概要
作者はねこぐち。
少年サンデーSで連載され、その後週刊少年サンデー本誌へ移籍。
2016年3号から2021年40号まで連載された。単行本全28巻。
作者の出身地でもある石川県河北郡内灘町及び金沢市の私立高校を舞台に幼馴染の男女を中心としたお色気ラブコメディ。
主人公たちの高校入学後から物語が始まり、第100話時点2年生、214話で3年生に進級している。
ストーリー
私立星泉高校特進科の進藤学とスポーツ科の天野めぐみは、家が近所の幼馴染。
目標のために勉強に集中したい学と、彼に気を許しすぎて様々なハプニングに見舞われるめぐみの日常と恋模様が中心となって描かれる。
登場人物
- 進藤学(しんどう まなぶ)
学年 | 私立星泉高校1年1組→2年1組、特進科所属 |
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身長 | 185cm |
体重 | 55kg |
生年月日 | 10月10日 |
本作の主人公。
東大進学を目指し、日夜勉強に明け暮れるガリ勉少年。
長身痩躯にジト目をしたモヤシっ子。真面目だが要領の悪い性格。
高校受験の際、第一志望の公立校・県立鏡丘高校に不合格だったことがトラウマになり、暇さえあれば勉強に取り組んでいる。
近所に住む幼馴染のめぐみとは幼い頃からの遊び友達だったが、中学で疎遠な関係となった。
その後、同じ高校に通うようになってからはめぐみに頼まれテスト勉強に協力するようになり、登下校や買い物などで一緒に行動することが多くなる。
勉強一筋ながらもめぐみと一緒の時間が増えてからは下着や豊満な身体を意図せず見せられたりと、めぐみのスキだらけの仕草の数々に毎日のように動揺させられ、集中できなくなることに悩んでいる。
それでも彼女のことは大事に思っており、無防備な仕草のフォローをしたり他の男子の好色な視線から庇うなど気遣いを見せている。
ただし、対応を誤りめぐみに怒られることも少なくない。
文化祭の時以外同じ組の生徒同士との交流が少ない一方で、めぐみを介しての生徒との交流は比較的多く、周囲の人物からは「付き合っているようにしか見えない」と評されている。
実家は両親が切り盛りする定食屋『進藤軒』で手伝いに駆り出されることもあるため、人並み以上に料理ができる(1年生時の文化祭でも、めぐみのクラスの手伝いで遺憾なく発揮されている)。
お菓子作りも中々の腕前であり、運動神経抜群でガサツなめぐみとは対照的にガク向けの犬小屋の設計や養護教諭・十文字の補助をそつがなくこなす等運動分野以外で意外な器用さを発揮する事が多い。
- 天野めぐみ(あまの めぐみ)
学年 | 私立星泉高校1年10組→2年10組、スポーツ科所属 |
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身長 | 160cm |
体重 | ??kg |
生年月日 | 7月7日 |
本作のヒロイン。学の幼馴染で「まー君」と呼び慕う剣道少女。
剣道部のエースとして、1年次には同学年で唯一大会の選抜メンバーに選ばれて活躍している。
2年次に、3年生の引退に伴いキャプテンに就任。
非常に肉付きの良い体型をしている「ぷに子」。
ガサツで無防備な性格だが、食べ過ぎによる体重増加には人一倍悩んでいる。
顔立ちは美少女であり実は他のクラスの男子や他校に進学した同じ中学校の男子等には人気がある。また学があこがれている美川もめぐみのことをカッコいいと発言している。
胸(推定H〜Iカップ)や尻が非常に大きく(いわゆるトランジスタグラマー)、体重と共に成長中。
偶然とはいえ異常な頻度で学に下着を見せつけては、それを指摘する学を不条理に殴ってばかりいる。
学相手には無防備極まりないが、普段は友人が注意を払っていてそれ程スキだらけではない(一度、真美と更衣室で撮影した下着姿の写真を学へ語送信してしまった事がある)。
剣道で推薦入学しているほどスポーツ万能の体育会系である反面、学業は大の苦手であり昇段試験の筆記試験を白紙で出し不合格になったこともある。
学のフォローを受けてからは赤点をとることもなく、二段の昇段試験も合格している。
学への恋愛感情を秘めており、交流が途絶えていた中学時代でもひそかに学の進学を応援するなど学を一途に思い続けていた。
