「相変わらず、くだらない美人ごっこか…あぁ、いいのいいの。好きにして…どうせもう死ぬんだから……」(ドン最終話)
演:本橋由香
概要
黄色い装飾の入った軍服のような黒い衣服に身を包んだ白髪の脳人の中年女性。
無表情かつ淡々としており、感情の起伏が少ない脳人の女性。「まぁ、どうでもいいけど。」が口癖で、淡々とした仕事ぶりは脳人三人衆の初期の頃に通ずるが、何に対しても無関心である点は決定的に異なる。当然任務に私情を挟むことなく、相手が人間であろうが同じ脳人であろうが一切の情けや容赦はおろか、手加減をする事すらなく、非常に冷淡な口調や態度で処刑を宣言し、極力無駄を省いた動きで標的を抹殺するという、文字通り、『処刑人』の名に相応しい性格の持ち主。
一方その反面、ソノゴの『この世で一番美しい女は誰だ?』という質問及び問いに対しては、『私だ。』と答えるというナルシストな一面も持っている。
そして、逃げ惑うソノゴから奪った力を利用した戦闘形態を展開すると同時に、ミステリアスな七変化テクニックで瞬く間にソノゴを処刑し、ターゲットを追い込む。
最期はドンモモタロウの最大パワーのザングラソードの一撃でビームを斬り伏せられると同時にあっさり爆散して敗れ去った。
余談
- 名前の由来は「その7」で間違いない。ソノヤ共々、これまでの脳人と違って数字の読みに訓の方が使われている。「ソノシチ」「ソノハチ」では語調が悪いからだろうか。
- 演者の本橋氏は『激走戦隊カーレンジャー』にて繊細ながら姉御肌なメカニック、志乃原菜摘/イエローレーサーを演じていた。これとは別に『MOVIE大戦CORE』や『仮面ライダーアマゾンズ』にもゲスト出演していた。
- 戦隊ヒロインを演じた女優が、悪役になるのは『宇宙戦隊キュウレンジャー』のアキャンバー(こちらもイエロー)以来、顔出しに限ると『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する花のくノ一組の1人サクラ(こちらもイエロー)以来となり、通算4人目である。
- カーレンジャーの敵対組織ボーゾックはギャグ墜ちの結果歴代でも稀有なレベルで人間との和解を果たした(一部ではある「荒くれ者の一人」を引き合いに出して「昔はブルーレーサーがグレたのに、今度は自分の方がグレてしまった」と評された)が、ソノナは処刑人に徹した結果、「ドンブラザーズ」では結果的に数少ない生死不明/死亡キャラ(他には己が消滅させた脳人監視隊と自身の同僚ソノヤ、犬塚が自己防衛の結果の事故で殺害する事となった狭山健児、ドンムラサメに獣人が倒されたことで間接的に殺害されたバスガイド)となってしまった。
- 本橋氏は2021年以降、がんの闘病生活のためスキンヘッド。本作では白髪のカツラ着用でソノナを演じた。翌年の2024年5月31日にがんによって逝去、本作が特撮作品最後の出演となった。
- デザイナーの篠原保氏によると、未登場の怪人態もデザインされており、「悪魔くん」の山田真吾をモチーフにしたものだったらしい。
関連タグ
激走鬼:役者が演じられた25年前の戦隊モチーフのヒトツ鬼。詳細はリンク先。
ボッコワウス/神←ソノナ/ソノヤ→ダグデド・ドゥジャルダン