CV:梅津秀行、阿部渡、篠田薫/スーツアクター:福沢博文、三村幸司等
概要
胸部に紋章が描かれた黒い全身タイツに甲殻類の様な肩当てを装着した姿を持つ。更に顔には「×」の字が刻まれており、蟹のハサミの様な剣で武装している。
リーダーとして銀河忍者バツラギンに率いられ、修業を積む事で能力を高めると昇進出来る模様。
過去作品や今後のシリーズの戦闘員の例に漏れず、前線でヒーロー達に倒される下っ端としての定めからは基本的に逃れられないが20年に1度、銀河皇帝メドー以外の構成員の立場が逆転する「さかさまデー」に限り、幹部や銀河闘士よりも偉くなれる。
こうなると普段下の立場で肩身の狭い想いをしている分のしっぺ返しか、幹部に対して命令や死刑宣告を行い、最悪の場合幹部の殺害未遂まで起こし兼ねない行動すら取る始末である。因みにこの一件や初代艦長シュバリエの出現により、ガロア艦長は立場が失われて行く事になる。
第24話ではバツラギンの指導による忍者修行で「六化けの術」や「銀河忍法・煙隠れ」を会得したバツラー忍者が登場している。
バツラー339号
第24話「のろ亀忍者」に登場した、バツラーの落ちこぼれ忍者。
他のバツラー忍者と共に、バツラー族の御神体の周りで歌い踊り、カメに化けようとしたが、中途半端な姿になっただけで、他のバツラー忍者からの失笑を買ってしまった彼はレミに助けられ、
「俺はもうダメだ。バツラー兵として生きていけない」
とゾーンからの出奔を決意する。
「バツラーの命も、人間の命も同じ」とのレミの声に心を打たれた彼は、罠にかかりそうになった兄弟先生を助けるも、自らは身代わりとなって罠にかかる。その際レミに化け、バツラギンに向けて、
「分かったか、俺が落ちこぼれじゃないという事が。もう1つ教えてやる。人間に化ける方法を!…愛だ。愛がなければ化けられん!」
と吐き捨て、最後はレミに抱かれ息絶えた。
なお御神体はバツラー339号が絶命する前にレミが破壊している。
余談
モチーフは甲殻類で、名前の由来も×(バツ)印から。
本編第26話で声を演じる阿部氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となり、続く『鳥人戦隊ジェットマン』でも同じ戦闘員であるグリナム兵の声を演じる事となる。
また、同じく339号の声を演じた梅津氏はガロアどんやエノキラーギンの声も演じていたが、前作『高速戦隊ターボレンジャー』でもかっとび暴魔ズルテン役でレギュラー出演していた。
関連タグ
歴代スーパー戦隊の戦闘員