概要
通称『キリオ』
かつて光覇明宗を破門にされた僧・引狭に連れられてきた少年。
少年ながら非常に優れた法力を持っていたため、すぐに獣の槍伝承者候補に名を連ねた。
強力な武法具『エレザールの鎌』を持ち、ホムンクルス『九印』を従えている。
謎の女性・斗和子を『ママ』と呼んで慕っていたが、自分の真実を知り絶望の底へと突き落とされる。
そのまま失踪し各地を転々とする日々を送っていたところ、偶然真由子と出会い彼女を守るために妖怪と戦ったことを通じて心の傷を克服した。
斗和子に育てられていたころは自分の強さに対する自信から他者を見下し、情に流される潮を弱い人間と切り捨てる冷たい性格だったが、潮や真由子との出会いによって徐々に少年本来が持つ明るさ、活発さを取り戻していった。
最終決戦時には白面の者誕生の真相を調査したり、結界の中心となっていた真由子を守り抜いたりと重要な役割を果たした。真由子に好意を持っているようだ。
ちなみに、彼の誕生した経緯、過去に飛んだ先での出来事、古代のインドに生きたある少年との容姿の類似性などから、実は潮やとらとの縁も非常に深く、もう一人の潮と言っても過言ではないほどの運命を持っている。