概要
祖父と兄弟、妻、娘の一族で中国から来た妖怪。首だけの姿で空を飛び、人間を喰う。
日本では「餓眠様」と呼ばれているが「飛頭蛮」が正式な名前。
明治時代に人を害する妖怪として日崎御角に要石によって封印されるが、現代になって工事の作業員がこの伝承を知る老人の制止を振り払って石を動かしたため復活した。
復活した際その場にいた作業員を全員喰い殺したため、とらは潮からあらぬ疑いを掛けられてしまった。
人を喰らうときは非常に強引で標的が自動車に乗っていれば自動車ごと、標的がコンクリートの柱に隠れていれば柱ごと人間を喰い千切る。
復活してからは自分たちを封印した日崎御角に復讐するため彼女に似た女性を次々と殺していったが、デパートで御角瓜二つな真由子を見つけ執拗に追い回した。
とらは美味そうな人間として真由子に目を付けていたため獲物を横取りしようとした飛頭蛮と戦うことになり、その圧倒的な力で倒してしまう。
結果的にとらは真由子を守ったことになり、彼女に好意的に見られるようになる。
ちなみにとらに簡単に倒されたが、まだ妖怪との戦いに日が浅いとはいえ獣の槍を持つ潮に一度勝っているほか、日崎御角も退治には至っていないため決して弱い妖怪ではない。