概要
CV:飛田展男
チーム火影のメンバー。あだ名は「腐乱犬(フランケン)」。登場した当初はあだ名の通りのいかつい顔だったが、回を重ねるごとに凛々しくなり、「二枚目ではないがいい男」の部類に入る顔立ちになった。怪力であり、思い込みの強い男であるが、実家が花屋と言うこともあり、花を大切にする優しい心も持っている。頼り甲斐のある風貌のせいか、何故か小さい女の子から異様に慕われる事が多い。成績は烈火以下だと推測されるが、結構手先が器用で、柳の絵本のアシスタントも任される事もあったため、美術は得意と思われる。ギャグではもっぱらイジられ役。女性の裸を見てしまうと理性を失い、自らの欲望に従って暴走してしまう。風子のことが好きで、幾度と無くアタックしてはことごとくかわされていたが、ラストでは風子の尻に敷かれながらも仲良く日常を過ごしている。また、実家の手伝いも積極的にやるようになった模様。
戦闘においてはその見た目通りに真正面から力で叩き潰すスタイルを得意とする。その単純さ故に搦め手には弱く、「火影で一番弱い」と侮られることが多い。だが裏武闘殺陣においてはそういった相手を精神力(思い込みの強さ)、運、とっさのアイデアで撃破することで成長を重ねていき、特に精神力については身体を乗っ取ろうとした呪を逆に破壊するなど、紅麗からも「強くなった」と評された。しかし、裏武闘殺陣での活躍のせいですっかり慢心しており、新たな刺客・牙王にはまるで歯が立たず打ちのめされてしまう。自分を見つめ直した土門は牙王との再戦を制し、名実ともに「成長」を遂げた。なお、精神力が肉体を凌駕している為、(本来なら物理的にも不可能なはずの)弾丸にされた魂を己の拳で殴り弾き返すという強烈な事もやってのけた。
最後の戦いでは蛭湖と対決。美形の青年と対照的な見た目だが、己の肉体を駆使するという意味ではコンセプト的には同じである。一度は不利になるも不運から蛭湖は血の補給が出来なくなる。そこで蛭湖に吸血されるが、鉄丸によって鋼鉄化させたことで血の流れを止め、無防備だった蛭湖を殴り飛ばして逆転勝利を果たした。
蛭湖は殺される覚悟を決めていたが、そんな胸中を見抜いた土門は叱咤。蛭湖を改心させた。
土星の輪、嘴王、鉄丸といった複数の魔導具を使いこなすテクニカルファイターでもある。蛭湖の敗因もそのことを失念していたことが大きい。
使用魔導具
- 土星の輪(どせいのわ)…身体強化型の魔導具で、装備すると生身のパンチで巨大な石塊を粉砕することが可能になるなど、常人を超えた怪力を発揮できるようになる。最初期の戦闘で、自身の力を過信して魔導具を使おうとしない土門を心配した陽炎が、彼の鼻についていたピアスを密かにすり替える形で装備させていた(その後は陽炎から名称や使い方を教わったらしく、「土星の輪」と正しく認識した上で使い続けている)。なお、土門はこれを終始鼻に付けて使用していたが、本来は指輪である。
- 嘴王(くちばしおう)…鎖鎌を改良して作られた魔導具で、大きな鳥の嘴に鎖がついたような変わった形状の魔導具。鎖の反対側には宝玉のような核が付けられており、この玉で嘴部分を開閉させることが可能。縄鏢のように投げつけて敵を攻撃したり、嘴部分で捕縛したり、腕にはめて手甲やジャマダハルのように使ったりと多彩な使い方ができ、使いこなせればかなり強力な魔導具である。土門は他者を傷つける使い方をした事は殆どなかったが、この魔道具自体も甲冑を着た複数人の兵士を一回の投擲でまとめて殺す程の威力がある。
- 鉄丸(てつがん)…黒い玉のような形状の魔導具で、土星の輪と同様に身体強化型の魔導具であるが、丸薬のように飲み込むという変則的な使い方をする。飲み込んだ後に発動させると、額に「鉄」の文字が現れて全身が鉄のように固くなる(使用者の体色も浅黒くなる)。早い話がアストロンであるが、発動後も使用者は自由に動けるため、ただのパンチが文字通りの鉄拳と化し、身体を鋼鉄化することで傷を収縮させて止血を促すなど、使い方次第で攻撃・防御・傷の応急処置と様々に活用可能な応用性の高い魔導具である。ただし、不慣れなうちは効果時間が短いのと、発動中は体重も鉄並みに重くなってしまうのが欠点。ちなみに、最初は使い方が全くわからなかった上にうっかり意図せず飲み込んでしまった事で本来の使用方法だった事を知る。
- 蔵王(くらおう)…間違っても「ざおう」ではない。宝玉状の核のみのシンプルな形状の魔導具で、あらゆるものをコンパクトに収納しておくことができる(ぶっちゃけ四次元ポケットである)。土門は主に持ち運びに不便な嘴王を収納していた。また、土門が使用した魔導具の中で唯一、直接戦闘に用いられることが無かった魔導具でもある。
関連タグ
桑原和真:他作品のキャラクターで、『主人公とは付き合いの長いケンカ友達』『本編開始の時点では一般人だったが、後に戦う力を得て主人公の仲間になる』『美形ではないが、男気と優しさを兼ね備えたいい男』『一人の女性に片想いをしており、作中ではその愛のパワーで強敵を倒したこともある』等共通点がとても多い。