「寝る以外、することがない。」
「すやぁ…」
概要
プロフィール
CV | 水瀬いのり |
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本名 | オーロラ・栖夜・リース・カイミーン |
誕生日 | 12月22日 |
出身地 | 人類統一国家カイミーン |
身長 | 150cm |
体重 | 不明 |
特技 | ブラッシング ピアノ etc…(王族なのでなんでもできる) |
好きなもの | 睡眠 怪鳥茶碗蒸し おうさまチョコマシュマロ |
嫌いなもの | 蜂(2巻21夜より) |
魔族の王・魔王タソガレによって魔王城にさらわれた人類統一国家カイミーンの王女。
しかし、温室育ちの為「さらわれた」という事に対する危機感が皆無&特に何もすることが無いと悟った彼女は、安眠を求めて魔王城を混乱させていくようになった。が、話が進むにつれ魔王城での立ち位置には変化がある。
でびあくまやナスあざらしといった魔物とは特に仲良くなり、手下のように使役している。
容姿
普段の容姿は膝下まで伸びる銀髪に王家の証の☆が入った紫色の目。黄色の冠ヘアバンド&ピンクの水玉パジャマ。
この他にも公務スタイルや人質ルックなどがある。目付きと姿勢が悪い(特に目付きが悪いせいか、「何か企んでいる」と誤解されることもしばしば)。
年齢についての詳細は決まっていない(公式ファンブックでも年齢不詳になっており、「なぜなに魔王城」で姫の年齢を訊かれて作者は「私も知らないんですよ」と返答している)。
ただ、勇者アカツキの回想、27巻に登場した妖怪たちによる反魔王勢力「妖宴座」との騒動後の描写から飲酒が可能な年齢であることは判明しており、その後28巻の質問コーナーにて「成人済みである」と明言された。
性格
初期は良くも悪くもマイペース&身勝手で、快適に眠るためなら「寝具(おばけふろしき)狩り」などどんな苦労も手段を選ばず危険も厭わないという矛盾してるのか一貫しているのかわからない性質の持ち主。
しかし、話が進むにつれてだんだん成長していき、竹を割ったような性格&みんなに愛される存在となった。
金銭感覚が狂っており、エリクサー&ハイポーション(どちらも高額)を一月につき60本使用してでびあくまを洗うのに使っていた(8巻第92夜より)。
最初は周りの魔物や魔王も止めていたが、警備を強化するにつれて姫も順応していく為、もう誰にも止められないというより止める気もなくなった。
それどころか、姫が何かしでかす・怪我する度に周りの魔族(主に魔王やはりとげマジロ)の保護者度が上がり、今や魔王城に姫を傷つける魔物なんていない。むしろ「優しい魔物の在り方」が確立しているといえる。
実家(人類統一国家の王城)に帰ろうとしたり(「最新安眠グッズを買いに行く」(6巻66夜より)「自室のベッドの下にある毛糸のパンツを取りに行く」(7巻81夜より)だけでホームシックや魔王城から脱出したい気はさらさらない)、魔王城の行事には必ずと言っていいほど参加したりと人質の癖に自由奔放。
そしてその度に混沌をもたらすが、最後は魔族との絆を深めており、姫も故郷より魔王城のほうが実家のような感覚で過ごしている節が見られる。
一方で名前を覚えるのは苦手なのか、主に第一印象などで呼び方を決めている様子。魔王タソガレやあくましゅうどうしのようにちゃんと名前も覚えていたり、本名からの愛称で呼ぶ場合もある。
能力
王族なので色々叩き込まれているのか、基本的にハイスペック(安眠のためのDIY、ピアノ、お菓子作りなど)。
王宮にいた頃の激務のせいで『仕事』を任せられるとスイッチが入り、その『仕事』を最優先で淡々とこなす(5巻64夜より)。
小柄な身にそぐわず身体能力も高めで、シザーマジシャンに貰った巨大ハサミを主武装としている。
城が壊れて修復する間、魔族達のキャンプを設営するなど魔族をたびたび驚かせている(18巻225夜より)。
勇者との関係&特徴
姫の元に向かう勇者(勇者アカツキ)は姫の幼馴染兼婚約者。
だが当の姫は名前を覚えておらず、「アなんとか君」と認識している(5巻53夜より)。
一応自分を救ってくれる人なのだが、幼少時代に彼から危害を加えられたり(勇者に悪気は無い?)、コンプレックスの原因になったりと憂き目に遭わされたためか、夢に出てきて「悪夢」と認識するほど心象は酷い(6巻77夜より)。
また実は勝手に勇者によりパーティの仲間として登録されていたようで、その関係上姫がおばけふろしきを狩ったりしていなくてもレベルアップし強くなっているとも判明(逆に言えば姫が魔物を狩っていると勇者たちが強化されそうだが…)。
魔物たちとの関係
とにかく魔王城でマイペースにやりたい放題なため、大体周囲からは「ヤバい奴」扱いされ、魔王には「さらってくる姫を間違えた」なんて言われる始末だが、彼女自身はむしろ何だかんだで優しく面倒見の良い魔物たちに好感を抱いている。
その好感の強さはオワリノシティへ一緒に行く事になった際、躊躇う魔王たちに「優しい」と言ったり(6巻66夜より)、人質強化週間に際して連行された盗賊の様子を見て「乱暴しないでなんて言わなくても魔物たちはみんな優しい」と言ったりしているところからも窺える。
つまり、「魔族は元来争いを好まない優しい種族である」の体現者である姫は「本来の魔族に対するアンチテーゼ」といえる。
また、魔物たちのことは一緒に過ごす内に大切に思うようになっていて、人間と魔物、魔物間の良好な関係性を築く仲介人を務めていく(13巻以降)。最近では普通に魔族たちの会議に参加したりしており、もはや魔王城の中心メンバーの一人と化している。
ただ姫本人はそうした自身の気持ちに完全無自覚で、作者は「姫の中では恋愛や友愛などが細分化されていない」とコメントしている。
関連イラスト
関連タグ
「凶器(巨大ハサミ)を持って出歩く、寝具に使えそうな魔物は遠慮なく○る」その姿及びアニメ1話(原作の漫画では2話)で『大変だー!時計塔の方で、巨大なハサミを持った姫が…何故かマント狩りを』というセリフによりクロックタワーのシザーマンを連想した視聴者が続出した模様。
中の人繋がり
中の人及びお姫様キャラ繋がり。アニメ第9夜では彼女のような口調である一面も見られた。さらに言うと放送時期も同じ。
中の人及び髪の色繋がり。声質もこの中では一番近いがこちらは丁寧口調。
もふもふ好きということで入れ替わることも。⇒チノリス姫
ちなみに同作3期と本作は放送時期が同じである。
中の人繋がり。身分や口調などは真逆だが見た目からは想像できない戦闘力の高さや敵に回すと厄介、思ったことを言って相手を傷つけてしまうなど共通点もいくつかある。アニメ化した際のオープニングの歌詞の中に「レム睡眠」という言葉が入っているので、時々ネタにされることも。