前後のストーリー
概要
スーパー戦隊第46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン49話。2023年2月19日放送。
最終回に備えて諸々の展開が動き出したり新たな伏線が出たりする。
あらすじ
脳人のソノイ達も加わり、最強となったドンブラザーズ。桃井タロウは9人で特訓を始めようとするがそれぞれ忙しく、残ったのはタロウ、桃谷ジロウ、ソノイの3人。そこにソノシ達が現れ3対3の戦いが始まるがタロウ達が圧勝。
ソノシ達は新生ドンブラザーズに対抗するため「『最強のヒトツ鬼』を作ろう」と、タロウと因縁のある人物に目をつける。
そんなドンブラザーズ達の戦いとソノシ達の様子を陰から見ている人物が!?
主なドンブラ中毒
- 冒頭から前回の戦いのハイライト映像を見ながら、マヌケ極まる大敗の責任を互いに擦り合うソノシゴロク……もとい脳人監視隊。
- それでも「私達の『本気』を見せてあげなきゃね」「そうだッ! 俺達が『本気』を出せばあんな奴らなど一発だぁ!」と意気込むソノゴとソノロク。なんだか急に小物臭くなったな……
- 新生ドンブラザーズの整列及び点呼が完全にグッダグダ。
- そんなところに襲撃してきたソノシゴロク。しかしタロウ達は難なく迎え撃つ。しかも前回の意趣返しと言わんばかりにドンブラザーズ側は目隠しをして戦闘続行。その上そんなハンデがある状態でもソノシ達を圧倒してしまった。
- ちなみにこの時タロウとソノイが目隠しに使用していたのは、いつかの決闘の際、互いの傷の手当てのために使った服の切れ端と手拭いである。あれから大事に所持していたということだろうか?
- ソノイより新たに「ソノシゴロ」という略称を拝命される脳人監視隊。
- ソノシ達を撃退後、公園にて話をするタロウとジロウ。雰囲気が変わったジロウを指してタロウは「普通になった」と評する。
- この時、ルミが作った(とされていた)煮物と、華果村で寺崎から振る舞われた煮物の味が同じであることがタロウから指摘される。ルミが作ったとジロウが思い込んでいた煮物は、寺崎から教わった煮物を、ジロウ自身が無意識に真似して作ったものだった。
- 辛い現実を乗り越え生まれ変わったジロウと、ドンブラザーズに合流したソノイは改めてタロウとの決着を望む。しかしタロウは「誰が強いかなんてどうでもいい」と、彼らしからぬ気のない返事をする……
- みほの一件から自分を見つめ直すため、引っ越して全てをやり直すことにしたつよしは、山田部長に退職願を提出する。
- 最初は強がってか罵詈雑言を吐き退社を促す山田。しかし、去っていくつよしを見て堪え切れなくなり、泣きながら本音を打ち明けつつ引き止め、抱きしめる。
- 山田「やっぱり嫌だ……!お前がいないと寂しいよ!」
- 普段のつよしに対する山田の対応から、周りの社員も困惑しつつも拍手をする。
- この二人は過去どちらもヒトツ鬼になったことがあり、本当は似た者同士なのである。自分には何も無いと卑下を繰り返してきたつよしの存在を「みほちゃん」以外で初めて明確に肯定してくれたのは、同じ過去を持つ山田だったのだ。
- なお、公式ブログにおいてはこの山田とのやり取りはつよしにとって最終回での描写に繋がるターニングポイントとのこと。事実つよしは山田の言葉に感極まり、「部長〜!」と号泣しながら抱きしめ返している。
- そんなつよしの前に現れた翼は、改めて夏美を紹介し、3人で話し合おうとする。
- 翼としては、みほのことを忘れて、本当の意味で立ち直り、以前の優しい人物に戻って欲しいという想いからの行動だったようだ。影から見守っていたソノニは「仲間のことが心配なのか?優しいんだな……」と好意的に解釈していたが、視聴者からは「逆効果では?」「当てつけにしか見えない」と指摘されていた。
- ちなみにドン49話放送後にYouTubeにアップされた翼、つよし、みほ/夏美の演者達による三者対談の動画中にも、このシーンについてつよし役の鈴木浩文氏も「元カノを紹介された感覚」と例え、「マジ地獄でした」「台本呼んだ時『何してんの!?井上さんどうした!?』って思った」「『なんでわざわざ紹介しにきた!?』と思いました」とツッコミが耐えず、果ては翼役の柊太朗氏も「俺も動機がわからなかった……」と困惑していた。
- ドン50話放送日に行われた、ソノヤ役の村上幸平氏と脚本の井上敏樹2人によるツイキャスの質問コーナーにてこの話題に触れ、井上氏は演者の反応を「アイツ等まだまだだな」とした上で、翼がつよしに夏美を紹介した理由を二つ挙げている。一つは「今後、翼と夏美が街中で一緒にいる所をつよしが見たら彼が辛くなるから、先に夏美を紹介して一気にカタをつけようとした」、二つ目は「夏美がつよしに会わせるよう翼に頼んだから」としている。
- 井上氏は演者の反応について、鈴木氏が地獄と称した事について「(鈴木氏は)つよしになりきってるから、辛いのは当然」、柊太朗氏の翼の行動の動機が分からない事については「自分が翼の立場なら、そのやり方はしないだろうから」と分析していた。
- 翼としては、みほのことを忘れて、本当の意味で立ち直り、以前の優しい人物に戻って欲しいという想いからの行動だったようだ。影から見守っていたソノニは「仲間のことが心配なのか?優しいんだな……」と好意的に解釈していたが、視聴者からは「逆効果では?」「当てつけにしか見えない」と指摘されていた。
- そんな中、巡回中のズッコケ警官……いや、朝田刑輔警察官に発見された翼。慌てて、逃げようと夏美に手を伸ばすも、夏美は翼の手をとることを拒否。そんな夏美の態度に何かを悟ったかのように、翼は一人逃亡。応援に駆けつけた警察官や刑事達に取り押さえられそうになるも、ソノニに助けられ、一緒に逃亡する。
- 一方、帰ろうとするつよしに対して「もう少し……一緒にいてもいいですか?」と言う夏美。ここへ来てまさかのNTRフラグ……!?
