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ヘラ(ダンまち)

くれいじーさいこおよびはいぱーうるとらひすてりー

ヘラ(ダンまち)とは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の登場神物。
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概要

かつてゼウスと共に、迷宮都市オラリオどころか世界最強と称された【ヘラ・ファミリア】の主神。ゼウスの妻。

最後の三大クエストである隻眼の黒竜との戦いに敗北し、主要構成員の殆どが死亡するか肉体、あるいは精神的にリタイアした際に【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】にゼウス共々オラリオを追放され、その後の行方は不明…ということになっている。


ゼウス共々、ヘスティアヘファイストスヘルメスアポロンアレスアルテミスデメテルアフロディーテディオニュソス、アテナとは、天界でも同郷であり、共に故郷でも最高の栄誉となる「十二神」の地位を得ている。


現在の行方は不明であるが、作中の様々な人物や神物の台詞からも、どうやらゼウスを追い回している模様


現在、作中には未登場であるものの、ストーリーにおいて語られるヘラに関する話題からも、おそらくダンまちに登場する女性の超越存在(デウスデア)の中では、最凶最悪の存在と思われる。


神物像

ギルド』と協力関係にあるフェルズからは「オラリオを支え貢献してきた善神の一人」として敬意を表されている。

また、自身の眷族である団員達に対しては慈悲深く甘い面もあった様で、アルフィアの双子の妹であるメーテリアに関しても、彼女の身体を蝕む病を治療出来ず死なせてしまった事を無念に想っていた模様。一方、メーテリアの甘味をこっそり食べてしまった際には、ブチ切れた彼女によって石の床の上で正座させられた挙句、屈辱で身を震わせながら涙を溜めていたとされており、アルフィア曰く「見物だった」との事。

優れた才能を持った者(特に女性)を自身のファミリアに迎え入れようとする傾向がある様で、ファミリアの健在時は現在の【ロキ・ファミリア】のエースであるアイズ・ヴァレンシュタインに興味を持ち、引き抜きを画策していたとされている。


しかし、自身と同じ超越存在に対しては、相当に厳格かつ苛烈、そして自己中心的な神物であったとされている。

起きた問題は力づくで解決させようとする武闘派だったらしく、ちょっとした事で他のファミリアに抗争を仕掛けては容赦無く潰してしまう等から、多くの超越存在にとって「逆らえば確実な強制送還が待っている存在」として恐れられていた模様。この為か、アルフィアからも「傲岸不遜」と見なされている。

好色な夫・ゼウスに関しては凄まじいまでの嫉妬深さを見せていたらしく、ヘルメスからは「ヤンデレ」と評される形で恐れられ、ロキからも「最強最悪(クレイジーサイコ)」・「超絶残虐破壊衝動女(ハイパーウルトラヒステリー)」とまで呼ばれていた事からも、相当なアレである事が伺われる。

過去にアルフィアに対してゼウスが何度か胸を触ろうとし、それを魔法で返り討ちにされたのをアルフィアがヘラに報告(チクった)した事実を明かされた際は、それを聞いたエレボスが「それは死んじゃうだろう……」とドン引きしていた。

以上からも、非常におっかない女神であるのは確かだが、そんな彼女もヘスティアとだけは良好な関係を築いていた事が語られている。また、「阿呆の子程可愛い」と思い可愛がっていたのか、アフロディーテからも母親の様に慕われていたらしく、アルテミスやアテナに喧嘩を売っては返り討ちに遭う度に彼女から泣きつかれていたとの事だが、ヘスティア曰く「邪笑してた」との事。


なお、「キュロス」を名乗っていたゼウスがヤマト・命に肩入れしたのが「黒髪が良い」と言う理由であった事からも、ヘラも黒髪である可能性が高い

そうで無ければ、ゼウスはおろか命も絶体絶命確実となるだろう…


劇中の様相

まだ本編にも登場していないが、作中の様々なストーリーにおいて彼女の武勇伝が語られている。


かつて、救界の為にフレイヤをスカウトするようゼウスに頼まれた際も、抗争によって眷族達を大勢殺害した上で彼女のファミリアを下し、無理矢理オラリオに身を置かせたとされている。フレイヤ曰く「夫婦劇(茶番)」に巻き込まれたとの事で、その抗争で多くの眷族を失い伴侶(オーズ)探しを諦めざる得なくなった為、目の敵にされていたが、全く意に返していなかったとされている(ここまで容赦無かったのは、ゼウスに気に入られていたフレイヤに対する嫉妬もあった可能性が高い)。


一方、アフロディーテが形振り構わず『魅了』の権能を振り蒔いて混乱を巻き起こす阿呆をやらかした際は凄まじい激怒をしたらしく、その場に居合わせた彼女の眷族であるベックリンの日誌によると、問題解決の後、「ドチャクソ切れられて最終警告(という名の殺害予告)をされた」との事。


なお、本編では【アポロン・ファミリア】によって【ヘスティア・ファミリア】の最初の拠点であった廃教会が破壊されているが、実はこの教会、アルフィアとメーテリアの双子姉妹にとって愛する場所であったとされている。

劇中では、破壊されてから程無くしてアポロンはオラリオから追放され、ファミリアも解散となっているが、もしそうで無かったとしたら、事態を知ったヘラの激怒を買い、オラリオに戻って来て彼女によりアポロンは強制送還、その眷族達は全員嬲り殺しの地獄絵図となっていた可能性も想像に難くない。


いずれにせよ、今後ダンまちのストーリーに登場するのは、アテナと共にほぼ確実と思われる神物。


ベル・クラネルとの関係性と考察

本編の主人公であるベルとは、実は彼が生まれた時から重要な接点を持つ

その理由の一つは、人間の振りをしていた夫・ゼウスが「孫」として大切に育てていた点であるが、もう一つは彼が自身の可愛がっていた眷族であるメーテリアの実の息子であるという点で、しかも父親に関してはゼウスの下っ端眷族の男性でもあった。

つまり客観的に見れば、ヘラにとってベル・クラネルは眷族であったメーテリアの大切な忘れ形見と言えるのである。


しかし、その点に関して二つの疑問点が出てくる。


  • 何故、メーテリアはベルをヘラでは無くゼウスに預けたのか?
  • 何故、ゼウスは事故死を装った上で、ベルを置いて姿を消してしまったのか?

この二つの疑問点について、ヘラの存在が大きく関わっているのだとすれば、ある一つの可能性が出てくる。


それは、何らかの理由から、ベルはヘラから狙われている立場にあるという可能性である。


もし、そうだとすれば、メーテリアがヘラから唯一守れるであろうゼウスにベルを託したのも頷けるし、ヘルメス曰く「ヘラに居場所を気付かれた」とされるゼウスが自分から遠ざける為に事故死を装ってベルの前から姿を消したという合点がいく。


今後のダンまちのストーリーで、母親と重大な関係性を持つヘラがベルの前に姿を見せる可能性は非常に高い。

しかもかつてアフロディーテが『魅了』の権能を撒き散らした事にドチャクソ切れていた件からも、フレイヤが『魅了』を使ってオラリオ全体を支配下に置くという最悪な所業に手を染めた事に気付いた事で、オラリオにすっ飛んでくる可能性も高い。


関連タグ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ヘラ・ファミリア

ゼウス

アルフィア メーテリア


ベル・クラネル:ゼウスと同様、探している可能性が高い。

ヤンデレ&サイコパス&ヒステリー:劇中のヘラに関する話題からも、確実にこの三要素が該当すると思われる。

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