おばけのホーリー
おばけのほーりー
わたなべめぐみ原作、原ゆたか挿絵の児童書『よわむしおばけ』を原作とした10分ショートアニメで、1991年1月28日から1992年4月3日までNHK総合テレビジョンにて全200話が放送された。
スタジオ・ジュニオ制作。
次作は『はりもぐハーリー』。
主人公。マジョリーヌがおやつに食べようと作って焦がしてしまったチョコレートから誕生したドジでマヌケで弱虫なチョコレートのおばけ。変幻自在でさまざまな物に変身できる。いざという時の勇気の強さは周りから認められておりそれが時として仲間のピンチを救うことも。各話エピソードは大抵彼の「ホチョッ!」という言葉で締められる。
キャンディのおばけで、主要メンバーの紅一点。おてんばな性格で非常にお喋り。語尾には「○○だわサー」などをつける。喋ることができないと顔が膨らむ。
ピーマンのおばけ。4人のおばけの中でボス的存在。自信家で自分に「様」づけする。 4人の中では一番強く、力持ち。
トイレットペーパーのおばけ。紙の体で軽いため4人の中では唯一空を飛べる。水に弱い。語頭に「いやはや」、語尾に「○○であるですぞ」または「○○でありますぞ」をつけて話す。叫び方は「ありゃりゃー」。
ホーリー達を生み出した魔女。1027歳。スタイルのいい美女でボディコンのような服を着ている。おばけたちには厳しいものの、彼らが大勢の人間を脅かすなどの結果を出した際は素直に褒めてご褒美を与えたりと厳しいばかりの人物ではない。
カカラス(CV:梅津秀行)
マジョリーヌの家来で言葉を話すカラス。ホーリー達が人間をおどかせているかを監視する。マジョリーヌには頭が上がらないがホーリー達には偉そうに振る舞う典型的な中間管理職ポジション。多くの甥のカラスを持ちその甥達がしばしばホーリー達に迷惑をかけることも。マリアという名前の妹がおり、カカラスとの関係を知られる前はホーリー達に「カカラスの嫁」と勘違いされたことも。
ニャンギラス(CV:江原正士)
少し太めのネコで二足歩行。香織に飼われている。格闘家である香織の祖父に拳法を叩き込まれておりすこぶる強いためホーリー達の天敵。ニャンたろうというニャンギラスよりも遥かに強い兄がいる。
香織(CV:高山みなみ)
お転婆な少女でニャンギラスの飼い主。 おばけ達におどかされることも多いが、逆におばけ達を捕まえようとすることもある。
香織といつも行動を共にする双子の兄弟。しかしおてんば過ぎる香織の行動力についていけなくなることもしばしば。
不動産屋(CV:原田一夫)
おばけ(マジョリーヌ)達が勝手に住み着いた町外れの屋敷を売り払おうと画策する。おばけ研究家を「先生」と呼んでしばしば協力をする。
おまわりさん(CV:津久井教生)
泥棒を捕まえようとするお巡りさん。人柄が良くホーリーをただの子供と思い、親切に応対する。マジョリーヌに惚れている。
泥棒(CV:梅津秀行)
紫色の帽子を被った小太りの泥棒。泥棒としての腕はたいしたことがない。彼のご先祖はマジョババとちょっとした関わりがあった。
科学者 / サイエンスじいさん / おばけ科学者(CV:上田敏也)
おばけを全く信じない科学者。サンマ定食が好物。後におばけ研究家と兄弟であることが判明する。
おばけ研究家(CV:上田敏也)
おばけを研究しており、ホーリー達を捕まえようする。変な帽子を被っている。
マジョババ(CV:野沢雅子)
マジョリーヌの実母。性格がきつくマジョリーヌが苦手としている。魔法の腕はマジョリーヌを凌駕する。
ロージー(CV:雪絵れな)
マジョリーヌの姪にあたる魔女。13歳。 普段は猫をかぶってお嬢様のような格好をしているが、マジョリーヌが居なくなると活動的な服に着替え、関西弁で喋る。
ショコラじいさん(CV:八木光生)
ケーキ作りの名人。元おばけで、引退した後はケーキ屋を営む。彼の作るケーキは絶品でマジョリーヌやホーリー達にも大評判でありよく店の裏側でホーリー達にケーキをご馳走するなど気前の良い人物。
オープニングテーマ
『約束するよ』
作詞:相原勇 / 作曲・編曲:Back Skippers / 歌:相原勇
『あ・そ・ぼ・ぜ』
作詞:谷穂ちろる / 作曲・編曲:Back Skippers / 歌:相原勇
エンディングテーマ
『おばけは大さわぎ』
作詞:中村修 / 作曲・編曲:越部信義 / 歌:兼子由利子・滝口順平・中尾隆聖・小林優子