概要
FILE19にあたる長編。このエピソードをもって、当初の単行本は27巻で一区切り。
続く「魔犬の森の殺人」からの長編は、雑誌連載当時はFILE20であったが、単行本化でCASE1…として収録されるように。文庫本化にあたっては、通番のFILE20に戻っている。
アニメ化とドラマ化もしている。
メイントリックはかなり難しく、漫画ならではの仕掛けが施されている。
また、原作とアニメではとある人物が初めて事件に関与した事件となる。
あらすじ
身代金は1億円。しかも、どういうわけか犯人「道化人形」は、身代金の受け渡しの相手として、ハジメを指定してきた。犯人の出す困難な要求に応えながら、ハジメは身代金受け渡しの場所まで走る。だが、今一歩のところでハジメは犯人と接触することができなかった。
激しい後悔に身を焼かれながら、ハジメの脳裏にある「疑問」が浮かび上がった。
怪人 道化人形 / 影法師(ドラマ版)
ピエロのような派手な装いをした誘拐犯。ボイスチェンジャーを使用しており、見た目から愉快犯を思わせるが潔癖症と思われる発言もしている。事件解明後、この名前の真意が明らかになる。
ドラマ版
影を思わせる全身黒尽くめの怪人物。パソコンを用いた合成音声でやり取りを行う。