概要
由来はオリジナル版初代『バイオハザード』における、タイラントに対するクリスの感想。レベッカ生存ルートのクリス編限定台詞。
本来は「究極」がなくただの「できそこない」(failure)だったが、覚醒したタイラントが真っ先にウェスカーを殺害した光景を目撃したためか、タイラントを倒しレベッカと合流したクリスは彼女に「ウェスカーは究極のできそこない(ultimate failure)とおねんねさ」と答えた。
リメイク版では「できそこない」関連台詞を削除、後のHD版に追加された日本語吹き替えでも再現されない。
真面目に悪役サイドを罵倒する台詞だが、元々ラスボスとして登場した初代版タイラントは必ず「設定上の戦闘力に反して数人のエリート警察官に撃破される」という結末にたどり着き(実際の攻略法も意外と簡単)、続編や外伝に登場する後継種も「命令通り市民を手を出さずのも暴走、最終的には(主人公補正全開の)一般市民達に撃破」など醜態(?)を晒すこともある。
そのため、この台詞はネタとして使うプレイヤーもいた。
一応、近作の成人型ボスクリーチャーと最近のリメイク版タイラントシリーズは名前相応の敵となっているため、この台詞はあまり通用しなくなった。
簡単に説明すると・・・
ウェスカーに案内され、培養液に満たされて眠っているT-002タイラントを見たクリス。
「こいつが・・・」
するとウェスカー、タイラントに近づきながら説明。
「そう 究極の生命体ー“タイラント”だ」
それを聞いてクリス、呆れたのか大笑い。
「HAHAHAHAHA」
「クリス やめろ」
クリス、大笑いした後にタイラントを侮辱しだす。
「ウェスカー ヤキがまわったな」
「こいつがおまえの救世主か」
「この“できそこない”がおまえの救世主か!」
それでウェスカー、イラッと来たのか・・・
「できそこないかどうかー自分で確かめてみるんだな」
と言ってカプセルの近くにあるキーボードを操作してタイラントを起動するが・・・
「ジルより先に地獄に行くがいい!」
しかし、タイラントはウェスカーに攻撃、殺害。その後、クリスと戦闘。撃破される。
その後、クリスはレベッカと鉢合わせ。
防弾チョッキを着てた事で無傷で済んだのだ。
ウェスカーがいない事に気付いてクリスに尋ねるレベッカ。
「ウェスカーは?」
「究極のできそこないとおねんねさ。急ごう、もうここに用はない」
と言って、この出来事は締めくくられる事となった・・・