高校に入ってからは彼が学校を出るタイミングを見計らって一緒に下校するなど積極的に交流しているが、気恥ずかしさに加えて学が美川に好意を抱いていることを知っているため、恋心を伝えられずにいる。
無類のお菓子好きで、菓子パンを含めて学校でも何かしら持ち込んで食べている。
しかし、朝のHR前にバックを開けて持ち込んだお菓子を見せており、教室に戻った剣道部顧問で担任の片桐に発見されて叱責を受ける事もしばしば。
食事も大きなおにぎりや重箱の弁当をたやすく平らげるなど、かなりの健啖家。
勉強以外に苦手なものは片桐の他に雷(震えて動けなくなるほど)。
実家は書店経営(学も飼い犬のガクのエサを届けに来たりめぐみに勉強を教えるため、よく訪れる)。
進藤家
- 進藤栄(しんどう さかえ)
学の父。学はどちらかというと父親似。
- 進藤歩(しんどう あゆみ)
学の母。どんな時でもニコニコした笑顔をしている。めぐみの母・佑子とは幼馴染で親友同士。
- 進藤躍馬(しんどう やくま)
学の叔父。海の家経営。
- 進藤累(しんどう るい)
学の叔母。
- 進藤日(しんどう アキ)
学の従妹で小学生。常に敬語口調で話す。
学のことを好意的に思っており、めぐみを敵視しているが、回が進むにつれてめぐみと遊ぶようになってから彼女に対する態度も軟化してゆき笑顔を見せるようになった。
天野家
- 天野佑子(あまの ゆうこ)
めぐみの母。娘に負けず劣らず非常にグラマラスなダイナマイトボディ。
凄腕の腕前を持つ卓球が特技で、週1度の教室を主宰。
以前より娘の恋心に気づいておりいろいろとアシストしているが、親として男女の一線を越えることは認めていない。
- 天野啓之(あまの のぶゆき)
めぐみの父。考古学の大学研究職員。
215話で容姿と名前が判明した(それまで顔や名前は一切不明だった)。
町内会の集まりに参加している様子も見られるが、発掘調査のため地方への単身赴任で家を空けている事が多い。
- ガク
めぐみの親戚宅で生まれたオス犬。名前の由来は学。
犬のくせにおっぱい星人(胸の大小によって態度が異なる)。
私立星泉高等学校
生徒
- 鬼塚楓(おにづか かえで)
普通科1年→2年、剣道部所属。
金髪ポニーテールのオレっ娘。
学のクラスメートの玉木栞とは同じ中学校。
めぐみが学と一緒にいるところを目撃した後、めぐみの学への気持ちと学の人となりを知ることとなり「悪い奴じゃない」とめぐみの恋を応援している。
めぐみの後押しもあってスポーツ科、野球部の中村と付き合うようになった。
中村は寮生活のため、学やめぐみのように一緒に登下校が出来ない事を少し残念がっている。
- 雨宮真美(あまみや まみ)
普通科1年→2年、剣道部所属。
黒髪ボブカットの幼児体形。
巨乳好きで部活の更衣室にてめぐみや林檎に対して過激なスキンシップを取るのがお約束となっている。
- 葉月夏(はづき なつ)
スポーツ科1年、剣道部所属。
学、めぐみとは同じ中学の出身で、中学時代からめぐみに剣道部で可愛がられていた。
彼氏持ちなので恋愛においてはめぐみより先輩。同級生の林檎に対して、彼女が剣道初心者にもかかわらず、対等に接している程温厚な性格の持ち主。
- 野々市林檎(ののいち りんご)
普通科1年、剣道部新入部員。
めぐみが剣道をしている姿に憧れて入部。
大人しめな性格ながら、めぐみには劣るものの推定Gカップ相当のメガネ巨乳。
「学の存在を知ってからは学とめぐみが恋人同士だったら?」というシチュエーションの妄想をしてはそれをノート漫画にして悦に入るという新たな趣味を見出している(普段の二人のやりとりを見ているだけで妄想力の供給には事欠かない様子)。
- 三澤澪(みさわ みお)
めぐみと同じクラス(スポーツ科)で、水泳部に所属している褐色女子。
めぐみの学への思いに最初に気がつき、以来度々めぐみから学との関係について相談を受けている。バレンタインデーではめぐみが学にチョコレートを渡せるように協力するなど、2人の関係を暖かく見守っている。
しかし、2年目の修学旅行時にはめぐみに一途に好意を寄せられていることには気付かず他校の美川を思い続けている学への憤りを露わにしてMMK(まなぶとめぐみをくっつけ隊)の結成を楓に持ち掛けた。
世話焼きで学業の成績も優秀だが料理だけは苦手。彼氏の土田に関しては全然タイプではないのに不思議と気になると語っている。
