登場話:第16話「射てVターボバズーカ」
概要
暴魔獣の1体で、頭部の左右にあり得ないレベルで肥大化した瘤がついており、口から光弾を放って攻撃して来る他、巨大化した時は剣で武装している。
劇中では流れ暴魔ヤミマルの配下としてVターボバズーカの実験をしていたターボレンジャーに襲い掛かり、変身不能になった5人を追い詰めた。
活躍
Vターボバズーカを完成させるために必要なVターボエンジンの実験に成功し、「ヤミマルでも暴魔百族でもドーンと来いだぜ!」と上機嫌のまま帰ろうとした5人。そこへ「お言葉に甘えて」と言って現れたヤミマルにけしかけられて5人に襲い掛かる。口から光弾を発射してVターボエンジンを破壊し、ヤミマルと共に川岸へターボレンジャーを追い詰めると、突然妖精の力を失って白く変色してしまった5人を光弾で攻撃し、そのまま川へと転落させる。
そして用心深く「この目で死体を確認しなければ安心できん」と言うヤミマルの命を受け、川に落ちた5人の追跡に乗り出した。
シーロンの姿まで見えなくなり、変身もできなくなって絶体絶命のターボレンジャーにヤミマルと共に襲い掛かると、山を逃げ回る5人を追撃。ヤミマルと共に挟撃すると、助けに入ったシーロンを光弾で負傷させるが、5人は洞窟へと逃げられてしまう。
その後、変身能力を取り戻そうと、かつて聖獣ラキアが傷を癒すために逃げ込んだ森を目指すターボレンジャーをヤミマルと共に再び追撃。自身の光弾とヤミマルの流星銃で5人を追い詰める。そのままヤミマルがヤミ鎌で止めを刺そうとした時、戦士としての自覚と使命を強く抱いた5人は再び変身能力を取り戻した。
「この地球を守るのは、俺達しかいないんだ!」
力達が再びターボレンジャーに変身すると、戦いの場を採石場に移して5人を攻撃するコブボーマだったが、彼等のコンビネーションアタックを受けて怯んだ所へ、太宰博士が転送した完成品の新必殺武器「Vターボバズーカ」を受けて倒される(ヤミマルは負けじと流星剣で打ち破ろうとするも敵わず、直撃を喰らって吹き飛ばされてしまう)。
直後にヤミマルの放った暴魔再生巨大化光線で再生巨大化を果たすと、ターボロボに剣で斬り掛かるも逆に投げ飛ばされ、ターボカノンで剣を手元から離される。そしてターボパンチで怯んだところに自身の剣を投げ返されて自分の体に刺さり、止めのターボカノンの銃撃を喰らって爆散した。
余談
モチーフは瘤。
『百化繚乱[上之巻]』によると、初期名称は「タンコブボーマ」で、殴られて出来たコブが飛び出して攻撃すると言う没設定が有った。
コブボーマの登場した第16話はVターボバズーカの初登場回であり、10話台で必殺のバズーカが登場する流れは次回作と次々回作でも受け継がれている。
同時にこの第16話では力達が子供の頃、ラキアの森で妖精の魂の光を浴びた事でターボレンジャーとしての変身資格を得た事が明かされており、重要な設定回にもなった。
声を演じた岸野氏は第8話のヤシキボーマの声を演じており、続く第18話のカセキボーマ、第26話のフジミボーマ、第43話のガンマンボーマの声も兼任している。