…というのは冗談で、『フレッシュプリキュア!』の登場人物。
CV:飯塚雅弓
概要
知念大輔の実姉。17歳。
ダンスユニット「トリニティ」(レイカ[CV:世戸さおり]とナナ[CV:一色まゆ]を加えた3人編成)のリーダー。桃園ラブのアイドルと言える人物で、ラブの部屋には彼女のポスターが貼られている。
第1話にて、ライブ中ナケワメーケの襲撃から逃げ遅れたところを救出されたのが縁でラブと知り合い、蒼乃美希、山吹祈里を加えた3人にダンスを指導する事になる。
ラブたちの思いを真剣に受け止めており、それ故に、第11話ではナキワメーケの出現で約束の時間に遅刻したラブたちを叱りつけ、レッスンを拒否して自覚を促すなど厳しい姿勢を見せた。
3人の決意を見たことで引き続きダンスを教えてくれることになったものの、ラブ達は「プリキュアの正体は秘密」というルールによりミユキに事情を話せずにいた。
第19話では、自身が特別審査員を務めるダンス大会に向けラブ達3人の稽古を強化。しかし折悪くナキワメーケの上位互換・ナキサケーベが出現し始め、ラブ達のダンスとプリキュアの両立に無理が生じ始める。ダンスもプリキュアも続けたいラブ達は両立しようと奮闘するが、疲労で倒れ入院沙汰となってしまった(第20話ラスト・第21話前半)。
この際ミユキは、事情は知らないながらも入院させてしまったことを後悔し精神的に弱っていたが、3人は心からダンスを楽しんでいた(=ダンスはラブ達が本心から望んで取り組んでいること)とカオルちゃんに励まされる。さらには第21話後半で、ダンス大会の会場がイースとナキサケーベに襲われた際ラブ達の変身を目撃し、プリキュアの正体がラブたちであることを知る。それと同時にこれまでのラブ達の奮闘も悟り、自身もまた勇気付けられ、「そんな奴やっつけちゃえ!夢が待ってるよ!」と3人を応援し精神的な支えとなった。
戦闘終了後は「もっと早く言ってくれれば(事情も鑑みて)レッスンも調整した」という旨のことをこぼしており、実際翌回の第22話では、3人の負担を鑑みて暫くの間レッスンを中止することを提案している。(ダンス大会が前述の襲撃で延期になったためという理由もある)
その後練習に関しては、第26話にて再開することとなった。
事情を知って以降はラブたちにとっての立花のおやっさん的な立ち位置にいる。
4人目のプリキュアはあんさん、か…?
前述の通り、ミユキさんは第21話の事件で、プリキュアの正体がラブたちである事実を知ったのだが、実は同話では、事件の直前に重大なイベントが起きている。
第11話で出現した第4のピックルン・アカルンのパートナー=4人目のプリキュア候補を探していたタルトが、ミユキさんの人格や可能性に惚れ込みミユキさんにプリキュアになるよう懇願したのだ。
しかし、ミユキさんは速攻でこの話を断る。ダンサーとの両立は出来ない、というのが理由だった。プリキュアの正体を知ってからも、ミユキさんの意思は変わらなかった(第26話)。
…というのが本編上での流れなのだが、2009年5月31日の第18話エンドカードで初めて「4人目のプリキュア」のヴィジュアルが公開されて以降、大友の間では、髪や服の色、ラブとの関わりが深いことなどから、「ミユキさんが4人目のプリキュアではないのか」と予想されていた。タルトがミユキさんをスカウトするシーンでは、「おお、ついに来たか!」と身構えた視聴者もいるだろう。
しかし結果はご存知の通り(ハズレである伏線は、キュアパッション覚醒手前の話である程度張られていたが…)。
全てはタルやんの誤解やで~!
