CV:平田広明(TVアニメ)/二又一成、藤原啓治(ゲーム版)/黒田崇矢(パチンコ版)/
利重剛(ドラマ版第1・2シーズン)、渡辺大(ドラマ版第5シーズン)
概要
フリールポライター。いつき陽介はペンネームで、本名は樹村信介(きむらしんすけ)。
「悲恋湖伝説殺人事件」にて初登場。本エピソードではとかく陰険でいけ好かない人間という印象が強い描写であったが、後に一度認めた人にはとことん信頼を寄せ、自らもまた多くの人間に慕われていることが判明する。
以降、自らの職業による取材力を活かして一の推理のサポートをする頼もしい味方となる。
ヘビースモーカーであり、一日にショートホープを2箱以上吸う。
最近ではある事情で幼い少女を引き取ったことから、タバコを吸う本数が少なくなっているらしい。
人物
正論は言うが外見と悪態も相まって初対面の人物には良い印象を抱かれない。最初はずっと孤立無援で生きてきたと話していたが、実際は周囲の人間からの人望も厚く、初登場時の性悪な性格はどこへ行ったのやらと思わせるほどの好人物。(むしろレギュラー化によって設定や性格描写が変化した明智健悟と同じといったほうがいいかもしれない)
彼を知る人物からも「昔はイケイケだったのに最近は丸くなった」と言われており、その時のことを一と懐かしんでた。
読者の間ではこの性格の変化を「初登場の時は恋人と別れた直後で色々ストレスを溜めてたのではないか」と見る声もある。
ルポライターらしく、飯のネタになりそうなタネへの食いつきは良い。一方でライターとしての倫理観は捨てておらず、被害者などを考慮して無暗に情報を公開することは避けている。初登場時の事件においても、事件を小説のネタにしようと悪びれもせず被害者の身内にインタビューをしようとしていた一方、事件の犯人の生い立ちにまつわるある秘密を知り、真相を世間の好奇の目に晒してはならないと思い直している。
過去に船の沈没事故に巻き込まれた影響で水に対しトラウマを抱えている。……なのに、時には平然と船に乗っていたりプールに飛び込もうとしたり(後者は一から「アンタ水恐怖症じゃ」と突っ込まれる始末)と、その設定が忘れ去られている描写がある。思い出したかのように「蟻地獄壕殺人事件」でそのことを振り返ることに。
物語的に解釈すれば、水には入れるが長時間潜ることはできない可能性がある。
活躍
「金田一少年の殺人」では、一が冤罪をかけられた事に責任を感じて全力でサポート。
優れた情報収集能力で「速水玲香誘拐殺人事件」では容疑者の裏事情を調べ上げ、一に犯人のミッシング・リングを探る手助けをした。
だが、何より凄い活躍を見せたのが「怪盗紳士の殺人」だろう。
一に頼まれたからというそれだけの理由で、わずか数時間のうちに沖縄の波照間島まで飛び、ある人物の証言が確かなものかを確認してくれたのである。
何という便利人……もとい頼もしきお方である。
一方、「天草財宝伝説殺人事件」では元恋人である最上葉月と再会してヨリを戻しかけたのだが、彼女を犯人に仕立て上げられた上で殺害されるという悲劇に見舞われた。
本編より未来の時間軸である『金田一37歳の事件簿』にも登場。変わらずにルポライターをやっているが、孫ができるのもあって副流煙を出さない電子タバコを愛用している。
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サンジ:『金田一』と同じく東映アニメーションが製作する『ONE PIECE』の登場人物。中の人繋がりでありヘビースモーカーでもある。