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ダイダラボッチ(カクレンジャー)

げんだいのだいだらぼっち

本記事では、特撮テレビドラマ『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する敵怪人の一体としてのダイダラボッチを取り扱うものとする。
目次 [非表示]

サスケ、お前はずっと俺の体の上にいたのだ。だから何もかもお見通しだったのだ!」


データ編集


概要編集

妖怪軍団に属する妖怪の一体。

妖怪大魔王を兄に持ち、彼のことを「兄者」と呼んでいる一方、当人からはとある事情でとうの昔に兄弟の縁を切られており、彼を含めた妖怪達からも冷淡に扱われている。そのため、妖怪軍団の一員でありながら他の妖怪とは距離を取っており、現代に至るまで姉のヤマンバと共に山奥にて隠遁の身の上に甘んじていた。


原典となった「ダイダラボッチ」は、昔から山に化けるのが得意な妖怪であり、現代においては「グランママの家」というペンション隠れ蓑とし、そこの支配人に化けては、山中に迷い込んできた子供達を食い殺して長らえていた。

妖怪としての姿は、異常なまでに肥大化した両腕と、タイルやチェッカー模様を思わせる四角く区切られた体表が特徴で、頭頂部や腹部・膝などには地球儀のような意匠も見受けられる。また、他の妖怪達とは異なり元来が数十メートルクラスの巨躯の持ち主であり、見た目に違わぬ怪力で敵を圧倒する他、持ち前の高度な幻術を駆使して擬態し、知らずに自らの身体の上にいる相手を巧みに追い詰めてみせることもできる。


作中での動向編集

例によっての妖怪退治の旅の最中、夜の山中で子供達が相次いで姿を消すという怪事件を聞きつけたサスケ達は、その真相を突き止めようとして自分達もまた山中で彷徨う羽目になってしまい、偶然目にした「グランママの家」にて一夜を過ごすこととなる。

しかしそこに住まう、人当たりの良さそうな老婆とは対照的に、支配人は飼われているに興味を示したサスケ達に対しこれをソテーにするのだと告げ、それを可哀想と口にした彼等の前から無愛想な様子で去る等、どこか怪しげな雰囲気を漂わせていた。

そして夜も更ける頃、その鶏達を手にして支配人が山中へ入っていくのを、たまたま目を覚ましたサイゾウが目撃しその後を追うのだが・・・そこにヤマンバが奇襲を仕掛け、変化して応戦したサイゾウは彼女からの攻撃のみならず、不気味な声と共に姿を現したダイダラボッチの前に、敢えない敗北を喫してしまう。


そんなこととは露知らず、翌朝ペンションを発ったカクレンジャーは手分けして山中の捜索に当たるも、セイカイジライヤに、行動を共にしていたサイゾウが偽者であると看破されるや、偽者のサイゾウは本性を現してヤマンバと共に2人を攻撃、そしてダイダラボッチも前夜と同様に彼等を拉致してみせたのであった。

別行動を取っていたサスケと鶴姫が異変に感付き、3人がさらわれ偽者とすり替えられているのを知ると、鶴姫は自ら囮となって妖怪のアジトを突き止めようとするが、やはりヤマンバ達によって囚われの身となってしまい、残るサスケも4人の偽者の襲撃を受けることとなる。

抜け身の術を駆使し、変化して逆に偽者達を退治したニンジャレッドは、偽者達の正体であった等の遺骸のそばに、ペンションの老婆のペンダントが落ちているのを発見。妖怪のアジトが前夜に滞在したペンションであると推測するに至るのだが・・・それも束の間地割れや噴き出す炎と共に、擬態を解いたダイダラボッチがその姿を現したのである。


記事冒頭にも示した台詞の通り、ダイダラボッチは幻術で山やペンションに擬態し、自らの身体の上にいたサスケ達の動向を逐一把握しており、支配人によって殺されそうになっていた鶏達もまた、幻術によって姿を変えられていた子供達だったことが程なく判明する。

一刻も早く仲間達の元へ向かわんとするレッドを妨害すべく、立ちはだかったダイダラボッチは自慢の怪力を発揮し、応戦するゴッドサルダーを大いに苦戦させるのだが、そこにニンジャマンが助太刀に入ったために、彼に後を任せる形でサスケが仲間達の元へ向かうことをまんまと許してしまった。

これにより企みが破綻を迎える中、それでもなお相対するニンジャマンを圧倒してみせたダイダラボッチであったが、弟子の危機に三神将までもが出現すると完全に劣勢に立たされてしまい、師匠等の助太刀に奮起したニンジャマンがサムライマンに変身し、放ったサムライ激怒ボンバーに怯んだところに、無敵将軍の火炎将軍剣とスーパー隠大将軍の鉄拳・フライングフィニッシュが相次いで炸裂。「姉さん・・・兄者ーッ!!」断末魔と共に最期を遂げた。


その死は、一人残される格好となった姉のヤマンバに、カクレンジャーへの強い憎しみを湧き上がらせる格好となり、彼女の怒りを欲していた大魔王の手によってさらなるパワーアップを遂げることにも繋がったのである・・・。


備考編集

デザインは篠原保が担当。原典であるダイダラボッチが巨大な妖怪であるというところから、「じゃあ地球を背負って出てくればいいんじゃないか」との発想が浮かび、しかしリアルな地球を背負うのもアレだということから、地球儀の意匠が随所に盛り込まれたという経緯を持つ。

デザイン画稿の時点でも、既に大きさが強調されていた両腕であるが、造形の段階でよりサイズアップされる形でアレンジされており、両肩・前腕共に胴体よりも大きいものとされている。


CV担当の江川は、スーパー戦隊シリーズへは本作が初参加であり、翌年以降もメタルヒーローシリーズへの連年に亘る参加を経て、1990年代末よりスーパー戦隊シリーズにおいても、半ば常連ともいうべき存在として定着していくこととなる。

人間態の支配人を演じた清水は、こちらもメタルヒーローシリーズなどを中心に度々東映特撮への出演経験を有しており、スーパー戦隊シリーズへは前年の『五星戦隊ダイレンジャー』(厳流寺役)に続けての参加となった。


関連タグ編集

忍者戦隊カクレンジャー 妖怪軍団 妖怪(カクレンジャー)

ダイダラボッチ

妖怪大魔王ヤマンバ(カクレンジャー):前述の通りそれぞれダイダラボッチの兄と姉であり、大魔王は妖怪軍団の首領である。

貴公子ジュニアガシャドクロ):大魔王の実子にして、ダイダラボッチにとっては甥に当たる妖怪


妖怪ダイダラボッチ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する敵怪人の一体。言うまでもなくモチーフを同じくする戦隊怪人であるが、本来のサイズはあくまでも人間大程度という点等、様々な相違点も見受けられる

ゲゲゲの鬼太郎』:同作のTVアニメシリーズ6作目にもダイダラボッチが登場(第85話)し、こちらも本作と同様にCVを江川央生が担当している

ハイプリエステス:『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するスタンドの一つ。鉱物に化けるという特性を持ち、ダイダラボッチと似たような方法(海底に化ける)で主人公達を追い詰めた

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