CV:三瓶由布子
概要
『キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜』に登場するキュアドリーム。
第2話で大人になった夢原のぞみが変身する。
コスチュームと大まかな能力その他は現役当時(『GoGo!』)から変化していないようだが、変身者が成人している精神状態での変身故か、現役時代より思いっきりが良くなったり、激しさが行動に出るようになっている他、戦闘センスも明らかに、現役時代よりも洗練されたらしき描写が見られ、現役時代には使用していないパンチ系の新技(パンチ技を持つ近年の後輩などの影響か?)も使用している。また、肉体的には往年(『GoGo!』当時)の年齢にまで若返っているらしく、キュアエースやキュアフェリーチェなどと逆パターンの二段変身である模様。(自覚は無いが、のぞみは戦闘の際、現役時代と同等以上の激しい動きをこなしていた。学生時代より体を動かす機会が確実に減っているであろう大人の体で同じことをした場合、翌日以降に筋肉痛が襲いかかるのはほぼ確実であり、次回予告ではかれんにその事を心配されていた)
のぞみ当人からすれば、現役時代からは十数年ぶりの変身・戦闘のはずだが、一瞬、動きを確かめる動作をした後は往年と何ら変わらぬ動きとカンの冴えを見せ、十八番にして、彼女の代名詞たる『プリキュア・シューティングスター』も躊躇なく使用に踏み切るなど、その戦闘センスとカンの冴えは往年から微塵も衰えていない歴戦の勇士ぶりは健在であった。
シャドウの群れを蹴散らす際に顔一面が黒く塗り潰された中で、真っ赤に燃える目が残光の尾を引く描写があるなど、ただならぬ雰囲気を纏っており、成人している故の責任感の強さと戦士としての完成度がより高くなった様子が窺える。
現状では苦戦無しでシャドウを撃破しており、キュアアクアとは対照的に、変身者が10年単位でブランクがあるにも拘らず、往時と変わらぬ戦闘技能を維持している様子が描かれている。なお、変身の解除は以前と同様に、変身者の任意で行えるようである。
戦闘後、もしくは非戦闘時でも突如意識を失い倒れることもある。(ココ曰く、プリキュアに変身し続けるのは危険とのこと。この時、タイムフラワーの花が開く)
必殺技
必殺技その他に関しては基本的に往時と変わりないようであるが、新技も編み出した模様。
- プリキュア・シューティング・スター
- 腕をクロスさせて光を纏った上で、自ら敵に突進して貫く現役後期以降の十八番にして代名詞。(使用の際には、久方ぶりに『GoGo!』当時のバンクアニメーションがフルサイズで使用された。(演出の都合により、この技のアニメーションは長らく簡略化されていたため、フルサイズでは本当に久方ぶりであった。)
- パンチ系の新技(仮称)
- 俺のこの手が光って唸る!と言わんばかりのモーションで放たれた新技。発動の際にはグローブの蝶のレリーフが輝き、拳をピンク色の光が包み込む。現役時代には使用していない、完全新規の必殺技である(後輩の十八番であるパンチ技と同じ系統に分類されるであろう)。
- 手刀(仮称)
- 第七話にて使用した手刀による攻撃。プリキュアの手刀と言うと、後輩を連想するが、想い人の中の人繋がりで何物をも斬り裂く大いなる聖剣だろうか。これまた現役時代には使用していない新技である。
- 描写はされていないが、おそらくは『プリキュア・ドリーム・アタック』なども以前と同じように使用可能だと思われる。新技の開眼により、遠近双方に隙が無くなったと言える
- いくら主役キュアであるとはいえ、一度は主役の座を退いたキャラが完全新規の必殺技を引っさげて主役に返り咲くというのは、当然ながらシリーズ初の快挙である。(他作品にまで視野を広げても、客演の際に新技を披露した仮面ライダーV3がいる程度である。彼はあくまで客演であるため、主役に返り咲いての新技の披露は本当に快挙である)
反響
本作においてのぞみ達が変身するかどうかは第2話放送まで伏せられていた(このためプリキュアシリーズ全体として異例の第1話での変身のないシリーズにもなっている)事もあり、「オトナ」という題に反して「中学生時代に若返って変身する」のは多くの視聴者に衝撃を与えたらしく、「大人のままで変身するんじゃないの!?」という趣旨の感想が多く見られ、Xでは第2話放送終了後「大人のまま変身」がトレンド入りしたほど。
もっとも、変身シーンや必殺技のバンクも『GoGo!』当時のものであった事もあり、評価自体は高く、「あの頃のキュアドリームがまた見られて嬉しい」という趣旨の懐かしむ感想も多かった。
その一方で、本作品のテーマの一つにSDGsも含まれていることから、「変身バンクも使い回してSDGsに配慮している」と言われる事もある。
実況を巡回してこれを知った舞の中の人曰く「SDGsに配慮した変身バンクっていうの面白いからやめて笑」
関連タグ
キュアフラワー/花咲薫子:往年の状態に若返る形で再変身したプリキュアの前例たる人物。
キュアエース/円亜久里:ある意味こちらも存在自体が若返った上で変身している。
キュアマジェスティ/エル:放送日の翌朝に登場するプリキュア。赤ちゃんから一時的に急成長する形で変身するプリキュアであり、奇しくも日を跨いで全く正反対の変身をするプリキュアが登場する形になった。