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概要

  1. 漫画家水木しげる夫人武良布枝が著した自伝。
  2. 上記を原案にしたドラマ映画。本項ではこちらを解説。



テレビドラマ版

2010年3月から9月まで放送したNHK連続テレビ小説ヒロイン・布美枝役を松下奈緒、茂役を向井理が演じた。

ドラマの登場人物は実在の人物をモデルとしているので、「飯塚」姓は「飯田」姓に、「武良茂」は「村井茂」になど改変が多い。オリジナルキャラクターも登場するなどフィクション性の強い部分もあるが、大筋は原作に沿ったものである。
劇中にはべとべとさん貧乏神いそがしなど妖怪の皆さんも多く出演。中でも小豆洗い(C.V泉谷しげる)は、スランプ状態に陥っていた村井茂と対話するという大役で登場した。

あらすじ

昭和初期、島根県安来市の飯田家に3女として生まれた布美枝は、厳格な父親のもとで、多くの兄弟姉妹に囲まれて育つ。
同世代に比べて高すぎる身長がコンプレックスで、普段は内気で目立たない女の子だった布美枝だが、父親からは「いざという時には度胸が据わり、土壇場で力を発揮する」と評されていた。

年頃になった布美枝は、プロにも認められる洋裁の腕で身を立てるか、結婚して家庭に入るかで悩む。しかし身長がネックとなって見合いはうまくいかず、成り行きから就職もしそびれてしまう。
結果的に「嫁き遅れ」となった布美枝は、後継ぎである兄夫婦と弟に挟まれ、肩身の狭い毎日を送っていた。そんなとき、売れっ子の漫画家だという村井茂との縁談が持ち上がり、見合いから僅か5日というスピード結婚で東京・調布市へと嫁いでいく。

しかし実際の茂は、どれだけ働いてもなかなか収入に結びつかない貸本漫画家で、新居はそれこそお化けが出そうなオンボロ、しかもその月賦(ローン)どころか、毎月の電気・ガス・水道代にも事欠く有様だった。
昭和36年、東京と島根では、外国に行くほどの距離感があった時代。今さら泣いて実家に戻るわけにもいかず、持ち前の度胸を発揮した主婦・布美枝の奮闘が始まる。


評価と反響

それまでのNHK朝ドラヒロインは、何かしらの特技を持ち、それが活躍に結びつくというのがお約束だった。しかし布美枝は洋裁の腕前はあるものの、見合いのごたごたで就職できず、社会に出て働いた経験はないという生粋の主婦である。その彼女が突然慣れない環境に放り込まれ、仕事に必死で家庭のことまで気の回らない夫を支えて孤軍奮闘する姿は、主な視聴者である多くの主婦の共感を呼んだ。

また、紙芝居から貸本漫画へ、週刊漫画誌へという漫画業界の歴史とその内幕が描かれたことで、現役の漫画家たちの注目も集めることになった。明日の見えない不安の中、必死で漫画を描き続ける茂と、彼を全力で支え続ける布美枝の姿は、彼らの間にも感動を呼び、ツイッターでも活発なやり取りが行われた。

こうして「ゲゲゲの女房」は空前の大ヒット作品となる。公式HPは異例のアクセス数を記録、最終週の視聴率は久々の20%越えとなり、口コミやネットで評判になった事で新規の視聴層を獲得し死に体となっていたNHK朝ドラはこの1作で息を吹き返した。

その影響はライバルのはずの民放にまで及んだ。2010年9月25日、「ゲゲゲの女房」は惜しまれつつも最終回を迎えたが、その前日にはTBSの『ぴったんこカンカン』や『中居正広の金曜日のスマたちへ』など他局の番組で特集が組まれた。
テレビ雑誌でも取り上げられ、いきものがかりが歌う主題歌『ありがとう』も自己最高売り上げ記録を更新、選抜高校野球の入場曲に採用されるなど、彼らの代表作となった。

2010年11月には映画が公開され、布枝役を吹石一恵、茂役を宮藤官九郎が演じた。こちらでの名前は原作そのまま。ぬらりひょん等妖怪の皆さんもちゃんと登場している。

2015年12月には水木しげるの追悼特別番組として、総集編が放送された。


関連イラスト

朝八時




外部リンク



関連タグ

ゲゲゲの鬼太郎 昭和 貧乏神 一反木綿

萩尾望都:日本を代表する女性漫画家の一人。しかし教育熱心で「漫画はくだらないもの」とする両親とは、デビュー後も冷戦状態にあったらしい。ことに母親には『ゲゲゲの女房』が放送されたことでようやく仕事を認められた、と語っている。

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