曖昧さ回避
- 1967年のテレビアニメ「ちびっこ怪獣ヤダモン」の主人公。アニメ本編よりも、コミカライズをデビュー直後の永井豪が手掛けた事で有名。永井の初連載となった。
- 1992年のテレビアニメ、および同作品の主人公、本記事で解説。
- 2.の主役。→ヤダモン(キャラクター)
概要
NHK総合およびNHK教育にて放映された10分間帯アニメ。
1992年8月から1993年7月まで全170話が放送された。1993年3月まではNHK総合で本放送を行い、NHK教育側で再放送を行っていたが、1993年4月に両チャンネルの編成改革が行われ、本放送も再放送もNHK教育で行うこととなった。
一応、あくまでもアニメ側の企画が原作にあたるが徳間書店によりメディアミックスが行われている。
アニメ版キャラクターデザイナーであるSUEZENの手により『アニメージュ』にて1992年9月から1994年4月まで連載された。漫画版においてはアニメ版とは異なる設定(企画推移によりアニメ側では没になった初期設定)がいくつか拾われて用いられている一方、より深く各キャラクターの性格や人間関係が掘り下げられた描写になっている。
また同じく徳間書店のAM文庫(徳間アニメージュ文庫)より面出明美による小説版が出された。こちらは、いくばくかの簡略化こそあるが、ほぼアニメ版準拠の内容となっている。
あらすじ
魔女の森の女王に追放されて人間界に修行にやってきた魔女・ヤダモンは、時の妖精タイモンと共に、野生動物保護島「クリーチャーアイランド」のルブラン家に居候することになる。 ヤダモンは、彼らと暮らす中で学び、遊び、時には我侭や悪戯で警告の×(バツ)マークをつけられたりしながら、ジャン、マリア、エディ、ハンナといった人々と様々な経験をしていく。
しかし、平和な日々を送る中で、謎の卵を中心とする魔女・キラの陰謀が徐々に進行し、日常は破壊され、人間界や魔女の森、妖精の森の人々はそれぞれにその渦の中に巻き込まれてしまう。 最終話では、復活を果たしたキラとヤダモンの決着が描かれる。
登場キャラクター
- ヤダモン(CV:かないみか)
- タイモン(CV:水原リン)
- ジャン・ルブラン(CV:岩坪理江)
- ハンナ・フローゼ(CV:南杏子)
- マリア・ルブラン(CV:鈴木麻巳)
- エドワード・ルブラン(CV:二又一成)
- ブッチ(CV:安西正弘)
- エンリコ(CV:塩沢兼人)
- 女王(CV:川浪葉子)
- キラ(CV:皆口裕子)
- マナティ(CV:中村紀子子)
- ベリアル(CV:岡のりこ)
- シンウィ(CV:松本保典)
- ウィリアム・ルブラン(CV:槐柳二)
- リック(CV:山崎たくみ)
- ピート(CV:コヒエミオコ)
用語
魔法を使う女性の種族で、普段は人間と変わらないが強力な魔法を使うと蝶や蛾のような髪型になる。絶滅寸前だがヤダモンとタイモンが結ばれることで、新たな種族が誕生する。
- 魔女の森
魔女が住む森でヤダモンの故郷で消滅寸前。
魔法を使う男性の種族でこちらも絶滅寸前。
- 妖精の森
妖精たちが住む森。タイモンの故郷でこちらも消滅寸前だがヤダモンとタイモンが結ばれることで、2つの森が1つの新たな森になる。
- クリーチャーアイランド
ジャンの住む島で、終盤ではヤダモンとキラの戦いの場になる。
主題歌
オープニングテーマ
作詞:渡瀬マキ/作曲:平川達也/編曲:LINDBERG/歌:LINDBERG
エンディングテーマ
「この空にちかって」
作詞:渡瀬マキ/作曲:小柳昌法/編曲:LINDBERG、井上龍仁/歌:LINDBERG