概要
阿笠博士が小さくなった主人公・江戸川コナンをサポートするために開発した発明品。
技術力はかなりの評価をされているらしく、公安警察の安室透からも、手放しで称賛されている。だが、「博士、何で特許とか取らないの?」とは聞いてはいけない。
(特許どころか、使用許可を取っているのかどうかさえ永遠の謎である)
阿笠博士のスタンスは、スポンサーを持たず自分の作りたいものを優先することで、コンセプトも建設的なものより子供が喜ぶ遊び心と警察や探偵に協力する治安維持・事件解決貢献を優先しており、金銭・経済より趣味の延長的性質が強い。一例として、弁当箱型FAXに本物のおかずを入れている。
ただし、どう考えても警察に見つけられたら逮捕案件の物があるのは何故だろうか。
なお、明らかに犯罪になるような物(公文書偽造に該当する偽造パスポートなど)は依頼されても作成を拒否している。このため、コナンは本来の姿に戻り本物の身分証を使わなければ海外に渡航できない(ホームズの黙示録、紺青の拳)。灰原の場合は身分証そのものを持たずに脱走してきたため、仮に元の姿に戻っても寝返るか全て終わってからでない限り更新や再発行ができない状況にある。
ちなみに『まじっく快斗1412』では知人の依頼で彼のアイテムも作っているらしい(もちろん真相は知らずにだろうが)。
ボイスレコチェンジャーなどの一部の発明品の中には、実際に発売されたものもある。
一方で連載開始から20年以上経過した現在でも、オーバーテクノロジーとしか言いようのない品も多く、比較的リアルな世界観の中で若干浮いている。
なお、発明品の材質自体は普通なのか、耐久性はそれ相応なので、銃撃や強い衝撃を受けたりすれば、普通に壊れてしまう。外見上は問題無くても、内部が故障していることもある。また、メンテナンスに出していたり、頻繁に使っていなくてもバッテリー切れになっていることもあるため、完全に万能という訳ではない。
発明品リスト
名前 | 初登場 | 使用目的 |
---|---|---|
蝶ネクタイ型変声機 | 1996年 | 自分以外の声が出せる |
腕時計型麻酔銃 | 1996年 | ターゲットを眠らせる |
キック力増強シューズ | 1996年 | 犯人の逮捕 |
犯人追跡メガネ | 1996年 | 関係者の追跡 |
伸縮サスペンダー | 1996年 | 引く時の力が増える |
DBバッジ | 1996年 | 少年探偵団の交信 |
ターボエンジン付きスケートボード | 1996年 | 移動・捜索や犯人の追跡 |
腕時計型ライト | 1999年 | 明かりを灯す |
マスク型変声機 | 2000年 | 自分以外の声が出せる |
どこでもボール射出ベルト | 2003年 | サッカーボールを好きな時に出せる |
チョーカー型変声機 | 2015年 | 自分以外の声が出せる |
現在不使用あるいはゲスト的登場
名前 | 初登場 | 使用目的 |
---|---|---|
弁当型携帯FAX | 1996年 | FAXで連絡をする |
イヤリング型携帯電話 | 1997年 | イヤリングで連絡 |
ノート型電子マップ | 1998年 | 周辺のマップ表示 |
ボイスレコチェンジャー | 1999年 | 自分以外の声が出せる |
トロピカルレインボー | 1999年 | 爆発すると七色に光る爆弾 |
リュックサック式パラグライダー | 劇場版第8作 | 空を滑空するため |
カフスボタン型スピーカー | 劇場版第9作 | 盗聴及びメガネによる追跡 |
小型酸素ボンベ | 劇場版第11作 | |
高性能ドローン | 劇場版第22作 |
犯人の犯沢さんで登場
弁当型スマホ
先述の弁当型faxの後継機にして博士が特許を取ったとされる大変珍しい発明品。スマホショップに売り込んで断られていた所を、場に居合わせスマホ購入に悩んでいた犯沢さんに譲渡され、以降彼(彼女?)に使用されている。