概要
『忍者戦隊カクレンジャー』第15話より登場する(没脚本では6話のラストに登場予定だった)妖怪のくノ一5人部隊で組織の女性幹部枠。
普段は忍装束だが、「バトル変化」の掛け声とともに戦闘スーツを装着する。スパイ活動から戦闘までこなし、花夢幻や花爆弾、ネコマルの好きな木天蓼を吹き付けるなどの忍術を使う。くノ一ミサイルという乗り物を駆り、銃火器で攻撃するなど忍者とは程遠い忍術を使うこともある。
各メンバーにはパーソナルカラーが定められており、戦闘スーツや忍装束の一部分にあしらわれている。主にサスケ/ニンジャレッドと戦うことが多いが、鶴姫/ニンジャホワイトと戦うことも多く、アヤメを除く4人が彼女とも交戦した経歴がある。
『銀河戦隊ギンガマン』や『暴走戦隊ゾクレンジャー』などのような悪の戦隊であり、『宇宙刑事シャイダー』のギャル軍団の立ち位置に近い。
主人である貴公子ジュニアが倒されてからは、その父である妖怪大魔王に仕え、最終話までカクレンジャーと戦う。
その正体は貴公子ジュニアが飼っていた5匹の猫だった。
メンバー
サクラ
演:咲田めぐみ
パーソナルカラーはピンク。演者の咲田氏は「早瀬恵子」名義で星川レミ / ファイブイエローを演じていた。
アヤメ
演:鈴木真帆(第15~20話)、生間美紀(第35話以降)、吉尾亜希子(後楽園ショー)
パーソナルカラーはブルー。
スイレン
演:本田順子、倉恒由美子(後楽園ショー)
パーソナルカラーはグリーン。
ラン
演:田邊智恵
パーソナルカラーは紫もしくはマゼンタ。
ユリ
演:野口律子
パーソナルカラーはオレンジ。
例外
96年と97年に後楽園ゆうえんちにて公演されたカーレンジャーショーにて以下の2名が登場した。
厳密には花のくノ一組のメンバーではないのだが、一時期ネット上のファンコミュニティにおいては隠れメンバー的な扱いで取り上げられることがあったためこの場で紹介する。
レッドアマゾネス
ビーファイターカブトと共演した96年公演に登場した悪の女戦士。
その名の通りパーソナルカラーはレッド。
常にマスクオフで素顔をさらしている以外は花のくノ一組のバトルスーツ姿と同様の衣装。
ただし、(花にちなんだ名前ではないので当然だが)スーツの胸元には名前の由来となった花の文字が刻印されていない。
また、腰のベルトの左右両端にはそれぞれ赤色の丸いバックルのようなパーツが追加されている。
宇宙を股にかける賞金稼ぎらしく、カーレンジャーを倒すために宇宙暴走族ボーゾックに他の怪人たち共々雇われた。
花のくノ一組同様刀を武器としている。
演者は女性だが詳細は不明。
バラ
97年公演のカーレンジャーショーに登場した怪人。
パーソナルカラーはレッド。
スーツは上記のレッドアマゾネスのものを流用していると思われるが、グローブとブーツは新調されておりデザインが異なる。
また、首から上(マスク)のデザインは花のくノ一組のバトルスーツとはまったく共通点がない。
カーレンジャーを倒すためにボーゾックに雇われた宇宙ストリートファイターの1人。
ストリートファイターゆえに武器は持っておらず、パンチやキックが戦闘スタイル。
レッドアマゾネス、バラ双方のスーツの彩色はこちらのイラストが近い。
忍装束
諜報活動時などの姿。スカーフの色は各人のパーソナルカラーである。
忍装束姿のアヤメ。
バトルスーツ
彼女達の怪人態に当たる姿。
戦闘時に着用するスーツで、「バトル変化」の掛け声で変身する。
戦隊側では見られなくなったレオタード風スーツであり、しかも角度の鋭いハイレグが特徴。
スーツ及びヘルメットの後頭部の色は各々のパーソナルカラーである。
また、ヘルメットの額部には各人の名前の花の彫刻があしらわれている。
バトルスーツ姿のアヤメ
バトルスーツのユリ
バトルスーツのラン
バトルスーツのスイレン
バトルスーツのサクラ
各々のヘルメット
アンダースーツのみ
なお、戦闘終了後にはバトルスーツのままヘルメットを脱ぐ描写が本編で度々見られた。
その際は後頭部にパーソナルカラーのリボンをつけている。
pixivでは、この状態を描いた作品が多い。
余談
- 当初の予定では第3勢力としてカクレンジャー、妖怪軍団との三つ巴の対決が予定されていた。
関連タグ
ガーベラ(カクレンジャー):後日譚である「中年奮闘編」に登場するゲスト妖怪で、容姿が彼女らを思わせるくノ一装束である。
銀河戦隊ギンガマン:いわゆる「悪の戦隊」の始祖で「地球戦隊ファイブマン」に登場した。ただし、こちらは全員男性。