概要
時計草(トケイソウ)とはトケイソウ科トケイソウ属(Passiflora)の植物。蔓性の種類が多く、和名に「ソウ」とつくが、幹が木質化する種類もある。原産地は熱帯アメリカで、色は白、紫、赤、ピンクである。
トケイソウ属の種の数は約500以上にのぼる。南国の果物「パッションフルーツ」もトケイソウ属の植物で、和名を「クダモノトケイソウ」という。花卉として栽培されるトケイソウの実も食べられるが、美味しくはない。
文化的な扱い
花言葉は「信心」「宗教」「信仰」「宗教的熱情」「聖なる愛」。
特異な花型により、時計に見立てられ和名がついたり、十字架や茨の冠に見立てられ、英名「パッション・フラワー」(イエス・キリストの受難の意味)がついたりしている。
- めしべ・・・十字架にかけられたキリスト
- 副花冠(濃い紫の線状の花弁)...後光が差しているところ
- 後部の10枚の花弁...キリストに従った10人の使徒