しかしながらそのタルトもちゃっかりキュアパインⅡになってるとです。
この一連の流れは所謂ミスリードであり、サプライズを与えたかったという点が大きいのは言うまでもない。
そもそも敵であるイースがプリキュアに覚醒するということは、プリキュアシリーズではこれが初のケースであった。その衝撃度を高めるため、ミユキさん=4人目のプリキュアと子供たちに思わせるためのミスリードを貼ったというわけである。
キュアパッションの顔立ちはミユキさんにかなり似ているが、これもミスリード。「4人目のプリキュア」のヴィジュアルは本編登場より先にエンドカードで先行公開されているので、既存キャラの中からこのプリキュアに似た人を素直に探すなら、ミユキさんになってしまうだろう。
同時にミユキさんと東せつなの顔立ちもどことなく似ている感があるものの、二人に血縁関係はない。多分、たまたま似ていただけ。
第26話冒頭にて、上記の通りミユキさんは真剣にプリキュアへのスカウトを断ったが、物語はせつなのプリキュア覚醒から一段落した頃であり、ラブ達はミユキさんをスカウトした件をすっかり忘れてしまっていた。(パッション覚醒からの第23~25話までが激動の流れだったため、さもありなんである)
せつなを正式なプリキュアとして紹介された際は驚いたものの、正式な4人目が見つかったことには素直に喜びせつなのことも受け入れた。勿論ラブ達やタルトからは、話が遅れたことや勘違いであったことをしっかりと謝罪されている。
小説版
後日談とされるお話。なんとメンバーの個人的な事情から「トリニティ」が解散することとなり、そのことについての悩みから事件に関わることとなってしまう。
余談
演者について
飯塚雅弓は『ふたりはプリキュア』の小田島友華以来の出演である。
そしてフレプリから4年後の『ドキドキ!プリキュア』の30話にて、1万年前に存在した太古のプリキュア・キュアエンプレスを飯塚が演じたことで、(セリフは一言だけであるものの)「ついにミユキさんがプリキュアになった!」と視聴者の間で話題になった。
初代から数えて10年、番外とはいえようやくプリキュアの声を担当した形になる。
名前について
カオルちゃんと異なり、「ミユキさん」はあくまで作中人物から(及びファンの間で)の呼び名で、公式の名は「ミユキ」である。
「フレッシュプリキュア! ミュージカルショー 公式パンフレット」にて、フルネームの知念美幸の記載がある。アニメ本編での本名の描写はない。
他キャラクターと区別する意味で知念ミユキというタグもある。
なお「知念」は沖縄県に多い姓である。そして職業はダンサー。もしかするとミユキさんのダンスは、モデルになったかもしれないこの人(10年後の劇場版で主題歌担当およびゲスト出演)やこういう面々を輩出したあのスクール仕込みなのかも知れない。ちなみに、あの彼女の中の人はその大阪校(現在は閉鎖)の出身。
また、弟の中の人は本当に沖縄県出身だったりする。
二次創作での扱い
あくまでもネタですので…
そしてミユキさん、ついにプリキュアへ!
星空の方だけどな!(←まさに外道)
そして今日も彷徨い続けるミユキさんであった…(+約2名の仲間)
キュアパッションは、予告から登場までの約1ヶ月の間に、本編やエンドカードなどでミスリードを誘うギミックが施されており、第21話はその集大成ともセルフパロディとも言える内容であった。その印象が大きかったためか、ネットでは「ミユキさんはプリキュアになることに固執している」というジョークが生まれ、以後の作品で追加キュアの登場が予告されるたびにネタになっている。
しかし上述したように、本編でのミユキさんはプリキュアになりたがっていたわけではなく、タルトに指名されたにもかかわらず、自分には分不相応と断っている。
「プリキュアになることに固執している」というのはあくまで二次創作としてのネタに過ぎないので注意。
関連イラスト
関連タグ
セバスチャン・相楽誠司・七瀬ゆい・兎山悟…プリキュアに手を貸す一般人仲間約4名。
星空みゆき…名前こそ似ているが、彼女はれっきとしたプリキュア(しかも主人公)である。
キュアエンプレス…中の人つながり。後継作品における太古のプリキュアの一人。
紅城トワ…中の人との名前繋がり。境遇がキュアパッションと似ているのも何かの因縁なのだろうか…。
プリキュアシリーズの歴代協力者