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概要編集

水木しげるの代表的な漫画作品で、アニメ特撮にもなった。


作品は1955年頃に発表された紙芝居から始まり、1961年に貸本漫画として刊行。その後も1966年の『月刊ぼくら』、1968年の『週刊少年サンデー』、1993年の『小学1年生』と掲載誌を変えて新たなシリーズが発表され、1968年にはテレビドラマ『河童の三平妖怪大作戦』、1993年には劇場用アニメ『カッパの三平』が製作された。


ストーリー編集

長野の田舎に住む三平は顔がそっくりな河童のかん平と仲良しになり、友達のや命を狙う死神とも色々な冒険をする。


登場人物編集

  • 河原三平

主人公。外見が河童そっくりで、河童たちからも人間扱いされないほどの容姿の持ち主。うっかりボートの上で寝過ごして河童の隠れ里に攫われたのを機に、過酷な運命に飛び込んでいくこととなる。

サンデー版では河童の血を引いているため、爆弾のような放屁が出来ることが判明した。


  • かん平

河童の里長の息子。容姿が三平と瓜二つなため、成り代わることとなる。

小1版では主人公を務める。


  • ポン太

河原家の近所に住んでいる狸。当初は昔話のイタズラ狸そのものであったが、紆余曲折あって三平と友達になる。


水木作品恒例の死神。地獄でも落ちこぼれの万年ヒラとしてバカにされており、首がかかっているため執拗に河原家を狙っている。妻子がいる。


  • 河原藤兵衛

河原家の11代目当主で三平の祖父。老いてなお気丈な性格の持ち主だが、三平の妨害工作空しく寿命を迎え、死神に魂を取られ天寿を全うする。


  • 三平の父

12代目当主。家を捨てた放蕩親父として藤兵衛からも三平からも恨まれていたが、実は小人を助けるためにホームレスに身をやつしていた。無理な生活が祟り、三平と和解後に息を引き取る。


  • 三平の母

三平を大学まで行かせてあげる為に上京してパチンコ屋で働いている。終盤で三平と再会して家に戻ってきたが…?


三平の父が密かに助けていた絶滅寸前の種族。三平の父に恩義を感じ、三平を助ける。

貸本版では10人いたがサンデー版では3人に減った。


  • 花子

国体に出場した三平が留まった宿で働いていた少女。実は魔女で、母親は蜘蛛の妖怪に成り果てている。ゲゲゲの鬼太郎猫娘に似ている。


余談編集

作中で三平が国体に特別出場するエピソードがあるが、会場で迷った時に、あろうことかあのお方に道を尋ねてしまう場面がある。


また、貸本版並びにサンデー版ではラストでタイトルの伏線を回収しており、小1版はそれを踏まえたうえでの話の流れとなっている。


関連タグ編集

水木しげる 妖怪 河童

墓場鬼太郎(竹内寛行版)

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