- 神楽怜那(かぐら れんな)
スポーツ科3年、剣道部OB。スポーツ推薦で東京の国学館大学へ進学した。
- 渋木翼(しぶき つばさ)
スポーツ科2年→3年、剣道部部長。
自他共に厳しい稽古を課すスパルタ指導だがめぐみの剣を高く評価している。
しかし、その剣の表現が独特な詩的センスなため真美たち部員からはあまり理解されていない。
神楽と同じく国学館大学への進学予定。
- 桜庭恋(さくらば れん)
渋木と同学年の剣道部員。部活や試合以外では出番無し。
- 鮫島潤月(さめじま うるる)
スポーツ科1年→2年9組、剣道部の副キャプテン。引き締まった腹筋がチャームポイント。
口数が少ない一匹狼だが(2年時の県総体で久しぶりに顔を出した)、読書好きで意外と涙もろい。
自宅は日本家屋の大きな屋敷で部屋の押し入れには趣味で集めたサメのぬいぐるみがたくさん入っている。
- 勅使河原向日葵(てしがわら ひまわり)
めぐみと同じクラス、バレーボール部所属。
長身でポニーテールと細い腰が特徴。
少々恥ずかしがり屋でめぐみ達クラスメイトからは「てっしー」と呼ばれている。
猪村と一緒に居る事が多い。祖父母の家は米農家で手伝いに行くこともある。
- 望月瑠奈(もちづき るな)
めぐみと同じクラス、ラクロス部所属。
- 猪村直(いのむら なお)
めぐみと同じクラス、陸上競技部所属の褐色女子。
口調は関西弁。特技は自撮りでSNSのフォロワーは5千人を超える。
- 馬場結(ばば ゆめ)
めぐみと同じクラス。体育祭の応援用チアガール衣装作成を任される10組のオシャレ担当。
- 中村英(なかむら えい)
スポーツ科1年10組→2年、野球部所属。
クリーンナップも務める県内屈指のスラッガーで、プロのスカウトからも注目されている。
楓とは部活中に何度かボールを拾ってもらった事がきっかけで交際している。
- 荒井優佑(あらい ゆうすけ)
学と同じ1組。学からは『めんどくさがりの荒井』と言われているが、成績は学より良い。
元々一緒にいることが多かったが2年次の修学旅行の最中に玉木に告白して交際を始めている。
- 玉木栞(たまき しおり)
学と同じ1組。学からは『ちんちくりんの玉木』と言われているが、成績は学より良い。
楓とは同じ中学で2年次の修学旅行の際には彼女の要請で学とめぐみの関係の進展に協力した。
その最中に荒井に告白されている。スポーツは苦手。
- 守屋琴律(もりや ことり)
学と同じ1組。2年時に文化祭実行委員に彼と共に選ばれる。将棋が得意。
教師
- 和倉徹(わくら とおる)
特進科1年1組の担任。
- 十文字叶(じゅうもんじ かなえ)
星泉高校の養護教諭。髪はおさげで泣きぼくろがある。
- 本好章子(もとよし あきこ)
星泉高校の司書。
- 片桐きの子(かたぎり きのこ)
マッシュルームカットの剣道部顧問。めぐみの在籍している1年10組の担任にして生活指導の教師でもある。風紀や部の指導はとても厳しい。
県立鏡丘高校
- 美川遙(みかわ はるか)
学の中学時代の同級生で憧れ。
才色兼備で、現在は進学校の鏡丘高校に通って東大進学をめざしている。
学は中学時代美川とは顔見知り程度の関係だったが、ひそかに応援メッセージを送ってくれたと信じ(実際はめぐみが送った)自分の心の支えとしている。
- 須磨雅紀(すま まさき)
学の中学時代の同級生で友人。鏡丘に不合格となった学を心配していた。
実はめぐみに憧れていたが学とめぐみの仲の良い様子を見て割り込むスキがないと諦めた。
- 佐々木崇(ささき たかし)
学の中学時代の同級生で友人。
その他
- 土田大地(つちだ だいち)
三澤の彼氏。三澤とは幼稚園からの付き合いで中二から交際が始まった。
翠農(すいのう)高校空手部所属。
- 澄田宙(すみだ そら)
めぐみの従兄、京都大学経済学部2年生。
英会話も難なくこなす秀才で、学からは宙兄ちゃんと呼ばれ慕われている。
学とめぐみの微笑ましいやりとりを「青春(アオハル)」と表現している。
- 野々市桃(ののいち もも)
林檎の母。ケーキ屋を経営するパティシエ。
娘の友達が来訪するとお菓子責めにする癖がある。
娘にも劣らぬ巨乳だが、タヒチニアンダンスのインストラクターもしており、ウエストラインはめぐみから「理想」と言われるほど引き締まっている。