CV:岸野一彦
登場話:第9話「登場ギンガマン」
概要
銀帝軍ゾーンの銀河闘士の1体で、紫色の蛾のような姿をしている。
毒の唾液で人間を苦しめる他、瞳から発する怪光線で人間を操る能力を持つ他、鱗粉をばら撒いて攻撃したり、空を飛びながら目からのビームで攻撃する戦法を取る。
劇中ではわざと菓子屋の息子の真一を狙う悪役を演じて銀河戦隊ギンガマンの人気取りのマッチポンプを仕掛けた。そして後日真一をさらって人質に取り、自分とギンガマンが戦う様子をテレビで世界中に見せ付けると同時に、マスコミからのインタビューを通して10億人の人々に集団催眠をかけることで銀河皇帝メドーのシンパに仕立て上げようとした。
活躍
ドルドラとザザの2人と商店街に潜入し、菓子屋の主人である雄介の顔に自身の毒の唾液を浴びせかけると同時に人々を襲い、雄介の息子の真一を野外ステージまで追い詰める。その時、銀河戦隊ギンガマンと名乗るエイリアンの5人が登場し、自分達の前に立ちはだかった。
「私達は、宇宙の平和を守る愛と正義のエイリアンです!」
「宇宙の平和を乱す銀帝軍ゾーン、今日こそ許しませんぞ!」
遅れて駆けつけたファイブマンが見守る中、5人は高らかに名乗りを上げる。
「ギンガレッド!」
「ギンガブルー!」
「ギンガブラック!」
「ギンガピンク!」
「ギンガイエロー!」
「銀河戦隊!ギンガマン!!」
そんなギンガマンにバツラー兵を全滅されると、やむを得ずその場は撤退。ガガーギンの毒も医療班に扮した銀河商人ドンゴロスの配下のサイシアルとフリンダによって治療され、ギンガマンは晴れて街の人気者となる。菓子屋でも「銀河だんご」なる新商品が人気となり、真一もギンガマンとすっかり仲良くなり、ATVのレポーター(演:渕崎ゆり子)まで取材に来てニュースになる程だった。おまけにファイブマンがゾーンの陰謀だと主張しても、町人達は誰も信じようとせず、5人を悪者扱いする始末である。
だが、それこそがガガーギンを使ったドルドラの計画の第一段階であった。
ギンガマンがすっかり子供達の人気者になった所で、ガガーギンは彼等が温泉で裸のつき合いをしているところへ乱入。居合わせた学、健、文矢に催眠術をかけ、真一を拉致してしまう。
そして彼を人質に取って採石場にギンガマンを誘き寄せ、マスコミの衆人環視の中で5人と交戦。バツラー兵を全滅させられ、自身もやられた振りをして真一を解放されると、ATVのレポーターはガガーギンに突撃レポートしようと近づいて来る。だが、それこそがドルドラの狙いであり、インタビューしようとした所を狙ってTV越しにガガーギンの催眠術を世界中の人間に掛け、自分達の手先にしようと言うのが今回の計画の全貌であり、今までのギンガマンの活躍は全てそのためのマッチポンプだったのだ。
駆けつけたファイブマンにその事を指摘されてゾーン側が本性を現すと、ATVのレポーターが撮影する中で5人はそれぞれの色に対応したギンガマンを撃退し、残るガガーギンと対峙する。
鱗粉を撒き散らして5人を苦戦させるガガーギンだったが、ハイパーファイブキックとブラザーアタックの連続攻撃を受け、敗北。
直後にドルドラが呼び寄せたゴルリン8号に吸収され巨大化すると、ファイブロボに襲いかかろうとしてが逆に殴り倒されるも空を飛んで目から発射する光線で反撃する。だが、すぐにファイブロボにつかまれて投げ飛ばされた挙句、超次元ソードの斬撃を受けて怯んだところに刀身を二刀流に分割し、尖った方を相手に投げつけて避雷針にし、もう一つの剣からビームを放つ攻撃で止めを刺されて爆散した。
余談
『百化繚乱[下之巻]』にて、大畑氏は「初期案から採用された1体で、採用に当たってディテールを描き直した」とコメントしている。
ガガーギンの登場した第9話は銀河戦隊ギンガマンの初登場回となった。
声を演じた岸野氏は昨年の『高速戦隊ターボレンジャー』にてヤシキボーマ、コブボーマ、カセキボーマ、フジミボーマ、そしてガンマンボーマの声を演じていた。本編では続く第25話のライオギン、第32話のワニカエルギンそして第35話のヒョウコブラルギンの声も兼任している。