「邪鬼」と区別できないため、「どんな名前だ」というツッコミが相次いだ。

もっと見てほしいという欲望から誕生したのはジャッカーが前半のシリアス展開が受けずに低視聴率で路線変更もむなしく、35話で打ち切りになってしまった事へのある種のブラックジョークと思われる。
- 極め付けに追加戦士であるビッグワンに事実上主役を持っていかれた初期メンバー4人を皮肉っているのかもしれない。
  - この辺の皮肉は前作第14カイ！の方がより強調されていたが。

スーツは騎士竜鬼の改造。よく見ると胸部の形状が全く同じでリペイントにより上手くハートマークへと作り変えている。頭部のスペードが剣=騎士の扱う武器という発想もある他、顔はよく見るとスペードエースのマスクを変形させた(バイザー部分が肥大化して、ヘルメットと一体化している)デザインでもある。
- それゆえかドンモモタロウはリュウソウレッド、ドンドラゴクウはリュウソウゴールドに変身したがジャッカーと騎士竜戦隊リュウソウジャーはイエローがいないスーパー戦隊繫がりもあり、前者は最初で後者は本作放送時点で最後のイエロー不在戦隊繫がりも見られる。
- 原典におけるリュウソウゴールドの変身者であるカナロは婚約者を求めあらゆる女性にアプローチを掛けるもそのことごとくが失敗に終わっている、愛と伴侶を得られない男でもあった。しかもアバターチェンジしたジロウは彼女持ちである。(と思われていたが実際は……)
- モチーフ繫がりに関してはリュウソウジャーの敵勢力であるドルイドン族にはトランプにも使われているキングやクイーンがいる。