概要
年齢31歳(1998年当時)、身長182㎝、体重89㎏。
ラクーンシティの治安を守る市警察署(通称「R.P.D.」)所属の警察官。
ウェイトレスのシンディが勤める、署の近所にあるバー「J'sBAR」で一杯やっていた時にバイオハザードに巻き込まれた。
射撃の腕は署内でもトップクラスで、いくつもの射撃大会で好成績を残している。しかし、酒好きかつ楽天家な性格で、遅刻や欠勤が多いなど勤務態度は悪く(遅刻・欠勤以外でも、警察署のオフィスの冷蔵庫に私物の酒を持ち込んでいたり、後述のJ'sBARでも飲み代をツケにすることが多すぎるために店から要注意人物に指定されてたり、さらに酔うと誰彼構わずダーツ勝負を挑みたがるという悪癖があるようで、バー2階の事務所にあるダーツの対戦表にも彼の全敗成績が残されていたり…)、その所為でS.T.A.R.S.隊員選抜試験に2回も落ちている(まあ、こうした普段の素行だと、ウェスカーでなくても自分の部署への採用を見送りたくなるかもしれないが…)が、後にS.T.A.R.S.が部隊丸ごと巻き込まれる特級の災難を考えると、それでも五十歩百歩とはいえツキの上では少しはマシだったのかもしれない。
キャラクター性能
署内でもトップクラスの射撃の腕前を持つだけあって銃器の扱いが上手く、他のメンバーよりも拳銃の連射速度が早い。体力も8人の中では2番目に高く、移動速度は最高と基本ステータスに恵まれている。ただしウイルス感染速度は速めなのが欠点である。
前述の点から戦闘向きのキャラではあるが緊急回避系のアクションを持っていないため、体力がDANGERや出血になるなど一度窮地に立たされると辛い面もあるので無理は禁物。
敵の攻撃を受けた際のウイルスゲージの上昇量もジムとシンディに次いで多いため、戦闘を避けて逃げるか?戦うなら敵の攻撃をいかに受けないようにするか?など、特に複数の敵やボス敵を相手にする場合は持ち前の足の速さを生かした堅実な立ち回りと工夫も要求される。
戦闘時は固有アクションの「狙い撃ち」を含め、拳銃系の武器による攻撃を担当することが多い。
強力な銃である「45オート」を使用できるただ一人のキャラであり、限りあるこの銃の弾薬の使い方が高難易度だと攻略の大きなカギとなる。
キック→エルボー、キック→狙い撃ち、が基本テクニック。単体のゾンビが相手ならエルボーでダウンさせ、時間を稼ぐのも有効。
基本性能は高く初心者向けなのだがウイルスの進行速度が速く、クリアに時間がかかる長いシナリオの初見プレイにはあまり向かない。抗ウイルス剤を入手したら積極的に使おう。
ウイルス感染対策を考えるとお供に連れて行く仲間は、抗ウイルス剤を作成出来るジョージと、『FILE2』ならば時間経過によるウイルス上昇率を抑えるアイテムの「お守り」を所持しているヨーコの2名はキャラ相性も含めてオススメ。
『FILE1』の「巣窟」ステージでは屋上にいる瀕死の警官に話しかけると、ケビンの場合は武器と弾薬を分けてもらうことが出来る。
『FILE2』の「死守」ステージだと、職場の警察署が舞台ということもあり、マービンを始めとした同僚達との会話が特殊なものに変わり、エンディングも彼だけ少し異なる。また職場である警察署のマップを開始時点から熟知している他、自分の机の引き出しやロッカーからアイテムを取り出す事が出来る。さらにケビン限定で「異界」ステージで力尽きていた同僚のジャンの机の引き出しのカギを解除して難易度を問わず、回復アイテムの回復剤を3つ入手できるので攻略が多少有利になる。
プレイヤーが操作しない同行AIPCとしては好戦的で、「武器・弾薬を持っていると積極的に戦闘で使ってしまう」「回復アイテムよりも武器や弾薬を優先してしまう(保険として予備の回復アイテムを持たせていても、体力満タンなら武器を見つけたら武器を拾って回復アイテムをおいてきてしまう)」などのクセはある。
使用する武器も自身のパーソナルアイテムの弾薬が貴重な45オートを優先して使用してしまう事に加え、AIが操作しているので「狙い撃ち」もしない。
だが好戦的な分、ゾンビをはじめとしたB.O.W.との戦闘で傍にいてくれた際は積極的に戦ってくれたり、プレイヤーがピンチになった際も助けを請えば積極的に援護してくれるので、目の届く範囲で一緒に行動してもらうのがオススメといえる。
『FILE2』では基本的に単独行動型を取るが指示に対する反応は意外と良く、プレイヤーのヘルプの指示には即座に反応してくれる上に、プレイヤーの体力が危なくなると同行して守ってくれる。
ただし、プレイヤーが相性の悪いマークだとほぼ単独行動をとってしまうので、ボス戦以外ではほとんど活躍に期待できなくなってしまう。
固有アイテム
パーソナルアイテムは、彼の愛銃である「ケビン専用45オート」。アウトブレイク作中の拳銃では「マグナムリボルバー」・「マグナムハンドガン」に次ぐ第3位の攻撃力で、スキル「狙い撃ち」で撃てば(難易度HARDまでなら)ゾンビ程度ならだいたい1発で倒せるのでなるべく「狙い撃ち」することが推奨される。「狙い撃ち」すれば、あのタイラントも怯ませるほどの強力な一撃を放つ。
ただしリロードには専用の「45オートの弾」が必要となる。各ステージでは入手機会が少ない(ステージや難易度によっては弾薬を入手する機会すら一切存在しない)ので考えなしに使っているとすぐに弾切れし、残弾0の銃を持ち歩くだけになるので要注意。
『FILE2』ではエクストラアイテムに貴重な予備弾薬の45オート用の「45オートマガジン」が追加される。早めに使い切ってアイテム欄を空けるか、対ボス戦まで温存するかはプレイヤー次第。
スキル
スペシャルアクションは一度普通に構えたあとそのまま構え続けると改めて狙いを定める「狙い撃ち」(拳銃限定だがバーストハンドガンは不可)で、これは成立すれば確定でクリティカル攻撃になる。
また武器を装備したままでも出せる「キック」も便利で威力はタックルよりわずかに高く、出が早くいちいち武装解除しなくても使用できる点が魅力。
『FILE2』ではタックルが他のキャラと少し違う動作となる「エルボータックル」が追加された。終わり際の肘部分を上手く当てることでゾンビなら遠くへ吹っ飛ばすことができるが、外すと隙だらけで、肘以外は普通のタックルと同じなど慣れが要求される。