概要
『バイオハザード アウトブレイク FILE1』に登場したラスボスである。
ラクーン大学にいる教授、グレッグ・ミューラーが黒人男性をベースに開発したタイラント型B.O.W.。
彼の最高傑作であり、彼が評価するだけある凶悪的な体力と破壊力を有する。
第一形態では他の量産型タイラントらしく「若干屈強な男性」程度の形状をしているが、両手には鋭い爪が生えている。パワーだけでなく身軽さも兼ね備えており、ジャンプやキックも駆使する。
白人男性を素体とした一般的なタイラントが青白かったり無機質な質感になっているのとは対照的に、タナトスの肌色には素体の人種的特徴がそのまま残っている。爪やむき出し心臓を除けば改造されていない人間そのもの。そのためか全裸ではなく黒のブーメランパンツをはいている。シリーズ作品には服が全て脱げてしまったタイラントも登場しているが、彼等の場合男性器は失われている。タナトスにおいては変異が少ないか、製造にあたり加工をしていないかの理由でまだ残っているのかもしれない。
ゲーム序盤でタナトスを倒すには垂れた送電線を使って感電死させるしか方法が無い。しかしタイミングが限りなくシビアな上に仲間を殺す可能性もあるため、心が折れる。苦労の末に撃破するとトゥルーエンディングのために必要な「T-BLOOD」が手に入る。
その後、ラクーン大学の爆破によって死んだかに見えたが……
タナトスR(リボーン)
タナトスの第二形態。
他のタイラントと同じく生命の危機でリミッターが解除されて復活した姿。要するにスーパータイラント。
上記の爆発で右腕を失ってバンダースナッチのごとく隻腕になったが、代わりに左腕が巨大な爪を持って進化。
脚力も数段上がり、あの騎士を思わせるようなジャンプをして爪を振り下ろす凶悪な攻撃を見せるようになる。しかもこの時一回撃破しても再度戦闘になる。
T-BLOODで生み出した「デイライト」によって倒せる。
なお、タナトスはアンブレラ社にもその完成度と実用性を高く評価され、量産が予定されていたが、グレッグ本人が「傑作は一つで十分」と言って実験体の引き渡しを拒否したため、叶うことはなかった。
関連タグ
マジニ…多くの黒人をベースにしたクリーチャーの集団。