概要
物語中盤より投入された、ターボレンジャーの必殺武器である大型のバズーカ砲。
それまで必殺技として用いられていた「プラズマシュート」が、流れ暴魔ヤミマルによって打ち破られたことを受け、太宰博士によって新たに開発された武器であり、後述の試作品である「Zバズーカ」、そしてVターボエンジンの出力強化実験などを経てようやく完成に漕ぎ着けた。
使用時にはターボレンジャーの呼びかけに応じ、太宰博士の研究室(物語後半以降はターボビルダー)よりバズーカ本体が即座に姿を現し、さらに動力源として「Vターボエンジン」(※)をバズーカ後部に組み込み、レッドの「Vターボエンジン・ON」の合図と共に起動。
発射の際にはVターボエンジンが稼働し、前部のファンから大気中のエネルギーを取り込み、これを燃焼させて強大な破壊エネルギーを生成。ピンクターボがスコープを覗き、レッド以外の4人が「レディ」、そしてレッドが「マックス」と掛け声を発した後、標的をロックオンする。
実際のバンク映像には反映されていないようだが、設定上ではこの間にブラックがエンジン回転、ブルーが燃焼状態、イエローが圧力、そしてピンクがエネルギー量をそれぞれチェックしているとされる。
これら一連のプロセスを経てバズーカより発射されたエネルギーは、暴魔獣を一撃のもとに粉砕するほどの凄まじい威力を発揮。初使用時にはプラズマシュートと同様にこれを打ち破ろうとしたヤミマルをも吹き飛ばし、その高威力ぶりをまざまざと示してみせた。
(※ レッドターボの専用マシン「ターボアタッカー」に搭載されているものと同一のエンジン。前述の出力強化実験に使用したものは、直後にヤミマルとコブボーマの襲撃に遭って破壊されてしまったため、太宰博士が2基目をすぐさま製作、これがVターボバズーカに使用された)
Zバズーカ
Vターボバズーカの開発に先駆け、その試作品として太宰博士が製作した試作品のバズーカ。
完成形であるVターボバズーカに比べ、見た目からして粗削りなところの目立つものであり、動力源として搭載されている小型エネルギー炉もパワーこそ凄まじいものの、ちょっとしたショックで爆発の危険性があるなど制御の面で難のある代物である。
ヤミマルとダルマオトシボーマの攻撃で窮地に陥ったレッドターボ達を救おうと、洋平と俊介が博士の制止を振り切って持ち出し実戦に投入。ヤミマルたちを一度は撃退せしめたものの、たった一発の発射だけでバズーカ本体は暴発してバラバラになった上、前述の小型エネルギー炉も破損して爆発寸前の状態となり、洋平と俊介がこれを安全な場所まで運ばねばならなくなるという事態に見舞われた。
太宰博士曰く、この小型エネルギー炉の爆発の規模は半径500m以内を吹き飛ばす程であるとのことであったが、これは流石に博士の見立てが過大であったようで、実際の規模は半径50m程度にとどまっている。もっとも、その程度であっても暴魔獣を吹き飛ばすには十分な威力であり、海岸まで洋平と俊介を追ってきたダルマオトシボーマはタイムリミットギリギリのところで小型エネルギー炉を投げ付けられ、その爆発に巻き込まれる形で倒されている。
関連タグ
バイモーションバスター/トリプルバズーカ←Vターボバズーカ→アースカノン