- オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草
- チュンソフトのゲーム(サウンドノベル)。及びそれに関係する小説、映画
- ゲームフラワーナイトガールに登場した、この植物をモチーフとした擬人化キャラクター。オトギリソウ(花騎士)参照。
弟切草(植物)
日本全土から朝鮮半島、中国大陸の草地や山野に自生し、夏に黄色い花を咲かせる。
平安時代の花山天皇の治世の頃、この草を原料とした薬の秘密を恋人にばらした弟を鷹使いの兄が刀で斬り殺し弟の血痕がその草の花にこびりついた、ということからこの名が付いている。
その為、花言葉にはヒガンバナと同等のネガティブな意味合いを持つ物が多い。
学名:Hypericum erectum
和名:弟切草(オトギリソウ)
別名:小連翹、鷹の傷薬(タカノキズグスリ)、血止め草(チドメグサ)
恨み、秘密、迷信、復讐
トリビア
ナチスドイツに攻め込まれた第二次世界大戦当時のソ連軍の自走砲であるSU-152の愛称は「ズヴェロボーイ」(Зверобой)。
「ティーガー」や「パンター」といった動物名の付いたドイツ戦車を撃破する火力を持っていて活躍したが、「ズヴェロボーイ」(Зверобой)には「猛獣ハンター」の意味のほかに「弟切草」の意味があり、花言葉の「復讐」と合わせて考えると因縁を感じさせる。