プロフィール
身長 | 157cm |
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体重 | 36kg |
BMI | 14.6 |
スリーサイズ | 83・55・84 |
ブラサイズ | Eカップ |
持ち歌 | スリリング・ラブ |
好きなもの | 明太子 |
CV | 飯塚雅弓(TVアニメ)/倉田雅世(ゲーム版)/ゆかな(パチンコ版) |
演 | 中山エミリ/酒井若菜 |
概要
17歳の人気美少女アイドルにしてタレント(マルチタレント)。今やテレビで見ない日はないという。勿論金田一一も彼女の大ファンである。
作中ではともさかりえと人気を二分するアイドルという設定があり、これは初代ドラマで美雪役を演じたのがともさかりえによる作中設定。
幼い頃からウェーブがかった髪をしていて、デビューしたての頃はカチューシャを付けていた。パチンコ版では原作よりも髪が長くて大人っぽい(本当に36kgなのだろうか…?)。
気丈で勝気な振る舞いをとっているが、実は悲しい過去を持っている。
たまに博多弁が出ることもあり(好物からして)、もしかしたら昔住んでいたのかもしれない。
File:3『雪夜叉伝説殺人事件』にて初登場を果たし、意地悪な先輩女優が吸っていた煙草を分捕って咥えながら悪態をつくという衝撃的なデビューを飾った。もちろん、これは嫌がらせに屈しない意思を見せつけるための演技で、周囲に見せていたわがままな態度も過酷な芸能界で押しつぶされまいとする健気な意思の表れであり、根は素直で年相応のいい子である。
明智健悟の推理ミスで容疑者にされそうになるも、金田一により救われ、以降は彼に好意を抱いている。
二度も雪山で殺人事件に巻き込まれ、二度も誘拐され、冬用の防寒着の写真でトラウマに気付かれた、明るい笑顔とは裏腹に氷河期続きだった子(金田一にダジャレでペンギンに例えられたこともある)。
金田一と初デートする際には縞々のニーソックスを着用していた。
水着姿(セクシーだが、美雪よりも胸は控えめ)や町娘姿(素人の美雪に負けそうになっていた)など、何かと美雪と張り合うことが多く、美雪が玲香にコンプレックスを抱く場面もある。
一の妄想内で後ろ姿だけオールヌードになるというサービスカットをやってのけた。
『金田一37歳の事件簿』では金田一や七瀬美雪と同じ37歳となっている。既に芸能界を引退しているようで、花屋を営んでいる。卒業を控えた高校3年生の息子がいることも判明している。ただし、金田一はその息子の父親について「玲香ちゃんの旦那さん」ではなく「息子さんのお父さん」と呼称し、その父の動向について「まだ…?」という問いかけに玲香が「ええそうね…」と答えており、何らかの複雑な事情があるらしい(息子も実子ではなく養子の可能性もある)。なお、これらの事情に関連した「事件」が、金田一が謎を解きたくなくなった動機であるとされているが最終話となった132話で彼女の恋人(名前は不明)が事件を起こし、金田一がその事件を解決したから、なおその際に玲香は妊娠していたことを明らかにした。
過去(ネタバレ注意)
『タロット山荘殺人事件』では所属事務所とのトラブルで父・速水雄一郎(50)の経営するペンションに雲隠れしており、金田一一行を呼び寄せたところで事件に巻き込まれる。
そして、実の父親だと思っていた雄一郎が血の繋がりがない赤の他人で実父を手にかけた強盗犯だったこと、雄一郎に拉致された末に彼の娘として育てられていたこと、そして自分のマネージャーであった小城拓也(23)が事件によって生き別れた実の兄だったという衝撃の過去が明らかになる(本来の名は「梓」。兄は8歳で記憶喪失になる。この実父と後に判明する実母の関係は不明。実父の名前が不明な為、拓也と梓の元の名字も不明)。
速水オーナーが所持するアルバムに載っていた一番古い写真は3歳頃で、芸能界入りしたのは5歳ごろと発言されている。
事件当時、兄と共にその現場に居合わせたのだが、父が絞殺されるのを見たショックがトラウマとなり、首に何かを巻きつけるのを無意識に嫌がるようになった(タートルネック、細めのペンダントは平気な様子)。それをきっかけとして二人の関係が明らかになり、受け入れがたい真実をつきつけられたショックで雪の降りしきる山へ衝動的に飛び出してしまう。雪崩に襲われたところをかけつけてきた兄に救われるが、兄は眼前で雪崩に飲み込まれ果ててしまうのだった。
その後、玲香は遠回しな表現で速水オーナーと小城に感謝していることを金田一との会話で語った。
