『でもわたし…心配なんかしないよ…いざとなったらコナンくんが守ってくれるもんね!』
概要
CV:岩居由希子
江戸川コナンを少年探偵団に誘った張本人であり、灰原哀が入団するまでは探偵団の紅一点であった。おかっぱ頭にカチューシャを着けた好奇心旺盛な少女で、推理よりも謎解きの方が好み。
素直かつ純情な性格で、天然である。小嶋元太や円谷光彦から好意を寄せられている。
動物好き。好きな食べ物はハムサンドとタマゴサンド。体重は15kg。
一人称は「歩美」と自分の名前を言うのがほとんどだが、たまに「わたし」と言うこともある。口調も至って中性的で、女性語を使うことは極めて稀。
コナンに片想いしており、ときに小学生とは思えぬ積極的な行動や言動でコナンへの恋心をアピールする一方、コナンが好きな人物は他にいるのでは、と悩んだりもする。他人の感情や想いに対しては年齢以上に敏感で、特に他人の恋愛などに対しては強い傾向にある。ときには犯人や被害者の感情に対して、一言つぶやいたり物申したりすることもある。コナンと灰原、もしくはコナンの個人的な会話(服部平次とのやりとりなど)を中断させるのも歩美である。
しかし現在は初期に比べコナンにストレートなアプローチをする描写は少なくなっている。
灰原のことは当初一歩引いて「灰原さん」と呼んでいたが、「お金で買えない友情」事件をきっかけに親しみを込めて「哀ちゃん」と呼ぶようになり、打ち解けるようになった。
高層マンションに住んでおり、比較的裕福な家庭で育っている様子。また、母親と手をつないで歩くなど、家族がいる描写は見られるものの、作中で顔が描かれたのは父親のみである。
アニメ版初期の頃はやや性格が違っており、第1話でトロピカルランドにおいてジェットコースターのタダ乗りを企てたり、第3話でコナンを邪険に扱う小五郎に蹴りを入れたりなど原作に比べやや強気且つ男勝りだったがすぐにそういった描写はなくなった。また、灰原や遠山和葉など女子の主要キャラクターが増えていったことで、登場頻度は多いながらポジション的に影が薄くなった面もあるが、アニメ版初期は毛利蘭に次ぐヒロイン的な位置づけでもあった(原作も登場は早かったが、探偵団がアニメよりずっと後の該当時期に結成されたので、ヒロイン的な役割は少なめだった)。
名前の由来は、推理作家の北川歩実からではなく読者によって命名された為実際の由来は不明。
アニメオリジナルストーリーで顕著だが、彼女と深く交流があった女性ゲストキャラは殺害される、または殺人犯になりやすい(第135話、第363話、第859話etc.)。年齢の割には絵が上手い事も判明しており、2020年から『歩美の絵日記事件簿』シリーズが不定期に放送されている。