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曖昧さ回避編集


ゲームの「アウトブレイク」編集

2003年にカプコンよりプレイステーション2用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム「バイオハザード アウトブレイク」の事。

2004年にはマイナーチェンジした続編「バイオハザード アウトブレイク FILE2」が発売された。

バイオハザードシリーズ』の番外編であり、シリーズ初のオンライン対応ゲームである。しかし、オンラインサービスは2011年6月30日で終了しており、現在オンラインモードはプレイできない。

ファンからはリメイクが期待されているが、現時点で開発予定はない。


バイオハザード2』や『バイオハザード3』に登場したラクーンシティが舞台で、一般市民達は何を思って生きていたのかを知ることが出来る。最終的には戦術ミサイルにより町は消滅してしまうが、『バイオハザード アウトブレイク』はミサイル攻撃される数日から数時間前の話が語られており、限られた武器と時間の中で脱出を図る一般市民達の苦悩や葛藤を描いた作品である。

プレイヤーは8人のラクーン市民の中から1人を選択することができ、オンラインでは最大4人、オフラインでは最大3人までの市民達と脱出を目指す事が出来る。


群像劇で話が語られており、個々のシナリオが独立している。


バイオハザードアウトブレイク

シナリオ名英語名舞台
発生outbreakJ'sBARとラクーン市街
零下bellow freezing pointアンブレラ地下研究所
巣窟the hiveラクーン総合病院
獄炎hellfireアップルイン・ホテル
決意decisions, decisionsラクーン大学

バイオハザードアウトブレイクFILE2

シナリオ名英語名舞台
初心training groundJ'sBAR(チュートリアルステージ)
咆哮wild thingsラクーン動物園
異界underbelly地下鉄駅
記憶flash backアークレイ山地
死守desperate timesラクーンシティ警察署
突破end of the roadアンブレラ開発センターとラクーン市街
殲滅eliminationステージ内にいる敵を殲滅する特典シナリオ
対峙show down連続でボス達と戦う特典シナリオ

メインキャラクター編集

ラクーンシティがバイオハザードに見舞われた際、酒場「J'sBAR」に偶然居合わせた8人(正確にいえば10人だが、その内2人は死亡する)。それぞれ違った個性豊かな8人は互いに協力してラクーンシティからの脱出を目指す。


ケビン・ライマン(Kevin Ryman)
バイオハザードアウトブレイク落書き

31歳のR.P.D.の警察官。射撃の腕は署内No.1。いくつもの射撃大会で好成績を残している。楽天家で細かいことには拘らないが、その性格が高じて遅刻や欠勤が多いなど勤務態度に若干の問題があり、それが災いしたのかS.T.A.R.S.の試験に2回落ちている。医者という人材からかジョージには協力的。シンディに対して好意がある様子だが、性格的に相容れないマークとは仲が悪い。


52歳の警備員。50代とは思えない体力を持つ。軍人としてベトナム戦争を経験したため戦争のむなしさを痛感しており、平穏な暮らしを願っている。作中には登場しないが妻と息子がおり(『FILE2』のエンディングでそれらしき人物を見ることができる)、常に家族のことを気にかけている。同じ黒人同士ということもあるためかジムに対しては協力的で、またデビットのことも信頼しているようだ。いい加減なケビンとは犬猿の仲。


24歳の地下鉄駅員。お調子者で臆病者。常に一言多く周囲の反感を買いやすい(本人は悪気があるわけではない)。趣味はバスケットと靴集め。パズルが得意。彼の隠しコスチュームはバスケットユニフォームなど、アリッサ同様にスポーツに関連したものが多い。前述のとおりマークと仲が良く、ヨーコに気がある様子。アリッサを恐れているようで非協力的。


ジョージ・ハミルトン(George Hamilton)
ごめんゾンビと間違えた。

39歳の医者。自然に周囲の信頼性を得ていく包容性がある。態度は紳士的で周囲に友人が多い。離婚歴があり、アドリブ会話で別れた妻のことに触れている(ただし、妻に言及しているのは英語の台詞のみであり、日本語字幕は全く違う内容になっている)。腕時計を集めるのが趣味。他人を気遣う性格のこともあるのかシンディとは仲が良い様子。また警察官という人柄故かケビンにも信頼を寄せているようだ。アリッサには気がある様子。ヨーコに対しては不信感を抱いているようで非協力的。


デビット・キング(David King)
倒れろ!

年齢不詳の配管工。無口だが無愛想というわけではなく、必要なこと以外は口にしない性格。爆弾が作れたり、戦車を直すことが出来たりと技術面でも謎が多く、一般人にしては修羅場に慣れていることを窺わせる言動が目立つが、本人があまり過去を語らないため、「それなりに荒れていた頃があった」ということ以外は一切不明。理由は定かではないがマークとアリッサに対しては協力的で、逆にシンディとは不仲。


28歳の「ラクーンプレス社」に勤める新聞記者。好奇心旺盛な性格で、負けず嫌いな面から他人と衝突することが多いが、自分を慕うものに対しては面倒見が良い。また銃の扱いも慣れている様子。トレーニングは欠かさないようである。本人は気づいていないが過去のとある事件に関する記憶が欠落している。その詳細は『FILE2』で明らかになる。自分を慕っているという立場からかヨーコに対しては協力的。逆にジョージのことについては快く思っていない様子。


ヨーコ・スズキ(Yoko Suzuki)
ヨーコ・スズキ

20歳の自称大学生。日系人であるが、産まれも育ちもアメリカの日系二世(両親は日本生まれの移民)なので、日本に関してはほぼ無知。非常に奥手で大人しく静かな性格だが、得意のコンピューターのことになると大胆な行動にでることも。薬品会社「アンブレラ」で働いていた経歴があり、発生のOPでは制服姿が見られる。働いていた当時の記憶は失ってしまっているが『FILE2』で記憶を取り戻す。ハンカチを貸してくれたりしてくれたこともあるからなのかケビンに好意があり、またデビットのことが気になる様子。ジムのことは快く思っていない。


24歳のJ'sBARのウェイトレス。容姿端麗でスタイルも良く、ピアノの心得もある。サービス精神に富んでおり、他人のことを第一に考える性格。優しい笑顔で多くの客を魅了している。趣味はハーブ栽培。医者という人を助ける立場からかジョージを信頼している様子。また、同い年であるからかジムに対しても友好的な気持ちを持っているようだ。しかし無口なデビットとは仲が良くない様子。


※ゲーム内で行われるペア会話(アドリブ)によっては仲の良い者同士、悪い者同士でも意外な一面が見れる。


関連イラスト編集

【BIO-OB-】プレイヤー&モンスターズ※クリーチャー注意Outbreak CrewデビのいたずらOBメンバー


余談編集

  • 本作より前に発売されたドラマCD『運命のラクーンシティー』もラクーンシティの市民達の視点で描かれた作品であるが、登場人物のほとんどがゾンビやクリーチャーに対しては無力な弱者として描かれており、最期は揃いも揃って悲惨な結末を迎える事となる。
  • バイオ1のリメイク版HDリマスターでは『ウェスカーズ・リポート』(リポートⅠのこと)が再編集版として新録されているムービー中には本作で使われた研究所主任時代の記録映像が本作に収録されており、同じムービー(収録元素材の画質から高画質化処理済み)が存在している。

関連タグ編集

バイオハザードシリーズ ラクーンシティ

アルバート・ウェスカー:本作にひっそりとカメオ出演をしている。

バイオハザードレジスタンス:こちらもラクーンシティの一般市民達が主役の作品。

ブレイクアウト:英単語が逆であるが、意味は別物。


時系列編集

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