解説
中学2年生。6月生まれ。身長152cm、体重48kg。東京都みかど市在住。
家業は寺で、父・紫暮と2人暮らし。体育が得意科目。
絵を描くことが趣味だが、子供のらくがきレベルで誰にも評価してもらえない。そりゃとらが「虎」に見えるようじゃな(ただし、なぜ「とら」なのかにも、実は深い所以があったのだ)。
人物
曲がったことが大嫌いで、良くも悪くも真っ直ぐな性格の好男子。
ある日、妖怪にとって天敵となる霊槍「獣の槍」と、その槍に封じられている妖怪「とら」を家の倉の地下で見つけ、妖怪を倒すために槍を引き抜いてしまったことで、宿命付けられた妖怪との戦いに巻き込まれていく。
嘘が非常に嫌い(嘘が下手)で、正義感が非常に強く、他人の幸福のためなら自身が傷つくことも厭わない献身的な側面を持つ。また、そういった傾向は人のみならず、妖怪にも隔たりなく向けられていた。
とらとは、憑かれた人間と憑いた妖怪の関係でありながら、数々の妖怪と共に戦い抜くことになる。
幾度と無く互いに衝突する事になり、離別の危機を迎えそうな局面もあったが、それらを全て乗り越えた事で互いに深い信頼と友情にも似た感情で結ばれていく。
彼ととらを中心にして人と妖怪の絆は結ばれていき、やがてそれが白面の者との最終決戦で人妖神総戦力集結へと実を結ぶ。
槍の使用時は、頭から空中の妖気を吸収して髪が長く伸び、瞳は細く、牙や爪が鋭くなるなど容姿に変化が現れ、妖怪と同質の存在となる。
この状態になると跳躍力や腕力、治癒能力等は人の時とは比較にならないほど著しく増し、高い空中から地上に落下しても強い打撲程度のダメージで大きな傷を負う事はなく、白面の火炎や、とらの雷を受けても致命傷には至らない程の耐久力と生命力になる。
鉄骨を易々と食いちぎる餓眠様が喰いやぶるどころか傷一つ付けられなかった(とらは血を流した)ので、皮膚の防御力はとんでもないレベルにまで上がっていることだろう。