事務所とのトラブルや真実を知ったショックで疲れ果てていた彼女はアイドルを引退しようと考え、美雪と一の仲を認め身を引くそぶりも見せたが、大勢のファンの励ましや金田一一の言葉によって現役続行を決意。美雪に対しテレビを通じて自作の新曲「あきらめないわ」で前言撤回的に宣戦布告した。
後の『速水玲香誘拐殺人事件』において女優の三田村圭子(45)が実母であることが示唆されたが、本人からの願いによって事実が伝えられていないため、玲香は真実を知らない(ただし、明太子おにぎりを黙々と食べる時に意味深な表情を浮かべていた)。
速水オーナーは「玲香の実母(圭子?)は玲香が小さい頃に病気で死んだ」という大嘘を教えていたが、自分の正体を隠す以外の意図はあったのかは不明。
兄と実父は顔がそっくりで、玲香と実母は顔がそっくりであるが、実父と玲香、実母と兄の関係は不明(死んだ従兄を忘れている少女や二人の義理の父親に育てられた娘がいるようでは…)。一応、昔あった公式サイトでは、拓也の父は「玲香の実父」と記述さていたが、名前ぐらいは設定して欲しいものである。
兄は実父を殺された憎しみを玲香に共有させようとしたが、玲香は「もう止めて」、「一体誰を信じたらいいか分からない」と発言した為(おそらく読者も同じことを思っている)、家族構成については議論の余地が残っている。
兄は速水雄一郎を見て忌まわしき記憶を取り戻したが、再会した玲香を「梓」の名前で呼ぶことがないまま終わった(ただし、玲香はハッキリ小城を「お兄ちゃん」と呼んだ)。
『タロット山荘~』序盤では、玲香が金田一を巡る恋敵である美雪と小城がくっつくのを期待し、二人を隣り合わせの部屋に泊まらせるという名(迷)エピソードが描かれた(その際に、玲香は小城に「七瀬さんに夜這い掛けちゃいなさい」と後押しをした)。間接的に兄の殺人計画、義理の父の死亡事故を助長したと批判されそうだが、玲香の「人殺し!」発言を和らげる為の配慮なのだろう。
『錬金術殺人事件』では玲香が人気アイドル・夕凪はるかの後釜としてトップアイドルの座に着いたことが判明し、その際に、玲香が同業者のライバルであり、親友の夕凪はるかの為を思って役を演じていたことが明かされている。夕凪はるかとは、メール交換するほどの親しい仲であり、はるかは覚醒剤漬けになって息絶える直前に、玲香に「主演で出る予定だった映画の相手役(助演)を玲香にやって欲しかった」というメッセージを残した。
夕凪はるかが主演で出る予定だった人気映画の主役を演じたのは深森蛍だが、実際に人気が出たのは助演の玲香であり、言わば、はるかと玲香はダブル主人公だったのだ。
話の中では説明されていないが、夕凪はるかと彼女の実兄の容姿と関係性が、玲香(梓)と拓也の関係を連想させるものとなっていて、事件の最中に玲香の心の中で過去がフラッシュバックした可能性大である。同事件は玲香が『タロット山荘~』を髣髴とさせる縞々ニーソ(アニメ版は白ニーソ)を履いていたり、玲香が有名RPGのメインヒロインよりも人気なサブヒロインにそっくりな格好をしていたりする徹底ぶりで、アイドルになれそうな美女なのにマネージャー止まりのキャラクター(元アイドルな点が拓也とは異なる)も登場している。
この漫画のメインヒロインである七瀬美雪と金田一一の関係にヤキモキし、最後に仲直りするといういつもながらの女同士の友情も描かれた(この時の片想いの描写は『悲恋湖伝説殺人事件』のとあるシーンの美雪に似ている)。
『速水玲香と招かれざる客』では、脱獄囚に名前を『上玲香』と間違えられた(何かと名前で遊ばれる子である)。
話によっては「過去の首のトラウマが直ったのでは?」と思わせる描写もある(作画ミスではなく、意図してそうしている可能性もある)。
玲香は本作には珍しいメタ発言をした人物で(ちなみに営業スマイル付き。流石はアイドルである。)、『タロット山荘~』も被害者が死ぬ時に欄外に作画担当の突っ込みが書かれていた。
出演者について
アニメ版で担当声優の飯塚雅弓氏はセガサターンソフト「金田一少年の事件簿 星見島悲しみの復讐鬼」では七瀬美雪を演じていた。
また、中山エミリのパロディの人物である三浦エミリも後に原作金田一に登場することとなった。
関連タグ
金田一少年の事件簿 アイドル 不幸 不遇 もう一人のヒロイン
KANON:雪国舞台のアダルトゲーム。雪山で殺人事件に巻き込まれる玲香の影響かは定かではないが、美雪そっくりの名前で、ペンギン似のヒロインが登場する。アニメ版で玲香を演じた飯塚雅弓氏は、この作品では沢渡真琴を演じた。
茅ヶ崎千春/本庄さくら:アイドルデスゲームTVに登場する類似したキャラクター。こちらは玲香ほど精神的に強くなかった為に再起不能に陥った。