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ステュクス

すてゅくす

ギリシャ神話における冥府を流れる5つの川の1つ。若しくはそれを神格化した女神。
目次 [非表示]

曖昧さ回避

  1. ギリシャ神話に登場する冥界を流れる川、若しくはそれを神格した女神。→本項で解説。
  2. 冥王星衛星の名称。
  3. アメリカロックバンドの名称。
  4. イギリス海軍の所有する蒸気外輪スループ
  5. プラウトゥス作成の戯曲
  6. サンダーフォースⅢの自機 正式名称:FIRE LEO-03 STYX
  7. ドラガリアロストの登場キャラクター。(CV:嶋村侑)

概要

ギリシャ神話に登場するテテュスの娘の1人である女神の一柱、あるいは冥界を流れる5つの大河の内で生者と死者の領域を峻別する川の名称。

ステュィクス、スティクス、ステッィクスとも表記される場合もある。

それぞれの解説は以下の通り。


冥界の川としてのステュクス

冥府を流れる5つの大河の1つ。

生者と死者の世界の境としての役割を持つ “三途の川”で、冥界を七重に取り巻いて流れているとされているオケアノスの流れの十分の一を割り当てられている支流でもある。


女神としてのステュクス

オケアノスとテテュスの3000人を超える“オケアノスの娘”と呼ばれる子供達の1人。


娘たちの長女とされており、ティターン一族の1人であるクレイオスの息子であるパラスの妻で、ニーケークラトスゼーロスビアーの母親とされる。


ティターン一族の血族にあたるが、オリンポスの神々とティターン一族の間に起こった大戦乱“ティーターノマキアー”の際は父の勧めで子供たちと共にいち早くゼウス側に寝返った為、その功績からゼウスより「神々を罰する」という特別な権限を与えたといわれている。


オリンポスの神々は誓言する際にイーリスにステュクスの水を汲みに行かせ、この水を飲んでから誓言を行うが、もしもこの誓言に背いた場合は1年間仮死状態に陥り、更にそのあと9年間オリンポス山から追放され、10年目になってやっと罪を許されるとされている。


この様な事からステュクスの水は猛毒であるとか、不死をもたらす神水という説があるという。


関連タグ

冥府 女神 ギリシャ神話

レーテー アケローン コキュートス フレゲトン

三途の川

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