概要
『バイオハザード0』に登場したタイラントシリーズの試作品にして第一号。コードNo『T-001型』。
『バイオハザード』(1作目)に登場するタイラント(T-002型)の試作版とも言える個体。
一応成功体であるT-002型と姿は似ているものの、実際はかなり古い時期に作られた実験体。
当時の技術では不十分だったのか、被験者に投与したT-ウイルスが極度に作用した結果知能が劣化、更に皮膚の腐敗が目立つなど肉体の保存状態にも問題があったことから、アンブレラ社の求める基準を達する性能には至らず、完成を目前にして廃棄処分が決定。データ収集に使われた後、手筈通り廃棄処分となった。
しかし、試作品と言えどタイラントシリーズ由来の強靭な生命力・再生能力はアンブレラの想定を上回るものがあったようで、廃棄時に生命活動を一時的に停止したものの密かに生存しており、研究所壊滅後に活動を再開した様子。あてもなくボロボロの廃棄場を彷徨っていた。
元々不安定な状態であったためか、主人公らが遭遇した際には既に暴走状態となっていた。
タイラントシリーズ特有の右爪による高い攻撃力は持つものの、心臓の露出しているという大きな共通弱点を持ち、加えて皮膚の腐敗が進行した影響により脊髄まで露出しているなど、耐久性は後継型に大きく劣っている。
しかし、それでも俊敏なスピードと鋭い爪による攻撃範囲、強靭な膂力による一撃は決して侮ることは出来ないだろう。