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ビリオン、久し振りだな。会いたかったぜ。俺達の知恵と技とパワーを合わせれば、ファイブマンなど敵ではない!銀河剣士と銀河の虎、最強コンビの復活だぜ!」


CV:河合義雄

登場話:第3話「挑戦!銀河の虎


概要編集

銀帝軍ゾーン銀河闘士の1体で、全身が甲殻に覆われたを思わせる外見をしている。身体の色は無論黄色いが、ストライプ模様は青い。


「銀河の虎」を自称する銀河剣士ビリオンの相方で、ビリオンに対してタメ口を利く程親しく、本人曰く「銀河最強コンビ」とのこと。

ただし、そう思っているのはどうやらトラルギンだけらしく、当のビリオンは勝つためなら相方である彼すら切り捨てる冷血漢であり、彼のことも単なる駒としてしか見ていない。

と言っても、トラルギンはそんなビリオンの事をそれでも相方として好意的に捉えており、「いつまでも一緒にいたい」とまでうたう始末。最早ヤンホモの域である。


「相手に憑依する能力」の持ち主であり、彼に乗り移られた者は身体を操られるのはもちろんのこと、生命力まで消耗して命の危機に瀕してしまう。劇中ではの教え子であるタケシ(演:井上豪)に憑依して学を誘き出して彼に乗り移るのだが、当のビリオンはトラルギンごと学を始末する魂胆であった。


活躍編集

打倒ファイブマンのためにビリオンに呼び寄せられると、銀河商人ドンゴロスに憑依する形で登場。上記の台詞を発して久闊を叙すと、星川兄弟が教師であることにつけ込んだ作戦を展開する。


ゾーンの襲撃でニュータウン小学校の校舎が廃墟になり、児童達がバラバラになって疎開する中、学達との別れを受け入れられない教え子のタケシに憑依。教え子の肉体である手前、学が手出しできないのをいいことにトラルギンはタケシの身体で襲い掛かる。

やむなく採石場に場所を移し、人間離れした技で学を追い詰めるも、崖から転落した際に学がタケシを助けたことで一時憑依を解除。ビリオンが現れると同時に改めて学に襲い掛かる。

そこへ兄弟達が変身し、ホークアローに乗って駆けつけて攻撃して来ると、学もファイブレッドに変身して応戦する。


ビリオンがバツラー兵をけしかける中、再びタケシに憑依したトラルギンはそのまま退散すると、バルゴールで街に攻撃を仕掛け、その様子をマグマベースのモニターに見せつける。

更にビリオンも「トラルギンに体を乗っ取られた者は、やがて命も消耗してしまうのだ。星川学!この子を助けたくば、1人で変身せずに来い!」と脅迫したため、学は兄妹達の制止を押し切ってタケシの救出に向かう。

学が資材置き場にやって来ると、早速トラルギンはタケシから学に乗り移り、ビリオンの元へと引き寄せる。するとビリオンは次の瞬間、徐に剣でトラルギンごと学を殺めようと斬り掛かって来たのだ。


咄嗟に学から離れたために事無きを得たトラルギン。達4人が駆けつける中、トラルギンが問い詰めると、「ビリオンは俺の動きを封じた上で、お前諸共俺を殺そうとしたんだ!」と学から残酷な真実を告げられる。するとビリオンも「フッフッフ…、やっと分かったか。ファイブマンを倒し、地球を滅ぼすためには手段は選ばぬ!」と、全く悪びれることなくそう言い放った。いかに固い絆で結ばれているとうたっても、悪の絆など所詮は利用し利用されるだけの関係であり、タケシと学のような師弟愛で結ばれた絆に敵う道理が無いのだ。


だが、それでもトラルギンは「ヘッヘッヘ、ビリオン、お前出世して変わったな。だが、俺はお前といつまでも一緒に戦いたいぜ!お前の体、借りるぜ!」と、殺されそうになっても尚ビリオンに対する執着を口にする。「たわけ!誰が貴様ごときに!」と言ってビリオンがバイクに乗ると、トラルギンもそれに乗り込んでその場から離脱。すると5人も変身してホークアローに乗ってこれを追跡する。


負けじとトラルギンはビリオンの体に憑依し、ファイブマンに襲い掛かるもレッドがホークアロー1のホークカノンでビリオンをバイクから落としたため、その弾みで分離させられてしまう。

そうして名乗りを上げたファイブマンと交戦すると、手負いのレッドを追い詰めるもブラックブルーの加勢に阻まれた挙句、5人のブラザーアタックを受けて敗北する。


直後にビリオンが呼び寄せたゴルリン2号に吸収されて巨大化すると、ファイブロボと格闘を繰り広げるもパンチで殴り飛ばされ、ツインカノンの追撃を受けて怯んだ所へ超次元ソードで止めを刺されて爆散した。


余談編集

モチーフはで、デザインは篠原保氏が担当。

『百化繚乱上之巻』によると、篠原氏が最初にサンプルとして描いた銀河闘士の1体である様だ。


声を演じた河合氏は昨年の『高速戦隊ターボレンジャー』にてイヌガミボーマハンコボーマの声を担当していた。次話のゾウルギンや第24話のバツラギン、第34話のサメジゴクギン、第41話のカメレザルギン、そして第43話のテラノTVギンと、後のエピソードで5体の怪人の声を兼任している。


この話でタケシを演じていた井上豪は2年前の仮面ライダー佐原茂を演じていた。


関連タグ編集

地球戦隊ファイブマン 銀帝軍ゾーン 銀河闘士 

ヤンホモ


臨獣クレーン拳ルーツ:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場するヤンホモ繋がりの後輩。ただし、こちらは相方と相思相愛である。

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