概要
『忍者戦隊カクレンジャー』における戦闘員。
青い全身タイツにムンクの「叫び」の様な歪んだ白い顔をしている。これでも一応貴公子ジュニア曰く「最下級の妖怪」であり、その事もあってか単独行動を取る事は殆ど無く、他のシリーズの戦闘員の例に漏れず一般怪人、ここでは妖怪達の手足となって働く。
言葉を話したり、人間に化ける事も可能で命令が無い時にはドロドロ同士で会話する事もあるので不気味な外見に似合わず意外とひょうきん。よく見ると顔の造形が一体ごとに異なっていたりする。
尚、先述した通り基本的な色は青だが、ヌラリヒョン配下の個体は忍装束、アズキアライの配下は警官の制服と言う具合に従う妖怪によって異なった扮装をしている場合もある。
EDでは歌に合わせてダンスをする彼らの姿を見る事が出来る。
作中では子供の体当たりで弾き飛ばされたり、講釈師のおじさんのビール瓶攻撃で倒される(ビール瓶が粉々に割れる程の強さで殴られたのである意味当然だが)など戦闘員として情けない面も見せたこともある。
他にもサイゾウとセイカイがヌエによって河童の中でも最下級の河童である『へのカッパ』に変えられてしまい、苦戦しながらも諦めずに妖怪として遥かに格上のヌエと戦う二人を見て『最下級繋がり』だからなのか二人を応援したり、ヌエの攻撃と日照りで倒れてしまった二人の頭の皿に水をかけて復活させるといった戦闘員がスーパー戦隊の戦士の味方をするという珍しい事をしたこともある。
一方、サルガミの配下はカクレンジャーの必殺技を完全模倣し、一度は退ける程の強さを見せた。
余談
デザイナーの篠原氏曰く、デザインイメージは「水子の霊」。篠原は当初意識していなかったが、結果的にムンクの絵画『叫び』に似てしまい、名称案が「ムンク兵」となっていた時期もあったとのこと。
関連タグ
忍者戦隊カクレンジャー 妖怪(カクレンジャー) 妖怪軍団 戦闘員
オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー):こちらも人間がいる限り滅びない組織であり、ドロドロという名の忍者をモチーフとした怪人も登場する。
歴代スーパー戦隊の戦闘員