概要
『戦姫絶唱シンフォギア』および『戦姫絶唱シンフォギアG』において、立花響が自らのシンフォギアであるガングニールに支配され、抑えきれない破壊衝動により正気を失って暴走した状態を指す。
作中では感情の昂ぶりや他の聖遺物との接触、怪我によるガングニールの制御不全によって暴走状態に陥っている。
暴走時は圧倒的な力を発揮するものの、行動に残虐性が露わになったり、敵味方の分別が付かなくなったりしており、文字通り手がつけられなってしまう。
なお、大別して2段階の描写が見られる。
第1段階
口蓋を除いて顔が黒く塗り潰され、目が赤い丸で表現される。
ちなみにこの顔はねんどろいどでもバッチリ再現されている。
第2段階
顔だけでなく、全身が黒く塗り潰される(戦姫絶唱シンフォギアGからは輪郭線が赤で表現されるようになった)。
また、牙を剥き出しにして指先が爪のように鋭くなり、さらには四つん這いになって獣の如く両手足で移動や跳躍するようになる。
人間離れしたその姿をフィーネは「最早、人に在らず」「人のカタチをした破壊衝動」と評した。
主な活躍
第1期
- ノイズに追われる少女を連れて逃げ、追い詰められた際に胸に宿ったガングニールの破片が覚醒する。初めてのシンフォギアを纏った際に見せた表情は暴走状態のものだった(第1話)
- 小日向未来との「流れ星を一緒に見る」約束をノイズの出現によって破ることになってしまい、怒りをぶつける際に暴走状態となる(第3話)
- 雪音クリスとの戦闘で護送中だった完全聖遺物・デュランダルに触れて暴走状態となる。この際、響の歌によってデュランダルは覚醒する(第5話)
- 月への攻撃を阻止して散ったクリスを嘲笑うフィーネに相対して暴走状態に陥る。さらには見境を失った響は風鳴翼まで攻撃してしまう(第12話)
- フィーネから奪還したデュランダルを手にし、再び取り込まれて暴走しかける(第13話)
第2期
余談
漆黒の身体に棚引くマフラーという出で立ちは、見る者によっては焔の黒騎士を連想させる。
そのインパクトのある表情故か、暴走響のパロディイラストが存在する。
関連イラスト
関連タグ
作中
似た者
ガンダムバルバトスルプス、ガンダムバルバトスルプスレクス…阿頼耶識のリミッターを解除させ、赤目になり野生の獣のように暴れまわる姿が酷似している。
EVA初号機…暴走する繋がり。ただし、こちらは搭乗者が危険に陥った時に暴走する。新劇場版では再起動の際に左手を復元させており、その描写も2期の響が暴走状態になる際に似ている。また、響も初号機も神に近い存在となったという共通点がある。
蒼月潮(字伏)…獣の槍を酷使した為に意識と身体を奪われてしまい、字伏と化してしまった。字伏とは、獣の槍に魂を喰われ続けられた者の末路。