※1998年に放送された戦隊については→『星獣戦隊ギンガマン』を参照(後述する「本家ギンガマン」とは、その星獣戦隊の方をさす)。
概要
「銀河戦隊、ギンガマン!!」
『地球戦隊ファイブマン』に登場する悪の組織「銀帝軍ゾーン」の実質的な準幹部。
序盤において銀河闘士のサポート役などとして登場したゾーンのエイリアンの一部が、第9話「登場ギンガマン」でドルドラの作戦に参加する際に結成。
その際に出身惑星名とギンガマンの名を名乗り、以後、倒されるまでギンガマンを名乗り続けた。
第28話からはシュバリエ直属の部下として準レギュラーとなる。
シュバリエが初登場した際にバックコーラスを務めた他、弦楽器や打楽器を演奏した事もあるなど、音楽の才能に恵まれているようである。
また、第32話では旗持ちを務めた他、第34話ではサメジゴクギンが作り出した人間缶詰の回収も行っている。
「ギンガマンアタック」という合体技も持つが、実力はファイブマンに一歩及ばず、同色のファイブマンとの直接対決では毎回敗北を喫している。
第42話「カンフー魂」では、ヒルアゲハギンがファイブマンから奪ったエネルギーで彼等の変身能力を奪い偽ファイブマンに変身した……が、これが実質的に唯一の白星で、ほどなく生身のレミ先生相手に正体を暴かれ、再度変身可能になったファイブマンに敗れてしまう。
最終決戦直前の第47話「超獣大脱皮」にて、全員ファイブマンに敗れ、シュバリエに別れを告げて爆死するが、その際、シュバリエが怒りを露わにしていることから、シュバリエからの信頼が厚かったことが窺える。
結成された際に個々の名乗りポーズを含むロングバージョンの「銀河戦隊ギンガマン」の名乗りやポーズ、名乗りの際の5色の爆発、最終決戦前にも簡略バージョンの名乗りとポーズを披露するなど、作中での描写はかなり優遇され、後の幾つかの戦隊シリーズに登場する悪の戦隊を定着化させた軍団であるといえる。
MAD動画の世界ではファイブマンを倒したり、ゾーンが作った番組の主役になったりと活躍し、EDパロの動画など、ご意見・ご感想宛先まで作られたものもある。
また過去には、OPムービーに後の本家ギンガマンのOPテーマが使用された作品もあったが、視聴不可能になっている。
メンバー
- 全員が雄のエイリアンであるため、ギンガピンクも男性という他に例を見ないメンバー構成となっている。メンバーの変動はなし。
- ファイブマンに合わせた関係上、本家ギンガマンとは異なり、グリーンがブラックになっている。
- 放送当時、担当声優はすべてノンクレジットだった。
ギンガレッド
声:斉藤茂
マフラーの色:赤
武器:剣
最期:ファイブレッドのVソードで胴体を薙ぎ払われる
ギンガマンの実質的リーダー。バイカン星出身。
頭部に赤いバンダナにも似た帽子をかぶり、体に弾帯を巻いている。
また、第9話で入浴シーンが描かれていることから、バイカン星には入浴の習慣があると推測される。
ギンガブルー
声:広森信吾
マフラーの色:水色
武器:丸ノコに似たギンガフリスビー、コンバットナイフ(第47話のみ)
最期:ファイブブルーのツインフリスビーで胴体を薙ぎ払われる
モノメ星出身。自分の事を「ミー」と言っている。大きな一つ目がどことなくブラックサタンの幹部を思わせる。
ギンガブラック
声:飯田道郎
マフラーの色:黒
武器:右手のハサミ
最期:ファイブブラックの利き腕側から飛びかかり襲いかかろうとするところを、胴体に裏拳を撃ちこまれる
グラチス星出身。
格闘術に優れ、ギンガマンアタックを繰り出す際には敵に飛びかかって攻撃する。
星獣戦隊とは唯一色が被らない。
ギンガピンク
声:山口健
マフラーの色:薄めのピンク
武器:ギンガブラスター、柄の長いレイピア(第47話のみ)
最期:ファイブピンクにキューティサークルで胴体を切り裂かれる
ライトパープルの全身タイツを着用。フジミン星出身。
主要武器であるハンドガンのギンガブラスターは、第41話などで数美先生が奪って使用したこともある。
頭部は、前作『ターボレンジャー』に登場したフジミボーマの幼態の流用。
ちなみに本物の戦隊及び悪の戦隊ひっくるめて見ても男性メンバーのピンクは長年唯一の存在だったのだが、32年後に正義の戦隊で正式な男性ピンクが爆誕した。
ギンガイエロー
声:山中一徳
マフラーの色:黄色
武器:ギンガムチ、植物のような見た目をした杖(第47話のみ)
最期:ファイブイエローと戦い胴体にメロディタクトの一撃を食らう
大きな口を開けているような顔が特徴の、グリンカ星出身の植物系エイリアン。黒いローブをまとう。
ギンガマンアタック
『アクマイザー3』の魔法陣アタックを髣髴とさせる合体必殺技。
威力はファイブレッドにダメージを与え吹っ飛ばすほどだが、第47話にて、このギンガマンアタックでファイブレッドを跳ね飛ばした際に、その勢いを逆に利用してレッドがガロア艦長に斬りかかり、弟妹たちを苦戦させていたガロアを撃退。これが結果的に形勢逆転を呼び、ギンガマンの全滅を早めてしまう。
余談
☆ 「星獣戦隊ギンガマン」とは当然のことながら無関係である……のだが、2011年に公開された『199ヒーロー大決戦』では、ファイブロボとギンガイオーが一斉に攻撃するシーンが観られた。これは「ギンガマン」繋がりから来ている。
ちなみに長谷川裕一著の考察本『すごい科学で守ります!』では、「本家星獣戦隊の方の名前をパクってビビらせようとしたが、肝心の地球での知名度がゼロで気づかれもしなかった」というなんか悲しいオチがつけられていた。
☆ また銀河戦隊ギンガマンが初登場した第9話「登場ギンガマン」に登場した銀河闘士は「ガガーギン」。ガをモチーフにした銀河闘士であるが、本家のOPの「ガンガンギギーン、ギンガマン」という歌詞の元ネタになっているわけではない。
この第9話ではギンガマンの活躍を実況するレポーター役で渕崎ゆり子氏が出演している。
関連タグ
ザ・ハイスクールヒーローズ:「メンバーがすべて男」つながり
太陽戦隊サンバルカン・・・「メンバーがすべて男」つながり(ちなみにこちらは3名)。
花のくノ一組(忍者戦隊カクレンジャー)・・・こちらのメンバーは全員女。
暴走戦隊ゾクレンジャー(激走戦隊カーレンジャー)・・・1話限りの登場ながら、専用のテーマ曲が存在する(OPの替え歌)。
邪電戦隊ネジレンジャー(電磁戦隊メガレンジャー)・・・こちらは終盤にメガレンジャーを苦しめた、より悪の戦隊らしい強敵になっている。
邪命戦隊エヴォレンジャー(爆竜戦隊アバレンジャー)・・・此方も1話限りの登場だが…