- 次々と応援に来るパトカーに対し、怪人態に変身し二重弓コンドルアローを射掛けて爆破し、「覚えておけ!二度と……犬塚翼に手を出すな!」と恫喝するソノニ。ちなみに乗っていた警官達は全員脱出して無事だった。
- 翼から「やり過ぎだ!」と怒られながらも、手をとられる形で、共に逃げるソノニ。何やらこちらも少しずつフラグが……
- ちなみにこのシーンが行われたのは、かつて翼が夏美に指輪を渡した教会の前である。
- 翼から「やり過ぎだ!」と怒られながらも、手をとられる形で、共に逃げるソノニ。何やらこちらも少しずつフラグが……
- 引っ越しの準備中であったつよしの家を訪れた夏美。みほ=鶴の獣人との思い出を「全部夢だった……そう思って忘れないと……」と自嘲するつよしに対し、「私も同じ夢を見ていました」と自分が獣人に成り代わられていた間の『みほ』としての記憶があることを語る。二人の写真を見つめ「この部屋であなたと生きて、楽しかった」と回顧したかと思いきや、突然つよしを抱きしめる。
- ここへきて、先がますます見えなくなってきた通称『なつみほ問題』……ホントここからどうやって解決するっていうの?次回、最終回なんだけど……?
- 直接対決では敵わないと踏んだソノシゴロは、次なる手として『最強のヒトツ鬼』を送り込むことを考え、何度もヒトツ鬼になったことがある”忍者魔法冒険星獣(未遂)おじさん”こと大野稔に目をつける。
- ソノシゴロ曰く、タロウ達に勝てなかったのは「まだ全然本気を出していない」とのこと……あのぉ……でしたらさっさと本気を出してください……
- 「本気を出すのは勿体ない」ということで、ソノシゴロはどこぞの有名なダンスを模した動きで、ヒトツ鬼の欲望を暴走させる効果のある吹き矢を大量に大野稔に撃ち込み、最強のヒトツ鬼・王様鬼を誕生させる。
- 王様鬼が分身してカオスになる戦場、(特にソノシゴロが)フルボッコにされる中タロウが一気に1人で殲滅……尺の都合?
- 王様鬼との戦いの後、介人の発案で喫茶どんぶらにてタロウの誕生日会がサプライズで行われることに。
- しかしタロウの実際の誕生日はまだ先。介人は「勘違いしていたようだ」と言うも、せっかくだからとそのまま誕生日会を前倒しで行うことに。仲間達に祝福されるタロウの脳裏に、ふと孤独だった幼少期の思い出が過ぎる……
- お供とジロウ達を代表してはるかから、脳人三人衆を代表してソノイからそれぞれ枕と箸のプレゼントを貰うタロウ。どちらもタロウの性格を考慮した実用性のあるものである。
- ちなみにこの時、はるかは小さいパーティ帽を鬼の角のように2つ被っていたり、真一はタロウの誕生日だからか赤いねじねじを巻いていたりする。
- 最終回直前に死ぬ主人公とそれを喜ぶ仲間たち。以前のタロウは幸せというものがわからなかったが、今は仲間達といることを幸せだと感じていた。そのことを指摘されたタロウは咄嗟に否定するが、直後に脈が止まったことで皆に本心が伝わる。
- つよし「脈がない……死んでます!」
- 「「やったー!!」」
- はるか(い……いいのか?このオチ)……ソゥレツゲッタッパァリスタァレッ♪
- その一方で何度も絡まれてるはずのソノシゴロクのことを何故か忘れていたり、自分のキャラがブレるような言動をとっていたり、かと思えばそれを指摘されては「そうだったな……それが俺だった」と無気力そうな声で再確認したりと何処かタロウの様子がおかしいようだが……?