ルミ(ドンブラザーズ)
るみちゃん
桃谷ジロウの故郷・華果村に住んでいる幼馴染で、外見もおさげ髪が特徴の典型的な田舎娘。家族は母親以外未登場。
ジロウの初登場回であるドン14話にて、ヒーローになる為に上京するのを理由に彼から別れを宣言されるも、冷めた目で受け流すだけで本気にしていなかった。
だが、それもその筈でドン20話にてジロウとこうした遣り取りを小さい頃から何度も繰り返して来た事が判明。
幼少期より彼の同じ言動に毎回付き合わされて来たのなら、いざ上京する場面でも「どうせ何時もの事」とこんな冷めた対応をするのも無理からぬ話であり、そんなジロウの事も上記の台詞にもある通り、「いつまでも子供」と辟易している。
だが、同エピソードで彼を訪ねて上京して来る辺り、何だかんだ言って良き理解者の1人である。
好物なのか登場する際は必ずと言っていいほどアイスキャンディーを食べている。ドン23話では食べていなかったがアイスキャンディー型のアクセサリーをつけていた。
またドン38話の演出を見るに作中で最も料理が上手なようである。
ジロウが上京してから少し経ったドン20話にて、ジロウに東京ツアー巡りを利用して会いに行こうと連絡を入れる···が同話終盤では暑さからかあっさり行くのをやめてしまい、間接的にドンブラザーズを振り回し災難に巻き込むこととなり、実質全ての元凶と化してしまった (事の顛末ははなたかえれじいを参照)。
その後ドン23話にて、ジロウの友人の三増、佐五、八会の3人と共に、里帰りして来た彼を出迎えて同窓会をしたが、東京に戻るジロウを見送る際にスマホの自撮りで見たドンドラゴクウへと、本人が実際に変身して見せた様子に驚愕。
今までジロウからウンザリする程聞かされて来た言葉が、実は嘘ではなかった事を思い知らされる結果となった。
ジロウの下宿先を訪ね、体調不良の彼を介抱した。
ドン38話にてジロウが完治したので筑前煮を残して帰郷。その際、心の中ではテンションの高いジロウに辟易していた。
サツキ(鳥人戦隊ジェットマン):脚本家が同じ過去作品の戦隊ヒーローの幼馴染繋がりな一般人の人物。
アンク:アイスがトレードマークのキャラと言えばこの人物。
これより先、衝撃的な事実が記載されています。
未視聴の方は引き返してください。
ドン44話にて、ジロウはルミちゃんとのツーショット写真を自慢げに見せてくる。つよしもこれをみてみるのだが……
なぜかそこにはジロウしか写っておらず、ルミちゃんの姿は影も形もなかった。
そしてドン45話にて、そもそもルミという人物は存在していなかったことが判明。
そしてジロウの幼馴染である三増、佐五、八会もルミ同様存在していない人物である。
彼らは皆、ジロウを“後継者”とするべく育成していたある人物が見せていた幻想上の存在であった。
そればかりか、ジロウの故郷・華果村自体がとある化け物達の巣窟への入り口であり、ジロウ以外はその化け物しか存在せず、他の村民はルミ同様に幻想上の存在であった事から、ルミの親もやはり存在していない可能性が高い。
ジロウはタロウや翼、寺崎から残酷で非情な現実を突きつけられるも、受け入れられないのかその現実から目を背け、ルミちゃん達と別れて獣人の森へ向かおうとするが...
ジロウが背を向けた瞬間、ルミちゃん達が消え始めた。
そう、寺崎の獣人が消滅した為、ジロウに見せていた幻が全て消滅する時が来たのだ。
受け入れられないジロウの目の前でルミちゃん達は遂に消滅。
ジロウは寺崎達の話が無慈悲にも事実だったことを知り、人知れず泣き崩れたのだった...。
なおルミちゃんを含む幼馴染(とルミちゃんの母親、村民)にはジロウがいない場面の描写もあり、時には心中に抱いている本音を吐露するという、ジロウだけに見せている幻としては明らかに不自然な点も見受けられている。
メタ的な事情としては、この「ルミちゃん達は実在しない」という設定が製作陣の間でもギリギリまで固まっていなかったためらしく、最終的に「こちらの方が面白い」と判断されるまでは、有るものとして撮影されていたとのこと。
本編に合わせたファンの考察としては、幻を生み出している寺崎が凝り性、幻自体が人格を有している、といった意見が聞かれる。
タロウの跡を継ぎドンブラザーズのリーダーとなったジロウ。だが資産家から寄付された屋敷にルミの肖像画を飾り、またメイド達にルミと同じ髪型を強要するなど、いまだにルミの存在を引きずっている様子であった。
その富や名誉でドンブラザーズを縛り付けて傲慢に振舞っていたジロウだったが、タロウの復活という出来事もありメンバーに愛想を尽かされてしまう。ならばと戦闘中にタロウへ襲い掛かるもソノイに阻止され撃退されてしまった。
その後入院した病室で嘆くジロウであったが、そこに現れたのはルミと瓜二つの看護師であった。名札(朝田あかり)を見て別人かと落胆するジロウだが、甲斐甲斐しく世話をする彼女の姿にかってのような穏やかな笑みで答えるのであった。
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